べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

(※ネタバレというかただの感想文)山出愛子LIVE Diary vol.3(昼)の思い出

さて、5/19は、山出愛子様の「LIVE Diary vol.3 0519」の昼公演に参加してきました〜。

 


(※MCの間違い等多々ありますが、ご容赦を〜以下「続きを読む」を設定します※)

 

 

 

 

 

 


あ痛たたたた……通帳の悲鳴が……。

自分にしては、結構早い整理番号だ、と感動しながら渋谷で降りたら、「おはら祭」(?)という踊りのイベントが行われており……

 

○こちら===>>>

渋谷・鹿児島おはら祭の公式サイト《渋谷でおはら》 | ホーム

 

……か、鹿児島のイベントなのですね……なんという奇遇。

それにしても、いつも以上に道玄坂が大変なことになっておりました……。

で、やけにさくさく入場できるなぁ、と思ったら、全席指定席……チケットにも書いてあったよ……ステージを囲む感じに配置されたイス、端っこのほうかなぁ、と思っていたらまさかの正面ブロック……すいませんでかい人がこんなところにいてすいません……できるだけ身を屈めておりました……最後列の人と変わりたかったくらい……(しかしコミュ障なので無理)。

セットリストは愛子様Twitterでも公開されております。

 

 

1:スマイル
2:ふたりことば
3:Yesterday once more
4:プロローグ
5:たばこ
6:大切な君へ
7:ひらりひらり
8:瑠璃色の地球
9:変わらないもの
10:Choice
<enocore>
11:夏の恋の終わり
12:同じ空の下

 

ふう……感想は、生でお声が聞けた、というだけで幸せでございます。

CD音源でのお声もすばらしいのですが、やはりライブですね……(前も書いた、たぶん)……心地よい。

何しろ残念な耳なので、どのくらいパワーアップされているのかわかりません……ちょっと出すのが苦しそうに感じる低音の震えも、硬質さと温もりが同居する不思議に伸びやかな高音もすばらしい……そして、ファルセットの当て方がまた大好きなんです……今回感じたのは、ちょっとしたビブラート、ロングトーンではなくて、ごく短いビブラートが良いのだなぁ、と……超絶ビブラート使いの濱田麻里姐さんとか大好きですが、ロングトーンはまっすぐどこまでも伸ばし、こぶしというのか、フックで効果的にビブラートを使われる、という愛子様の歌もまたよろしくて……。

CD音源とライブで、お声の色がかなり違うのがいいですよね……肌触り、質感……なんと表現したらいいのだろう……つるっとしてない、シルクというよりは、タオル地みたいな歌声(……なんだ、この比喩)が、温もりがあり、柔らかく、でも若さなのか、ときどきとても硬く感じることもあるのです……どう組み合わせても褒め言葉に聞こえないっぽいですが、全力で讃えております

登場された愛子様、水玉模様の白っぽいワンピースに、Gジャンを羽織っておられ、左側をヘアピンで止めておられましたかな……足下見えない(身を縮めておりましたからな……)……今日もうるわしゅうて……。

今回は、ギターがオーちゃんさん(太田さん)、ベースはWEAVERのおっくん(奥野さん)、の3ピースでした(そろそろパーカッションほしいな……いや、いらんかな……チャレンジしてみてほしい……)。

「スマイル」がもう1年近く前ですか……(心臓痛い)……ほのぼのしたスタート、でハンドクラップが起こってましたね(裏打ち……あれ、2/4拍子なのか……)、そこから軽やかに「ふたりことば」は名曲だなぁ……このメロディとバッキングにあの歌詞が乗っている、というのが素敵です……。

MCをはさんで、カバー曲パート、「Yesterday once more」はおじさん世代にとっても昔の曲です、低音から高音までわりとレンジが広くて、特に低く始まる冒頭のお声が良いのです……サビの伸びやかな歌声ももちろん……続いての「プロローグ」はさっぱり存じ上げず……基本的にメタラーかつビクターっ子(今なら飛犬っ子)だからなぁ……サビが往年の歌謡曲っぽくて、最近はそういう感じに回帰しているんでしょうか時代……今までカバーされてきた曲をいくつか聴かせていただいていますが、ちょっとリアリティのある、というか、大人っぽい歌詞だったのでどきっとしました……情感染み渡るにはまだお若くていらっしゃる、そのギャップがよろしかったです……そして「たばこ」はもっと知らない、という……こちらも歌詞がなかなか衝撃的ですねぇ……たばこを題材にした歌といったら私には「アルカロイド」(by坂本真綾様)しか浮かんでこないのですが、こちらの「たばこ」はまた生々しくいろいろな情景が想像される歌詞で、そもそも愛子様の口から「たばこ」っていう歌詞が飛び出してくるだけでもう何か……成長……おじさんも文章書くのが好きなので、「たばこの匂いがあの人の匂い」みたいなことを書いたこともあったりする、どちらかというと男が想像する女性の感覚、みたいな捉え方だったのですが、なるほどなぁ……と思いつつ、言い慣れていない「たばこ」という言葉を歌に乗せておられる愛子様にも共感できるものなのかしら、と思いつつ、サビのファルセットに心地よく聞き入っておりました……。

