べにーのDoc Hack

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オニート(鬼のようなツイートby『タチの悪い流れ』)

Twitterで「クソ馬鹿ハゲ野郎」 匿名アカウント、実は新潟日報の報道部長だった…… 新潟日報「調査のうえ対処する」』

(ねとらぼ 2015/11/24)

 

以下、一部引用。

 

 

「匿名であることを利用し、Twitterで多数の“暴言”ツイートを投稿していたアカウントが、実は新潟日報社上越支社)の報道部長であったことが判明し、大きな騒ぎになっています。新潟日報社に確認したところ、当該アカウントが同社の報道部長であるというのは「事実です」とのこと。また今後の処遇や対応については、現在事実関係を調査している段階で、調査が終わり次第「社として対応すべきことがあればしていく」とコメントしました。

 

 問題のアカウントは、以前から「反レイシスト」をうたい、Twitter上で「歪んだナショナリストの身内をすべて戦場へ送り込め!」レイシストはすべて死ね」「お前の赤ん坊を、豚のエサにしてやる!」など、過激な発言を繰り返し投稿。しかし11月20日から23日にかけ、新潟水俣病訴訟の弁護団長を務める高島章弁護士とTwitter上で議論になり(ここでも高島弁護士に対し「クソ馬鹿ハゲ野郎」などの暴言をツイート)、高島弁護士が同アカウントの持ち主について調査したところ、新潟日報社の報道部長であったことが明らかになった――というのが一連の流れです(Twitterでは本名なども明らかになっていますが、ここでは伏せます)。

 

 その後問題のアカウントは、Twitterで「アルコールを飲んでツイートをしていたところ、高島氏があ私に関してツイートをしていることに腹を立て、高島氏を侮辱するツイートしてしまいました」(原文ママ)と高島弁護士に謝罪。さらに翌24日には、編集局の幹部とともに高島弁護士のもとを訪れ、一連のツイートについてあらためて謝罪しました。

 

(略)」

 

昨日から、そちら(?)界隈で盛り上がっていた(らしい)話題。

要約すると、

 

 

「件の人物、弁護士氏と議論になる

 ↓

 件の人物、弁護士氏に暴言を吐く

 ↓

 弁護士氏、件の人物が「新聞社の○○氏」ではないか、と推測・調査

 ↓

 件の人物が「新聞社の○○氏」と特定される

 ↓

 弁護士氏、「新聞社の○○氏」の情報をアップする

 ↓

 件の人物、弁護士氏に謝罪

 ↓

 件の人物、「新聞社の○○氏」として直接弁護士氏に謝罪」

 

 

ということらしいです(私が把握している情報でのまとめで、順序など間違っている可能性がありますので、鵜呑みにせずご自身で検索なり調べるなりしてください)。

で、私が一番よくわからなかったのが「件の人物が「新聞社の○○氏」ではないか、と推測・調査」というところで、これはTwitterのアカウントとかサーバとかを調べることでたどり着ける情報なんでしょうか。

素人でもできるんでしょうか。

それとも、プロに依頼されたんでしょうか。

 

 

あと、Twitterでの暴言が、特定の個人に対して向けられた場合に、脅迫とか威力業務妨害とか名誉毀損とか成立するんでしょうか。

もし成立するなら、弁護士氏は、件の人物の身元をネットに晒すより、そういった手段をとる、という方法もあったのではないか、と愚考します(その結果、最終的に身元がばれる可能性は十分にありそうですが)。

私、Twitterにくわしくないので、匿名アカウントがどのように取得できるのか、そこでの発言はどの程度保存されているのか、アカウントを削除したらツイートも削除されるのか、そういったことがよくわかりません。

例えば弁護士氏が、アカウントを削除して相手が逃げ出すのを防ぐために情報を晒した、ということだとしても、弁護士氏が件の人物の情報を適正な方法で入手していたのであれば、警察に通報するなどの方法もあったのではないか、と思うのです。

うーん……私の考えが浅いのか、現行の法制度がネット社会に適応していないのか……。

 

 

ただ、件の人物のツイートとされる、「お前の赤ん坊を、豚のエサにしてやる!」って、明らかに特定の誰かに向けられていますよね?

これ、通報したら警察動いてくれないんでしょうか。

 

 

酔ってくだまくくらい、人間ですからあるでしょう。

ただね、相手が悪かったとはいえ、報道部長といえばジャーナリズムの筆頭みたいなものでしょう。

議論ではなく暴言しか吐けなかったのか、というのが残念です。

それも舌禍で炎上って……商売道具はなんなんだ、って話です。

 

 

ま、ジャーナリストなんてそんなものなのかもしれないですけどね。

 

 

このニュースを見て、ますますTwitterだけはやめておこう、と思いました。

 

 

(元記事)

nlab.itmedia.co.jp