べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

楽器に挫折し続けるおっさんが今更気づいたこと

ギター、弾いてますか〜?

これでも、頑張って1日1時間は弾くようにしているのですが、もちろん劇的な上達はなく、むしろだんだん下手になっている気さえする日々です。

がくり。

大村孝佳さんの教則本のエクササイズフレーズ、少し覚えてきました(覚えただけで、弾けてないですよ)。

最初のほうのエクササイズが、高音弦(1、2弦)を多用する感じなので、早く錆びる罠。

未だにピックの持ち方が安定しない(というか、右手の握力もないので、ピックを持っていられない)。

汗か、脂か、手が滑らない滑らない……。

そんな私ですが、最近ようやく気づいたことに、左腕には、「弦を押さえる力、放す力」の他に、「左右に移動する力」もいるらしい、ということでした。

早弾きだけでなく、パワーコードでのバッキングでも、早い移動というのが必要で、そのための筋力が私にはあんまりない、と。

なので、パワーコードで、速めのコードチェンジがぎこちなくなってしまうのかな、と(ちゃんとピッキングしてないというのももちろんありますが)。

何でも筋力に還元するのも乱暴、とはいえやっぱり筋力がないことには。

「どうして弾けないのかなあ」という疑問が、「筋力不足」だとしたら、まだ希望が持てるじゃないですか(筋力がついても弾けなかったら、そりゃ才能で諦めます)。

 

 

ギタリストなら誰でも持ってる“脳内コード・ブック

ギタリストなら誰でも持ってる“脳内コード・ブック"覚醒法(CD付)

  • 作者: 藤岡幹大,ヤング・ギター企画編集部
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック
  • 発売日: 2017/02/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 それから、音楽理論的なものを、↑藤岡幹大先生の本で再勉強。

トライアド、セブンスコード、ダイアトニックといったワードは何となくわかっていても(トニック、ドミナントサブドミナントとか)、あらためて覚えようと思うとまあ入らない入らない。

それでも何とか読んでいるのですが、あるところまできて、立ち止まる。

前に、ギターの指板には音名が書いていない、という文句をつけたことがあって、音名を全部書き出してみました。

でも、やっぱり本来は、あるルート音に対して、II度、III度、IV度といった感じで、どこに何度の音があって、それが今のコードで使える(響きが汚くないかどうか)のかどうか、ということを覚えるほうが、応用も効いていいと思うんですね。

ところが、これが何とも進まない……一つのパターンを覚えて、それを応用する、というのが苦手な私のASD系の脳みそなので(コードは何とかなるのですが、スケールとなると一つのパターンについて覚えることが増えるので、さらにそれを応用しようと思うと脳みそがついていかない)、全部の形を覚えるのが実は早い、でも記憶容量はそれほど多くない……といった課題でぐるぐるしていて、いやそうじゃない、と。

多分私は、一つのものに複数の側面が存在する、ということを認識するのがそもそも苦手なのですね(人間関係含めて)。

なので、ギターの音名を、「C」とか「D」とか覚えても、ギターの特性上その音には「5弦3フレット」とか「4弦開放」といった側面もある(TAB譜上の名前とでもいいましょうか)、さらにそこに、あるルート音に対するインターヴァルでの音名(II度、III度とか)が重なると、

 

もう無理

 

です。

ピアノが比較的良かったのは、TAB譜上の名前がない(覚えることが一つ少ない)から、なのかもしれないです(だからといって、すぐさまコードの転回形が抑えられたのかとか、アドリブでテンション足せたのか、と言われると全くもって不可能でしたけど)。

うーん……自分で思っているよりも偏りが大きいな……。

ですので、楽譜(お手本)通りに弾くことしかできないですし、それが最終目標なんだろうなぁ……まあ、超絶難しい曲でなければ、楽譜通り弾けたらもう満足なんですけれど(ノリとかニュアンスとか、「何それどこに売ってるの?」って感じです)。

 

ま、がんばりますけども。