べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

『第34回世界遺産劇場ー嚴島神社ー 平清盛公生誕900年前年祭 坂本真綾 Open Air Museum 2017』6/3

こちら===>>>

『第34回世界遺産劇場ー嚴島神社ー 平清盛公生誕900年前年祭 - 紅沢たつきち商店

 

↑自分のブログから転載。

 

『というわけで、全く更新されていないブログですが、久々の坂本真綾(様)ライブは、再びの世界遺産劇場、しかも「嚴島神社」、ということでいそいそと参戦。
宮島近くのホテルが予約できなかったので、終演後に広島駅までとんぼ返りしなければならない、というやや強行軍。

一応、終電を調べたところ十分間に合いそうだったのですが、多分混むんだろうなぁ……。

それにしてもいい天気です。

2年前とはまるきり違って、穏やかな気持ちで待機。

 

こちら===>>>

「世界遺産劇場Open Air Museum」 - 紅沢たつきち商店

 

そして、例によって端っこの席を準備していただきまして(いや、ただの偶然ですけどね)、ありがたい限り(北側、ということは鳥居を背中に背負っての鑑賞ということになりました)。

f:id:bennybebad:20170603181204j:image

f:id:bennybebad:20170603185142j:image

f:id:bennybebad:20170603185441j:image

f:id:bennybebad:20170603185608j:image

今回も、40過ぎのおっさんがレビューを書きなぐる……という予定でしたが、曲目をメモするので精一杯なくらいに堪能させていただきましたので、MCなんかはほとんど覚えていません。

というわけで、淡白な感じにお届けします(毎度のこととなりますが、本記事は、坂本真綾(様)及び関係者のみなさま、世界遺産劇場関係者のみなさま、「嚴島神社」関係者のみなさまとは一切関係ないことをお断りしておきます)。

まだ陽の高い中、ほとんど雲のない空、吹き抜ける風が少し冷たく。

ゆっくりとバントメンバー登場……あれ、「キューカンバーズ」じゃないぞ……。

坂本真綾(様)は、白のノースリーブ、レース地っぽい透け感あるトップスに、うーん、下の方はよく見えない……さながら現代的な巫女のようにも思える、お美しい出で立ちでいらっしゃいます。

一曲目は「おかえりなさい」。

歌い始めると同時に、社殿に向かって照明が灯り、見よこの幽玄の……という雰囲気に。

ちょっと伸びが足りない歌声でしたが、なに、一曲目ですから。

借景……音すらも景色から借りて、その中に忍び込んで行く坂本真綾(様)の歌声は極めてナチュラルで……よいですね……。

MCに続いて、「ループ」は、「sunset side」ではなく、通常バージョン。

この時間帯だから、きっと「sunset side」だと思っていたんですが……そして、ギターの石成さんのコーラスが聴ける、という超レア体験。

続いて新曲の「ロマーシカ」……あ、このへんで多分、一瞬オチましたね私。

記憶が途切れている。

つい目を閉じてしまうんですよね……坂本真綾(様)の一挙手一投足を見逃すまい、という集中力はなく、むしろ深呼吸をしながら副交感神経優位の状態を作り出して、そして寝る……そのくらい、心地よい空間でした。

MC、メンバー紹介の後、「ダニエル」が。

ああ、なんか超久々な感じがする……石成さんのギターの奏でるイントロが響くと、ぐっとあの頃に引き戻されますね……あの頃っていつだろう……。

波の音とのシンクロ、アウトロから波の音への繋がり……野外っていいなぁ……。

そこから坂本真綾(様)、スツールに腰を降ろされて、「うちゅうひこうしのうた」。

なるほど、暮れ始めた空と、「嚴島神社」の神秘的な空間にこの歌が響くとまた、妙な異化効果ですね……うっとり(こうして書きながら、本当に浸っていて、感想が全然普通なのしか浮かんでこないのに驚いています……坂本真綾(様)のライブをこんな風に過ごしたのはいつぶりでしょうか……)。

そして「僕たちが恋をする理由」。

ちょっと季節はずれていますが、夜風がかなり体温を奪っていく冷ややかさ、むしろぴったりな感じ。

坂本真綾(様)の喉はすっかり温まっていて、高温の伸びも申し分なく、可愛らしさと荒涼とした感じが詰まっていて、震えます。

ライティングもやや暗めな中にスポットが当たって神秘的、狛犬さんもライトアップされていて◯(写真が撮りたかった……)。

そして、海といえば、いや海じゃなくても、の「奇跡の海」。

ラムジーさんのパーカッションが作り出す音が、自然の中に潜む波の音、鳥の声にも負けずに情感豊かでございました。

いつも大抵この歌を野外で歌われるときは、マジ嵐だったわけですが、今回は見事にその嵐を乗り越えた感じ、でしょうか。

不穏な感じでアウトロが続き、まさかの「ヘミソフィア」!。

スリーピースのアコースティック編成でやるのか、と驚き。

ここでもラムジーさんの鋭く激しいパーカッションが大活躍、です。

MC後、やっと聴けたよの「Million Cloud」。

もう、何でしょう、かなり海の温度や感覚は違っているのですが、ここで歌わずにどこで、という歌ですよね。

坂本真綾(様)の見つめる先には瀬戸内の海が広がり、その先に向かって歌われておられる……凛々しくていらっしゃる。

と思いきや「まきばアリス!」で一気に楽しい感じに。

そして、「光あれ」。

有難や有難や。

もう、浮かんでくる言葉がそれしかないです……。

MCから、何か一曲忘れている気がしますが、「プラチナ」。

もう、ライブで何回聴いたのか「プラチナ」……でもアコースティックバージョンもいい……本当、パーカッションがパワフルなこともあってか、アコースティックな感じがあんましない……。

