『多くの人が泳げないバタフライ、実は一番簡単でラクな泳法だった?』
(@DIME 2015/8/28)
以下一部引用。
「しかし、それとは逆に「バタフライは簡単」と主張するのが、元競泳選手で、現在はトレーナーとして活動している花村育彦さん。花村さんは『水泳で一番カンタンなのはバタフライ』などの著作を執筆しているが、同サイトでも「日本人がバタフライを泳げない理由は、ズバリ『一番難しい泳法』だとすり込まれているため」だと解説している。
(略)
「バタフライは元々平泳ぎから派生しています。20世紀前半に『両手・両足を対称に動かす』新しい泳ぎ方として生まれました。人間は左右の手足をバラバラに動かすよりも、左右対称に動かす方が得意なので、実はクロールや背泳ぎよりもスムーズに動きを身につけることができます。また、平泳ぎよりも足の動かし方は単純です。そのため、競泳のようにスピードを追求するのでなければ、バタフライは誰でも習得できる『簡単な泳法』なのです」」(花村さん/「at home vox」より)
「バタフライを泳げるようになりたいのなら、苦手意識を持たずに挑戦してみてください。大きな動きが求められると思われがちですが、実際は『お辞儀』するように身体を曲げれば深く潜れて、『うがい』のように軽くアゴを上げれば顔は浮かび上がります。この動きは他の泳法よりも簡単で、呼吸も楽。しかも、クロールや背泳ぎよりも見栄えもいいです(笑)。バタフライが泳げれば、より水泳が楽しめるようになるはずですよ!」(花村さん/「at home vox」より)
ちなみに、花村さんによると、バタフライは平泳ぎの一種で、下半身は平泳ぎのまま、上半身の動きを平泳ぎ、または現在のバタフライの形から選べるというものだったという。1956年のメルボルン五輪で正式種目になって競技として独立し、両足を上下に動かすキックが解禁になると、長沢選手が『ドルフィンキック』で世界記録を更新。パイオニアとして世界から注目され、現在のバタフライの源流となったそうだ。4つの泳法のなかでも最も新しいバタフライだが、その完成には、日本人の活躍があったというわけだ。」
解説にある通り、バタフライの構造は、他の泳法に比べると単純です。
ドルフィンキックができてしまえば、あとはどこで腕を出すかさえ覚えれば、それほど難しくはありません。
モノフィンを足につけて、ドルフィンキックの動きを体に覚えさせるといいと思います。
クロールやバタフライのキックは、基本的には膝を曲げずに脚全体を動かして、水面を叩くのではなく水中をかき分けるイメージです。
支点が膝にあるより股間にあった方が、力学的に小さな動きで強い力が伝わります。
腕の出し方も、最初のうちは、呼吸をするために顔を上げるのと連動させて、肘から水面に引き出します。
そうすると、体の構造として、前腕が外側に勝手に回りますので、そうやってばしゃばしゃやっているうちにタイミングが身につけば、今度は手を水の中に入れるときに、できるだけ遠くにとイメージすれば大丈夫です。
上半身と下半身が連動できていれば、腕を回してもスピードが少し落ちるくらいです。
ま、私は全然遅かったですけどね、バタフライ。
(元記事)