べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

(※ほぼネタバレ)さくら学院公開授業「大道芸の授業」1時限目

……当たっちゃった(今年二回目)、もので行ってまいりました公開授業「大道芸の授業」。

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二ヶ月連続で横浜にくることになろうとは……1時限目だったもので、自宅を早めに出て、台風一過の青空の下、何をしたわけでもないのにぐだぐだに疲れている体を引きずりながらはまぎんホールヴィアマーレへ。

 

前回は後方の席だったので、わりと全体が見渡せたのですが、今回は前のブロック……無用にでかい私は少し身を屈めていたので、舞台上があまり見えず……でも致し方なし。

影ナレ藤平華乃さん。

こうして聞いていると、ちょっと走りがちですがしっかりとした喋りをされます。

あの、チャイム直前の曲って決まっているんでしょうか……にわかを悟られぬように周りの父兄さんに合わせて手拍子してますが。

 

(※以下、ネタバレ……しかありません……発言者が違っている場合がありますが、記憶頼りなのでご容赦ください)

 

まずは森センセの登場。

たくさんの拍手に恐縮しつつも、

 

「ちょっと普段と違うんですよ、わかります?実はポロシャツなんです」

(会場シーン)

「僕のファッションなんてそのくらいの関心でしょ!」

 

的なやりとりから、

 

「実は、3キロくらい痩せてるんですよ。でも、誰も気づいてくれない。結構前に痩せたんですけどね。女子はそういうことに敏感だから、誰か気づくかな〜と思っていたら全然気づかない。仕方ないから自分から言いましたよ、「ちょっと痩せたんだよね〜」って。かろうじて岡田だけが「あ〜そういえば……」的な大人なリアクションでした……」。

 

森センセ、顔笑れ。

1時限目は、トーク委員長・岡田愛さん、日髙麻鈴さん、藤平華乃さん、有友緒心さん。

ええまあ、前回もそうでしたが、基本岡田さんを見に行ってます……愛知の星だから……(名古屋の星は今BABYMETALなもので)。

「めぐ、道具を使う授業のときはダダスベリするので」とさっそく自虐ネタとともにハードルを下げる岡田さん。

日髙さんはお手玉の経験があるそうですが、後々

 

「何個でできるの?」(森センセ)

「あ、二個です」(日髙さん)

「それ、普通だわ、普通の人類だわ」(森センセ)

 

と、そうでもないことがバレます。

どうやらOD(お笑い大好き)の藤平さん、有友さんは、公開授業で初共演らしく、

 

「共演NGなんですよ」(岡田さん)

「職員室的に?うるさいから?同じグループ内で共演NGってすごくない?」(森センセ)

「あと、百々子と真彩もです。KYG」(岡田さん)

 

……場を荒らしそうではありますな。

有友さんは、事前にちょっとボールを触ってみたところ、まともに放れなかったらしく、

 

「大丈夫なの?」(森センセ)

「8メートルは投げられます」(有友さん)

「そういう投げるじゃないよ!しかも8メートルって、その辺だわ!」(森センセ)

 

……ツッコミが大変そうで何より。

先生のハードパンチャーしんのすけさんの経歴が紹介されます。

受験生で大道芸を知り、東大合格、院(博士課程)まで進みながら、大道芸の道に入られた、と。

すごいな……さすがピーター・フランクル氏の門下、というところでしょうか。

 

「名前見て、(八木)美樹ちゃんが、『今日の先生、外国人だよね?英語喋らないと〜』って言ってました」(岡田さん)

「ハードパンチャーに反応して?しんのすけはどこ行っちゃったの?」(森センセ)

 

登場されたハードパンチャー先生、デビルスティックを華麗に操られます。

二本の棒を持って、一本のバトンのような棒を弾きながら、宙に浮かす、あれです。

 

「マジックかと思った」(日髙さん)

「糸見えないのに浮いてるよ〜って」(岡田さん)

 

……若干の倉島さんディスり、でしょうか……。

まずは、「大道芸の歴史」、ということで、最初からチャレンジするわけではない模様。

歴史というワードに、固まる人(藤平さん)あり。

まさか勉強からとは……。

先生から大道芸のイメージを聞かれ、藤平さんが「ピエロ」と書いて出すと、会場全体息を飲む……あれ?という表情の藤平さん、

 

「いやいいですよ!まともなこと書いちゃったから、すごい反応になっちゃいましたけど!」

 

の森センセフォローが入ります。

岡田さんも「ピエロ」、有友さんはバルーンアート(という言葉は出ませんでしたが、あの、くいくい風船曲げて作られる犬の絵が)、日髙さんは「ナイフ投げ」

 

