べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

仏恥斬

『盗難の仏像1体、韓国から長崎・対馬に戻る』

(読売新聞 2015/7/18)

 

以下一部引用。

 

「2012年に盗まれ、韓国に持ち込まれていた国指定重要文化財銅造如来立像」(高さ38・2センチ)が18日、約2年9か月ぶりに所有者の長崎県対馬市の海神神社側に引き渡された。

 

(略)

 

 如来立像は12年10月に同神社から盗まれ、窃盗団の刑事裁判終了後も韓国で保管されていた。韓国最高検は15日、「国内で所有権を主張する寺社や団体がない」とし、日本側への返還を発表。「盗難当時の所有者だった神社が(所有の)正当な権利者とみるのが相当」として返還が決まった。

 一方、対馬市の別の寺で盗まれた長崎県指定有形文化財観世音菩薩坐像」については、韓国の寺の訴えで移転禁止の仮処分決定が出されて返還されておらず、日本政府が返還を求めている。」

 

文化財の不法な輸入、輸出及び所有権譲渡の禁止及び防止の手段に関する条約」というのがありまして。

 

○こちら===>>>

ユネスコ関係条約一覧/Conventions:文部科学省

 

文部科学省が「ユネスコ関係条約」とひとくくりにする中の一つです。

簡単に言えば、「条約を締結した国同士では、それぞれの国の文化財の不法な輸出入については禁止しましょうね」、というものです。

日本も韓国も参加しています(国内法の整備は、日本は結構遅かったようですが)。

 

対馬から仏像2体が盗まれて、それが盗品であることが韓国での刑事裁判で確定しているのに、何故か日本に戻ってこなかったんですね。

かつて韓国から盗まれた(盗んだのが、大日本帝國の誰かなのか、豊臣秀吉配下の武将の誰かなのか知りませんが)ので、韓国で所有権を訴える人のところに戻すことになったらしいです。

いや、韓国内の話なので知りませんけど。

もちろん日本側としては、「いやいや、盗まれた時点の所有者ははっきりしているんだから、返しなさい」と。

お互い「文化財の不法な輸入、輸出及び所有権譲渡の禁止及び防止の手段に関する条約」の批准国でしょう、と。

 

やっと1体は戻ってきたわけですが、もう1体は、「韓国の寺の訴えで移転禁止の仮処分決定が出されて返還されておらず」、ということは、この韓国の寺が所有権でも名乗り出ているのか。

所有権をどうやって証明するんでしょうね。

何年から何年まで寺にあって、何年になくなったのか、わかる資料があるんでしょうか。

それがどうやって日本にやってきたのか、証明できるんでしょうか。

 

日本のお寺は、そんなこと証明する必要はないんですよ。

だって、韓国の司法が盗人を有罪にしているんですから。

盗まれたときに、その寺にあったことは確実です。

しかも、県の指定有形文化財ですから、それなりの調査がされているのです。

 

 

「まず、返せ。話があるならそれからだ」

 

 

さて、いつ戻ってくるんでしょう。

住職さん、檀家のみなさまには何と申し上げていいかわかりません。

 

 

 

 

あ、仏様は、こんなことで怒ったりしませんよ(多分)。

何しろ、悟っておられますから(多分)。

怒るのは、仏様の役目ではありません。

不動明王とか、大黒天とか、曠野鬼神とか、いろいろいらっしゃいますから。

 

 

(元記事)

www.yomiuri.co.jp