MCをはさんで、おお、何だか久しぶりな気がする「大切な君へ」でした(いや前回も聴いている)……学院祭で聴いたのがもう1年半以上前……え、まだ1年半?……いかん、ちょっとウルっとくる……感情の乏しい私でも感じ入るものがあるのですから、きっともっと多くの人の心を震わせているのでしょうね……そして、「ひらりひらり」は、うん、このバージョンもすっかり馴染んできました(どんだけ卒業式DVD見てんねんっていう)……曲から伝わるイメージがそうなのか、散り急ぐ様、それを惜しむようにというよりは、それを追い越すように、ちょっとテンポが走り気味に感じますね……(CDでもそうだった)……ああ、いえ、それだけ気持ちが入っておられるのかなと思います……高音成分が心地よい曲ですなぁ……(ここら辺りで、ちょっとα波出てきて、危うく眠りそうになりました……お尻が痛くて助かりました……)。

MCをはさんで、ついに……やっと、「瑠璃色の地球」が聴けましたよ……「歌の考古学」で歌われた(その頃は父兄でないし、そもそも存在も存じ上げなかった)とどこかで見聞きして、いつか聴けるのかなと……ありがたい……もちろん原曲を歌うはアイドルを生き抜いている松田聖子さんですから、そのカバーをするというだけで大変なプレッシャーもあるのではないかと想像します、しかし、より純粋な意志の力を感じられる歌唱、照明の色合いもすばらしく……そして、奥華子さんのカバーで「変わらないもの」、(歌声が奥さんに似ている、と言われることがあるそうで、全く存じ上げなかったので聴いてみました……うむ、嫌いじゃない、が愛子様のほうが良き……)、ちょっと、なんだろう、鼻にかかったような歌声になるところもあるのが似ていると言われるのでしょうか……こうして愛子様がカバーしていただけることで、いろいろな新しいものに出会えるのがありがたいです……が、やはりオリジナルをたくさんたくさん聴きたいですよな……。

MCから、本編ラストは「Choice」、イントロから優しいなぁ……0と1で構成される電子の世界でそうではない道を示す量子コンピュータの歌……ではないですが、実は歌詞が勇ましいのですよね、「英雄」のところの言葉のチョイス、メロディとの違和感、まっすぐな歌声が力強くて、誰かの背中を押しているんでしょうね……。

アンコールでは「同じ空の下」をオーディエンスが歌ってのお出迎え、で、新曲「夏の恋の終わり」……よい、よいですよ、これは……よりご自身の幅を広げる、という感じのする曲でした……オーソドックスな歌詞と思わせて、「青い鳥」なんてSNSの比喩をうまく入れておられるし、「プールサイドに置き去りのタオルと私」……で、間奏のピアノソロも今までになかった、ちょっとジャジーな感じ、夏の歌ということでボサっぽくもあるのかな、アンニュイな……でも「泣いた後の祭り」という学年末テストの答えが浮かんでしまう私は父兄……展開もよろし、ラストも不思議な余韻を残して、「あ、そう終わるんだ」という驚きも相まって、良い……ああ、音源で早く聴きたいですね……。

そして、大団円の「同じ空の下」、「私は水玉〜」でしたね……今日は立ち上がっての煽りはなかったですが、一緒に合唱できる歌があるのは良いですね……。

 

