『佐野研二郎氏、五輪エンブレム製作過程を解説 「自身のキャリアの集大成であり、盗用疑惑は事実無根」
(Adver Times 2015/8/5)
以下一部引用。
「佐野氏は騒動を受け、会見の冒頭で「大変驚いており、模倣というのは事実無根」とコメント。訴えを起こしているベルギーの劇場のロゴについては「要素は同じだが、デザインに対する考え方がまったく異なる。自身のデザイナー、アートディレクターのキャリアの集大成としてすべての経験と知識を注ぎ込んだものであり、これ以上のものはないと考えている」とし、エンブレム制作の過程についてボードを用いて詳しく解説した。」
ああ、出てきましたね製作過程。
元記事で紹介されているフォントは、気持ち悪くて視認性が低くて芸術的でもなく実用性もない、と個人的には思います。
フォントとエンブレムは別のものですから。
エンブレムについては、うーんよくわからないですね、センスがないので。
ただ、前にも書いたように、「三つのT」がどのあたりに表現されているのかを教えてほしいです。
で、ベルギーのデザイナーさんの目的が金であれ名誉であれ、ここでは戦略的には「火消し」に回ったほうがいいと思うのですよね。
(1)「まず先発のデザインであることに敬意を表し」、
(2)「偶然にも似たデザインになってしまったことでの困惑を伝え」、
(3)「自分が同じ立場であればどうだったのか、の共感を示し」、
(4)「自身がこのデザインに至った経緯を発表し」、
(5)「異なるデザインであるとの理解を求める」
といった感じでしょうか。
なんなら、「直接お会いして……」みたいなことにしちゃえば、相手の自尊心を高めつつ、批判を封じやすいのではないかと。
ま、弁護士がついているでしょうから、考えた上での会見でしょうが。
あ、私は、とても似ている、と思っていますから。
(元記事)