「ナイフでジャグリング、っていうイメージが」(日髙さん)

「危険芸ですね。あと、人に向かって投げる、っていうのもありますよね」(先生)

「いいですね、あとで日髙やってもらおう。頭にりんごとか乗せて」(森センセ)

 

ピエロのイメージについてもちょっと掘り下げて、いろいろ出ていたような……藤平さんが、「やってみて」と言われて、ランニングマン的なのをやっていた気がします。

続いて、大道芸の歴史、ということで、一番古い記録は古代エジプト(紀元前2000年頃)、それから中国(紀元前1000年頃)、そしてギリシャ(紀元前500年頃)、それぞれ壁画だったり絵画だったりするそうです。

エジプトの時代から、手品があったことは知られていますからね……あれ、そうでもないのかな。

歴史の話だからなのか、岡田さんの食いつきがGoodです。

日本で、文献記録的に一番古いのは誰?、という質問で、

 

水戸黄門」(岡田さん)……「なんか、新しいもの好きな感じがするじゃないですか」(岡田さん)「助さん格さんも一緒にね」(先生)

「とよとみさん」(日髙さん)……「とよとみさん……の一番最初の人」(日髙さん)「秀吉?」(岡田さん)

「ひみ呼」(藤平さん)……(書く前に)「最後だけわかる!」(藤平さん)「書けたね、よかったね」(岡田さん)「先生、これは」(森センセ)「惜しい!」(先生)

「聖徳太使」(有友さん)……「何か、大使館的なものが強いですけどね」(森センセ)……書き直す有友さん……「正解!」(先生)

 

というわけで、水晶を投げる遊びをしていた、という記録があり(飛鳥時代っぽい」(岡田さん))、その遊びに使われた水晶がまだ国立東京博物館にあるようなので、「見に行きたい〜」(岡田さん)

そのあとは、まさかの「散楽」と「陰陽師」についてのガチ授業……「散楽」については、当初は公務員だったのが平安時代に入ると役所が廃止され、「芸しかできないので」巷に散ってそれで生計をなすようになったと。

 

陰陽師、って知ってますか?」(先生)

「なんか、こういうの……(と印を切る)」(岡田さん)

「日髙はちょっと陰陽師感ありますけどね」(森センセ)

 

陰陽師」についても、天文学から占いへ、下級の「陰陽師」は家々を巡って占いをするのに、様々な芸を見せていた、ということから、日本ではこれらが大道芸の元となった、と考えられています。

下層の人たちなので、歴史には残りにくい、というところまで教えていただいて……民俗学アナール学派に興味を持ったりしたらどうしようか(まだ早い)。

江戸時代になってそういったものが記録に残るようになり、そして……

 

「江戸の次は、何時代でしょうか?」(先生)

「え……」(藤平さん)

「ヒントはチョコレート」(岡田さん)……ここで誰かの鼻歌が入り、

「明治!」(藤平さん)

「よかったぁ……ロッテの可能性ありましたからね!」(森センセ)


明治になって、海外に飛び出した芸人たちの芸が受けて盛り上がり、戦後では1970年頃から大道芸復興の動きが始まり、また世界に広がりつつある……

 

「どうですかみなさん」(森センセ)

「深いですね」(岡田さん)

「何その当たり障りのない感想!」(森センセ)

 

いよいよ、ボールを使っての実践に。

まずはボール一つで、普通に投げ上げ、腕の下を通す、足の下を通す、背中でキャッチする、という練習。

女子だからでしょうか、結構あらぬ方向に飛ばすみなさんがいる中、超集中して才能の片鱗を見せる日髙さん。

有友さんが一番苦手そう……藤平さんと岡田さんが並んでいる感じでしょうか……岡田さんは、キャッチしそこねたボールが舞台中央に行ってしまい、「岡田はすぐセンターに行きたがる!」(森センセ)と突っ込まれておりました。

ボール二つになって、難易度アップ。

慣れてくると、「ボールを目で追うのではなくて、ボールが頂点にくるところをじっと見る」(先生)というアドバイス

黙々とこなしていく日髙さんに、

 

「え、日髙はどこ見てるの?天国のひいおばあちゃんとか見えてないよね?」(森センセ)


ボールは一旦置いて、デビルスティックの練習。

みなさん、結構いい感じでちょっと浮かせられています。

「浮かせてから、キャッチしてポーズ、決めましょう」(先生)と言われ、岡田さんばっちりぶりっ子を決める。


「やっぱりぶりっ子ぶち込むんだな」(森センセ)