はぁ、ライブはいいなぁ……何度も書きますけれども、温もりと硬質さのあいまった歌声と、時折当てられるファルセットがもう心地よいったらないんです……課題、のようなものがあるとするなら、うーん、なんだろう……ちょっとテンポが走り気味になってしまうところでしょうか(前も書いた気がする)……今回は、曲によって、ギターのオーちゃんさんがソロを取っていると、そこでちょっとテンポが落ち着くこともありましたね……一応オーちゃんさんがバンマスか……悪い、というわけではないのですが(実際、曲の途中でちゃんとテンポが修正されていることもありました)、もっと溜めて歌われてもいいのに、もったいない、と思ってしまって……ご自身の不安だったりもあるのでしょうか、先へ先へと行ってしまうのは……まあ、残念な耳のおじさんの感想なので(愛子様の目にとまることもあるまい)無視していただいて、むしろライブ感、と思えばそれも愛おしい……。

 

というわけで、MCですが……断片……順番が怪しい……。

 

・お客さんがたくさん入っているので、「圧を感じる」
・最初のMCでしたか、なかなか言葉が出てこず、「なんだろうな」と言ってしまい、「言わないようにしていたのに(笑)」いきなり言ってしまう愛子様でした。
「高校2年生になってはじめてのライブ」で、久しぶりのライブなので、緊張しておられる、と。今日は「全席指定で、座ってじっくり聴いてもらえるので、しっとりした? 大人っぽい?」曲を選曲していただいたそうです。
・何か、言うのを忘れてしまった……というところがあったような気がします。
・早めにメンバー紹介とされていましたね(最初のMCだったかな……)。
・お話しよう、ということで「最近ハマっていることは?」と客席に振られ、「筋トレ」と声があがり、「すごーい」と。「私もジムに行ってるんです」とおっしゃいます、「こんなに太ってるけど」と……いやいやいやいや……「実は、行けてないんです。月に1回くらい(笑)」、「でもすごいね〜、上げたりするんでしょ?」「私も颯良と一緒に行こう、って言ってるんだけど、なかなか」時間が合わず会えていないそうで……ここで、「試写会で会った」と客席からの声に、「映画ね、すごいね〜。しかも今度寅さん出るんでしょ?」と……最終的にジムに行けてないのは「颯良のせいってことにしようか(笑)」となりました。「生存確認。なかなか情報の出ない卒業生、いるでしょ?だからね」……ありがたい……。
・新曲の情報に触れられ、「これについてはあとで言いたいことがある」と。黄色いタオルを持っているお客さんが多く、「グッズ紹介もあとでするね。一つしかないけど(笑)」
・またしても「何かハマってること」と客席に振られ、「アイス食べた」だったかな、そんな声に答えて、「私も食べた……いや食べてない(笑)」「今日、お父さん来てるから(笑)」、どうやらお父様、「私の横の成長を心配してくれている」らしく、先日ご家族でお寿司やさんに行かれたときに、コーラを飲もうとしたら、お父様から「やめたほうがいいんじゃない?」ととがめられ、人生初の親子喧嘩になってしまったと……「お寿司やさんで飲むコーラって美味しいよね?!」、と思いつつもその日は飲まなかったそうです……「でも、初めての喧嘩がコーラって、何か幼稚園生みたい(笑)」
・本編ラストの前のMCでは、「次で最後の曲です」に客席から「え〜!」の声、「だから、歌い終わってから「今のが最後でした」って言われるよりいいでしょ?(笑)」と、以前のライブでもあったくだりの天丼……「決まりみたいになっちゃう」、とおっしゃる。しかし、やっぱり「え〜」と言われて、「だから!(笑)」「でも、私が言わせたんだもんね。嬉しいです」
・アンコール明け、「歌ってくれてありがとう〜」とおひとりで登場。
・新曲は恋の歌、ということで、実体験かという憶測が流れる中(エゴサの女王、しっかり見ておられるようです)、「実体験、ではありません。想像百パーセント」と。「彼氏いない」「どうも、女の子に好かれるらしい……好かれるっていうか(笑)」、学校の男子には、女子と見られていないらしく(違いますよ愛子様、男という生き物はそういう反応をしてしまうだけなのです……)、一方で女子からはいろいろ相談を持ちかけられ、恋愛経験もないのに、「わかんないけど、○○じゃないかな〜?って言ってる。一番ダメだよね(笑)」「わかんないけど、とか、知らんけど、ってつけておけば大丈夫。知らんけど(笑)」。とにかく彼氏はいない、らしいです……「彼氏ほしい〜。彼氏いない人〜?同じだ〜」。