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天岩戸

『中国の葬式でストリップ取り締まり強化 弔問客が来ない懸念も』

(NEWSポストセブン 2015/7/25)

 

以下一部引用。

 

「中国の農村部では、葬儀でストリップショーを行うことが恒常化しており、中国文化省は「農村における文化市場の経営秩序を乱し、社会の気風を傷つけた」などとして、ショーを禁止する声明を発表。警察と連携して摘発に乗り出している。


 これに対して、農民の間からは「ストリッパーを呼ばないと、弔問客がだれも来なくなる」と反発している。中国各紙が伝えた。

 

今年2月に河北省邯鄲市の村で行われた葬式で、子供も含めた葬儀の参列者たちが見つめるなか、「赤いバラ歌舞団」の女性メンバーによるストリップを披露。江蘇省宿遷市で同月行われた葬式でも、ストリップショーが行われた。

 

(略)

 

中国では葬儀の参列者が多いほど、死者への弔いや尊敬の気持ちが表すことが出来、死者も死後の社会で幸福になれると考えられている。このため、葬儀主催者は1人でも多くの参列者を集めるために、余興としてストリップショーを開くことが日常化しているという。

 

(略)

 

ネット上では、「中国の農村部はいまだに封建的で、無知な人が多い証拠。とはいえ、農村部には娯楽が少なく、冠婚葬祭くらいしか楽しみがなく、どうしてもセレモニーが派手で、えげつなくなってしまう傾向が強い」との書き込みもみられている。」

 

地方の風習なら別にいいんじゃないかと思います。

死者の送り方なんて、それぞれですし。

「中国では葬儀の参列者が多いほど、死者への弔いや尊敬の気持ちが表すことが出来、死者も死後の社会で幸福になれると考えられている。」というのが、真に儒教的だとは思いませんが、冠婚葬祭に脱日常を求める庶民のたくましさ、とも思えますし。

 

 

ただ、ネット上の声の、「いまだに封建的」っていうのはちょっと意味が違うと思います。

「近代的」の対義語として使っているのでしょうが、葬式にストリッパーを連れてくることのどこが封建的なんだか。

 

 

いつも思うのは、中国共産党が文化を語るな、ということで。

文革の総括をしてからにしなさいな(あれ、してましたっけ?得意でしょ、総括)。

 

 

(元記事)

www.news-postseven.com