「だってちゃんとできないから、それしか目立てないし」(岡田さん)

 

基本、みなさんリアクションが大きい中、日髙さんは非常に冷静というか集中。

ついに、ボールが三つに。

ここにきて、有友さんが抜群の成長を見せるも、やはり日髙さんのポテンシャルが素晴らしい。

岡田さんは

 

「できた!」

「じゃあ、岡田やってみて」(森センセ)

「(……失敗……父兄さんに向かって)できたの見てましたよね!」アピール

 

……素晴らしい(いや、できてましたよ)。
真顔で一人、微動だにせず(ということは、きちんと投げられているということですが)練習する日髙さん、

 

「なんか職人感が……皿とか作ってそう……(真顔が続くので)顔が面白えんだよなぁ……」(森センセ)

 

……と職人から、最後には師匠にランクアップしていました。

最後は、曲に合わせてそれぞれ技を披露、曲は「夢に向かって」です。

藤平さんは、ボール一つ、有友さんはボール三つ、岡田さんはデビルスティック、日髙さんはボール三つからデビルスティック。

ラストの日髙さん、なかなかうまく行かずガチ凹みな表情を見せつつも、サビに突入する部分でしっかり決めてスマイル。

 

「曲に乗せるとまた違いますね〜。先生、どうでした?」(森センセ)

「……(真顔で振り返る)」(先生)

「いや先生?!」(森センセ)

「いや、かわいいな、と思って。大事ですよね」(先生)

 

……よくできた、とはおっしゃらない、と。

授業終わりの告知は、有友・藤平のODはもうグダグダで……「紅葉のシャッフル……?」(藤平さん)「(何か言ってはならないことを言ったらしく)聞こえたことは忘れてください!」(岡田さん)……夏のフォトアルバムについて「森先生も映ってるんですよね」(岡田さん)「そうなんですよ〜、いや生徒にかぶってしまって申し訳ない」(森センセ)「さっき出てたんですけど、萌々穂の写真の位置どりが抜群で」(岡田さん)「カメラに対する嗅覚がね、それでもうぶりっ子は出せない、と」(森センセ)「そうなんですよ〜。買ってくださいね」(岡田さん)「買う買う。すげ〜楽しかったもんなぁ。見返して「ああ、楽しかったなぁ」って思い出す、老後の楽しみにします」(森センセ)……学院祭については、「いろいろ、あるんですかね?」(日髙さん)「そうですね、新曲とか!披露しちゃうかもしれませんので!」(岡田さん)……ああ、やっと新曲の情報が……まあ出てないですけど……。

 

一人残った森センセ、「どうでした?」「「夢に向かって」に乗せてやるところなんか、ちょっと感動しちゃいますよね。でも先生は「……」で。ああいう正直な先生が、僕は好きです!下手に甘やかさない!」……ラストは、ボール三つでのジャグリングをやる、と見せかけて、一つだけでキャッチして、ガッツポーズで去っていく森センセ……かっこいい……。

 

ええと、あと書き忘れは……ああそうだ、クイズのところで、有友さんが藤平さんより先に答えてしまい思わず「あっ」っとなり、「藤平にボケさせないとって思ったのね?すごいね有友は」(森センセ)的なやりとりがあったかな……あとジャグリングは記憶力増進になるっていうんで、「記憶力を競う大会にいくと、たくさんの人がジャグリングをやっている」(先生)らしく、「ライブの前とかにやったらいいんじゃないの?」(岡田さん)とか、「これでうまくいったら、次の展開が。公開授業から『ミレニアム桃太郎』とかあったから、日髙、「ハードパンチャーひだかまりん」、てあるかもしれないから!」(森センセ)とか、かなあ……。

 

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www.sakuragakuin.jp

 

どうやら2時限目は皿回し、3時限目はディアブロ、が使われたようです。

いや、楽しかった。

さりげなく放り込まれる岡田さんのぶりっ子具合とか、さりげなく下級生にフォローを出す岡田さんとか……すいません、基本岡田さん中心だったもので(というか、背が高い岡田さんがよく見えて、藤平さん有友さんがあんまり見えなくて……)。

次のイベントはライブですね……楽しみなんですが、公開授業もいいですね……もっと早く父兄になっていたら……と思わなくもないですが、山出さん、岡田さん、岡崎さんの卒業には間に合ったのでよしとしましょう。

 

体調がなんかいまひとつなので、そのあとは早めに帰宅。

 

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新幹線の中から見た富士山が、まだ冠雪していなくて、それでももう秋だなぁ……としみじみ思いました。

あとは、生きてがんばるだけ、です。

 

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