こう見えて(?)私、虫とか動物とかを「図鑑で見る」のが好きなんです。
実物?
あ、ちょっと遠慮願いたい……。
↑このシリーズが好きでして。
変な生き物の生態が書かれていることもさることながら、エッセイとしての文章がとても面白いのです。
短い中に詰め込まれるボケとペーソス。
こんな文章が書けるといいですね。
で、『へんな生きもの へんな生きざま』は、『へんないきもの』シリーズではモノクロイラストだった生き物たちが、カラー写真で紹介されているのです。
ま、中には【閲覧注意】なのもいますが。
欲しいでしょ?
オオグチホヤとかモンハナシャコがカラーで見られるんですよ?
欲しいでしょ?
モンハナシャコ、超綺麗ですよ?
欲しいでしょ?
いらない?
そうですか……。
私見ですが、『へんないきもの』シリーズが、『テラフォーマーズ』を世に送り出したのではないか、と思っています(私見です)。
ちょっとお高いですが、綺麗な写真と、笑えるエッセイがついているので、お得感満載です。
(略)
ひと昔前には、深海生物などは「グロテスク」という無造作な一言で片付けられたが、昨今の深海生物ブームで、大王は巷でにわかに人気者となった。
だが、民草の称賛の声をよそに、大王は孤高の地位を保ち続けている。
ある水族館にいた大王は、6年間絶食して死んだ。餓死ではなかったという。常識では考えられない。
さまざまな原因が考えられたが、いまだに解明されていない。腐肉は喰えども王族、人間の手から餌をもらうぐらいなら、死んだ方がマシだったのだろう。
(略)」
グソクたんとか言ってるから……。