べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

『インド古典パーカッション 超絶のリズム』

 

インド古典パーカッション 超絶のリズム

インド古典パーカッション 超絶のリズム

 

 

ときどきワールドミュージックに手を伸ばすのですが、「超絶」に惹かれて買いました。

ザキール・フセインタブラ)、ヴィナーヤクラム(ガタム)、クリシュナン・ヴィッシュヴェーシュワル・プラサード(ムリダンガム)、ゴーヴィンダラーオ・ハリシャンカル(カンジーラ)、による……いやいや知りません知りません。

タブラという楽器はかろうじて知っていますが、あとの楽器は全く知りません。

 聴いていると、素朴な味わいで、ほぼミニマルです(それぞれ音色が異なるので、ドラム的なハーモニーだけでなく、音色でのハーモニーもあるのが面白いです)。

人間が最初に使った楽器って、もちろん自分の声なんですが、道具としてはきっとドラムが一番古いと思います。

原初の音楽は、内なる音や自然界の音を再現するためのものが多かったでしょうから、心臓の音とリンクするドラムって重要だったんじゃないでしょうか。

 

 

あと、歌えない楽器ですよね、打楽器。

私の解釈では、ピアノも、ギターも、三味線も、琴も、基本的には打楽器です。

管楽器や、弓で弾く弦楽器は、歌える楽器。

その、歌えない打楽器が、頑張って頑張って歌おうとしているところが、ちょっと切なくていいんです。

初期ユーロロックのミニマルっぽいのが嫌いじゃない人は、ぼーんやり聴いていられると思います(ただ、結構跳ねるので、何かに集中したいときは向かないかも)。

 

 

最近買ってないなぁワールドミュージック系。

ケルトっぽいのが一時期好きでしたが、アジアもいいし。

一番楽しそうだな、と思うのは、踊りながら弾きまくるフィドルなんですが。