べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

四次元創作

『TPP著作権条項への反対署名、コミケや二次創作への萎縮効果を懸念』

INTERNET WATCH 2015/7/23)

 

以下一部引用。

 

「thinkTPPIPでは、TPP(環太平洋経済連携協定)における著作権など知的財産権の条項について、各国の利害対立の大きい知財条項を妥結案から除外し、海賊版対策のような異論の少ない分野に絞ることや、条項案を含む情報公開を求める緊急声明案を2月23日に公開。68団体・283人の賛同を得て、3月13日に内閣府に声明を提出した。

(略)

著作権侵害非親告罪化については、「厳密に言えば違法だが権利者に実害がない限り問題視はされていない多くの利用」を萎縮させる恐れがあり、二次創作や新たなネットビジネスなどに与える影響を危惧している。

(略)

また、米国での知財訴訟の増大と賠償金や訴訟費用の高騰を招いた主因とされる法定賠償金の導入など、さまざまな条項についても交渉の現状は明かされていないと説明。日本は、米国で新ビジネスやアーカイブ、パロディ表現の原動力とされる「フェアユース」のような柔軟な著作権の一般例外規定を持っておらず、法定賠償金など相手国に都合の良い部分だけを導入するのは、「日本型のルールに米国型のルールを接ぎ木するようなもの」で、経済・文化における日本の活力が削がれかねないと懸念を示した。

(略)

文化に与える影響については、「日本の文化は、言ってみれば許し合う文化。契約や権利のことをそんなに厳密には言わない。しかし、このくらいはいいじゃないかということで、許し合う文化というのを持っていると思う。そこにはもちろん悪い点もある。しかし、日本のオタク文化や新しいビジネスなど、強みにつながってきたことも事実だと思う。それに対して、言ってみれば弁護士主導、裁判主導の全く違う米国の著作権のルールを持ち込んでしまえば、そうした日本の文化の良い点が害されてしまう可能性は十分にある。そしてそれは、一度壊されてしまえばもう取り返しはつかないかもしれない。そのことを懸念している」と語った。

(略)

赤松氏は、「現場の意見としては、やはり非親告罪化が興味のある点。具体的にどのようなことが起こるかと予想すると、急にコミケの参加者が逮捕されるといったことはすぐにはないだろうが、それを恐れるあまりに、まず萎縮する。そして実際には、通報合戦が起こるのではないか。お前のサークルは違反しているから通報してやるといった、いやがらせ合戦ですね。以前、『黒子のバスケ』事件というのがあったが、漫画家に対する嫉妬とかが積もり積もって、いやがらせがエスカレートしてしまう。そういういやがらせが横行して、文化や場が停滞してしまう。実際問題としてはそれが一番起こりそうで、懸念している」とコメントした。

 コミケなどの場に与える影響については、「著名な作家の方にもコミケ出身者は多いが、最初はパロディでスタートして、そこから練習してプロになっていくというのが、日本では一般的な道になっている。そこに萎縮が入ると、日本の漫画界全体のパワーが落ちるのではないかと言われているし、私もそう思う」と語った。」

 

デザインの流用や、パロディについては、普通に商業誌でもあったりしますから(許諾はとっているものと思いますが)、なんとも言えないのかな、と。

一方で、自分の好きな作品を二次創作して、それを発表したいという気持ちはよくわかりますし、パスティーシュなんかそれに近いものがあるので、元作品の価値を貶めるものでなければありなのではないか、と思います(あえて論争を巻き起こすような二次創作も、必要な時期があるのかもしれないですし)。

しかし、なんといいますか。

「厳密に言えば違法だが権利者に実害がない限り問題視はされていない多くの利用」を萎縮させる恐れがあり、二次創作や新たなネットビジネスなどに与える影響を危惧している。」っていうのがどうも……これだけ二次創作が氾濫すると、権利者が全てをチェックするわけにはいかないのですから、「実害はない限り問題視されていない」というのは、二次創作をする側の開き直りのようにも思えます。

作者の側は、二次創作する側の、「作品やキャラクターへの愛情」を、性善説を信じるしかないわけで。

それがコミケで大幅な売り上げを出していたりすると、「なんだかなぁ……」と思ってしまったりもします。

まぁ、大手さんはオリジナルコンテンツで頑張っておられるでしょうし、業界全体の性善説を信じないといけないとは思いますが、そこに甘えるのもいかがなものかと。

二次創作を許諾した作品しかコミケでは販売できないことになっていましたっけ?

そういった、業界全体の同意を形成していくことを、今までおろそかにしすぎだったのではないでしょうか。

 

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あと、「以前、『黒子のバスケ』事件というのがあったが、漫画家に対する嫉妬とかが積もり積もって、いやがらせがエスカレートしてしまう。そういういやがらせが横行して、文化や場が停滞してしまう。」……これってTPP関係あります?

今ひとつ関連がわからないのですが。

むしろ、巨大掲示板をがんがん規制しないといけないのでは?

誹謗中傷の嵐でしょう?

 

(元記事)

internet.watch.impress.co.jp