『「ナチスドイツと日本に支配された米国」を描く名作SFがドラマ化』
(WIRED.jp 2015/7/18)
以下一部引用。
「第二次世界大戦に枢軸国側が勝利し、米国は、日本とナチスドイツが支配する別々の領土に二分化されている――。これはたしかに、SF小説として活字で読むだけでも身の毛もよだつような話ではあるが、それが実際に映像化されている。星の代わりに「ハーケンクロイツ(鉤十字)」があしらわれたアメリカ国旗がはためく様子を目のあたりにしたり、米国第二の国歌とされる愛国歌「America the Beautiful」の歌詞が改変されて歌われるのを実際に聞くインパクトは、まるで活字とは比べものにならない。」
この間読みました。
- 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明(ポジトロン),浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/07/31
- メディア: 文庫
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ドイツ人や日本人ではなく、アメリカ人が読むことで最大のインパクトを受けるような小説だと思います。
歴史改変もの、ってSFでは古典的といってもいいのです。
空想科学小説という意味では、「社会科学」--考古学や政治学、経済学ですら科学なのですから。
それこそ『ガリヴァー旅行記』や『1984』なんかも、捉え方によっては立派なSFでしょう。
ちょっと観てみたいですね。
日本でも見られるなら(レンタルかなぁ)。
(元記事)