『オウムを逮捕したインド警察。理由は「高齢者を口汚く罵ったから」』
(japan techinsight 2015/8/20)
以下一部引用。
「強盗事件、性犯罪、親族による“名誉殺人”などが多発するにもかかわらず検挙率はさっぱりというインドの警察。手あたり次第の逮捕で手柄を立てたと勘違いしてしまう警察官すらいる。このほどはオウムが御用となってしまった。
インド・マハーラーシュトラ州で、高齢の女性を口汚く罵ったオウムが逮捕された。拳銃強盗事件で3歳児が逮捕されるなど誤認もはなはだしいこの国の警察において、またしてもあり得ない逮捕劇があったことをインドのメディア『India Times』が伝えている。
「スレシュという義理の息子が住んでいる家の前を通るたびに、そこで飼っている“ハリヤル(Hariyal)”というオウムに罵倒される」と警察に通報したのはジャナバイ・サクハルカーさんという85歳の女性。この義理の親子は土地の所有権について言い争いになっていたという事実も判明し、義母に対するスレシュの罵詈雑言をハリヤルが真似しているのは明白であったという。」
オウムのハリヤルさんは、「義母に対するスレシュの罵詈雑言をハリヤルが真似しているのは明白であった」ということは、せいぜい共謀罪でしょうか。
いや、共謀しているわけではないので、むしろ日常的に意味不明な音声を聞かされるうちに、それを真似することしかできなくなってしまったとすると、被害者ということになりますね。
人の声真似をする鳥、というのをトリックに使ったミステリがあったような、なかったような気がします。
最近では、携帯電話の着信音を真似する鳥もいるらしいので、あなどれません。
「拳銃強盗事件で3歳児が逮捕される」
なるほど、インドを舞台にミステリを書けば、こんなことも起こりうる、というわけですね。
本格ミステリのワンダーランドはインドなのかもしれません。
……「ヒンディー」「オウム」で検索したら、「飼い主を殺害した犯人を教えたオウム」というのが引っかかりました(みなさんも検索してみてください)。
やはりインドはワンダーランドなのか……。
(元記事)