もし彼氏ができたら「私、みんなに報告すると思う」、と……そんな話をしていたら、マネージャーさんに「みんなが失恋する」ってことだ、というようなことを言われたそうです……マネージャーさん、すばらしい。で、「彼女いる人〜?」と会場に問いかけて、ほぼ手が上がらず、愛子様「え……?」と絶句、やっちまった感満載でな大慌て(はっはっは、いませんいません)、客席大爆笑、「あ、奥さんは……?」で手が上がり、ほっと一安心(しかし、それでも手の上がらないおじさんな私……はい、非リア充でして……)。とにかく、今回の恋愛ソングは、友達から相談された内容から想像して書いたそうで、「ごめんね友達」。元々は、ボイトレの先生から出た宿題で、「春」「夏のはじめ」「夏の終わり」という感じで、その季節からどんな恋愛を想う言葉が出てくるか、といったものがあったそうで、そのうち「夏の終わり」で浮かんだ言葉がよかったので、曲にしたとのことです(「プールサイドに置き去りのタオルと私」かな)。
・忘れてた質問が「今日初めてライブに来てくれた人?」で、手が上がって、「嬉しい」。もちろん、初めてじゃない人も、「ライブに来てくれることが嬉しい」と。女子の割合が増えているんじゃないか、というのもやっぱり嬉しい、そうですよね、同年代の女子にこそ聴いてほしいんじゃないかなと想います……すいませんおじさんで……。
・グッズのタオルは、イラストは「誰が描いたでしょう?」「私に決まってる(笑)」。ありそうでなかったキャラをねらって描いておられるそうで、中の一つキャラがNHKのあれっぽいとの指摘を受けたらしく……「パクリじゃないですよ?ありそうでない、でしょう?」。中にはご自身のイラストもあるそうですが、イラストの方が「可愛い」と……そんなことないですよそんなことないですよ〜。元々は「別のグッズ」の予定だったのが、アミューズフェスへの出演が決まって、応援しているのがわかるようにタオルとかTシャツにしてほしい、という声を聴いて、タオルにされたそうです。アミューズフェスは、「さくらのときでも緊張したのに、今度は一人……」「でも、たくさんの人に知ってもらいたい」、ので、こられる人もこられない人も、「タオル振って」応援してほしい、と。黄色のタオルは目立ちますからなぁ、良き。
・終わっちゃうから、もっと話していよう、ということで、「何かハマってること(笑)」、で絶叫マシンの話になり、「絶叫マシン苦手な人?」でわりと手が上がり、信じられないと……そんな人は「ちゅうちゅうコースター」に乗ってもらって……富士急ハイランドでもドドンパなどで楽しまれたそうですが、富士急には「てんとう虫コースター」があるそうですよ……「ちゅうちゅうコースター」は、なんだったかな、熊本にある遊園地の乗り物らしく、小さい頃に乗っておられたそうです(おじさんは、絶叫マシンに乗れない、何なら土下座します、富士急でも土下座しました、な人です……)。
・渋谷の「おはら祭」の話題も出て、鹿児島出身のマネージャーさんに教えてもらったけれど、「私、踊れない(笑)」。で、学校の体育祭で踊る、なんだっけな、学園音頭?みたいなのなら、と言ってしまって、客席から拍手が起こり、ちょっと披露される。で、手拍子が違うとレクチャーされて、またしても客席から手拍子が踊り、また一節踊られる、と……卒業式以来かなぁ、踊られているのを見たのは……ノってくださる愛子様、素敵です。
・8月に、渋谷DUOでのライブが決まり、前の方はイス席、後ろの方は「突っ立ってる(笑)」感じになるそうです。「突っ立っていられないような、ノリのいい曲」を準備してくださるそうですよぉ〜。
・他にも、会場でCDを購入すると手に入るポストカードを見て、「可愛いよね(笑)」とか、まだいろいろあったような気がするなぁ……。

 

最後は、客席の端から端まで手を振っておられました……ライブ中も、あちこちしっかり視線を送られて……私は、目、合いませんでした(塩の柱になるかもしれませんな、目が合ってしまったら……)。

8月のライブも行きたいところですが……財布の痛みと家族都合にどれだけ耐えられるか……でも年内にはまた参加いたしたいところです……。

 

何となくなんですが、いずれ谷山浩子さんのような、幅広い歌を歌えるシンガーになっていかれるのではないか、と想っています。

まずは、シンガーとしての活動もですが、高校生活を楽しんで(きっと、恋もされるでしょう)いただきたいものです。

 

ありがとうございました!

 

 

 

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