『「自衛隊の町」で訴え実る=安保法制推進の和田氏ー衆院北海道5区補選』
(時事ドットコム 2016/4/24)
自民候補と、無所属候補の選挙戦は、かろうじて自民候補が勝利したそうです。
圧勝、というわけではないので、政権側は兜の緒を締め直している、という報道もありました(読売新聞だったかな)。
地盤、看板を受け継いだ、前職(町村氏)の娘婿が当選する、という世襲選挙をいかがなものか、と考える人もいるかと思います(個人的には、優秀であれば世襲でもかまわんのですけれど……小渕さんとこみたいにやらかしちゃうとねぇ……)。
無所属候補の池田氏は、ソーシャルワーカーという肩書きを名乗り、その職歴をみれば親近感がわきますので、頑張ってほしいと思わないでもなかったのですが、応援する野党がねぇ……残念な感じです。
以下、一部引用。
「一方、敗れた無所属新人の池田真紀氏は、北海道江別市の選挙事務所で「権力に負けたがこの確かな一歩を希望に変えていきたい」と敗戦の弁を述べた。安保法制廃止を旗印に、市民と政党が連携する新しい形の選挙戦を展開したが、自民、公明両党の固い組織票を崩せなかった。」
ただ、この発言にはちょっと違和感がありました。
「権力に負けたがこの確かな一歩を希望に変えていきたい」
これ、たぶん編集されていると思うのですが、そのまま口走ったのかな。
「選挙に負けた」ことは、「権力に負けた」ことなんでしょうか。
その権力って、現政権のことで?
それとも、投票した選挙区のみなさんのことで?
うーん、たぶん「政権政党の公認候補の勢力に負けた」と言いたいんでしょうけれども……記事の取り上げ方(編集されているとして)もかなり恣意的ですよね(……時事ドットコムだからか)。
「市民と政党が連携する新しい形の選挙戦を展開した」
これって新しいのかな……つまり、「市民」も「政党」も、彼女を勝たせることができなかった、という意味では、中途半端だったんじゃないかと思えますが。
(元記事)