「シンガーソングライター」は、今回のライブで唯一くらいの「一緒に歌って」な曲。

いつものように楽しげにステップを踏みながら、オーディエンスにも歌わせて、一体感の中で終了……と思わせて、ラストは「ユニバース」。

うん……泣きそうでした。

夜空の下での「ユニバース」。

「嚴島神社」での「ユニバース」。

これ以上の贅沢があるのか。

 

1:おかえりなさい
2:ループ
3:ロマーシカ
4:ダニエル
5:うちゅうひこうしのうた
6:僕たちが恋をする理由
7:奇跡の海
8:ヘミソフィア
9:Million Cloud
10:まきばアリス!
11:光あれ
12:プラチナ
13:シンガーソングライター
14:ユニバース

 

以下、順不同で、覚えているMCを(※内容が改ざんされている可能性が高いですが、もっぱら私の記憶力のたまものです)。

「ゆっくり座ってね。かがまなくていいから(笑)」
こちらの人はちょっと遠いけれど、むしろこちらの人のほうが今日は外れじゃないかしら。こちらとかあちらは鳥居、海が見えるのに、こちらは私しか見えない」
「むしろ、どんどん振り返ったりして、景色を見てほしい」
「今日は是非、遠くまで耳をすませて、いろいろな音や匂いを感じてほしい。そのために私の歌を使っていただけたら」
「ギターの石成さんは、最初は『かぜよみ』ツアーに参加していただいて、そのあと「CD買ったよ」って言ってくれて」
「今回は、コーラスも歌っていただきました」
「パーカッションのラムジーさんは、ライブでは初めてですけれど、『夕凪LOOP』というアルバムの「月と走りながら」という曲で叩いていただいています。あと、DEPAPEPEさんアレンジの「やさしさに包まれたなら」」
「私、吹き替えの仕事をしてるんですけれど、最近の作品だと『ワイルドスピード』? あの役名が「ラムジー」なんですよ」
「さて、ピアノは、正真正銘の河野伸さんなんですが……こんな感じになっております(笑)……鼻をね、骨折しちゃったんだって。でも「ピアノは弾けます!」っておっしゃったので、弾いてもらっています」
「鼻を骨折なんて、私にはもう、悪いことしか浮かばない(笑)、殴り合い? でも河野さんそんな人じゃないしな~、というわけで私が代表して理由を聞いたわけですよ。そうしたら……「ヨット」だって(笑)」
「これは期待外れというのか、ある意味期待通りなのか……河野さんらしい理由でした。でもピアノは弾けます」
「声大きい? 野外だから、声吸われちゃうかと思って」
「陽も暮れて来ましたね。一番星が出て、月が輝いて」
「「嚴島神社」って、潮の満ち引きの時間が、日によって全然違うんですって。今は結構引いているけれど、前回のときは、かなり潮が満ちていて、もうその端っこギリギリまで来てて、誰か落ちるんじゃないかって(笑)」
「そういえば前回は、MCもそこそこに、みんなを早く帰してあげなきゃ!って気持ちでしたね(笑)」
「今回の選曲は、海、とか星、とか、そういったものにちなんだ歌を選んでいるんですけれど、あ、一曲目の「おかえりなさい」は、広島が舞台のアニメの主題歌で、大好きな松任谷由実さんに作っていただいて、広島ならこれでしょ、ということだったんですが、他の曲はね、海や星をイメージする曲で選んでいるんですけども、「ヘミソフィア」だけ違います」
「広島の生んだスターといえば? そう、パフューム。この間、パフュームさんのANNで、「私たちの青春の曲です」ってかけていただいて。なので、「ヘミソフィア」、歌いたくなっちゃった。何もアコースティックでやらなくてもいいのにね(笑)。パフュームいないし」
「でもありがたいですね、そうやって言っていただけて。Neggikoとか(笑)。地方アイドルに支持されています」
「私、野外でやると、嵐だったんですけど、私のせいじゃない。ここぞ、というとき私、絶対晴れてきたもの」
「今回も、「嚴島神社」での再演が決まったときに、周りから「真綾さん、またやるんですか? 降るのに」って言われて」
「私じゃない(怒)」
「だから、もう、バンド変えてやりましたよ(笑)。そうしたら、どうだ(拍手)」
「私じゃなかった」
「キューカンバーズの悪口じゃないんですよ」
「でも、あの嵐があったからこそ、こうして、普通の人は1度でも立つことないだろう「嚴島神社」の舞台に、二度も立てているのかもしれない。神主さんが、前回のライブのあとで、「大雨でかわいそうだったから」もう1回呼んでいただいた、という噂も聞いています(笑)」
「あ~、みなさん久しぶり~。初めて見る人もいると思うけど。自分のライブやるのが、1年4ヶ月ぶりくらい?」
「休んでいたっていっても、仕事をしていなかったわけじゃなくて、声優のお仕事とか、人様に提供する曲を書いたりとか、まだ披露できないんですけれど、曲を書き溜めていたりとか」
「その間、みなさん何してたのかなって……私のことなんか忘れて、別の人を追いかけてるのかな~とか(笑)」
「何だか、自分は忙しくしているほうがいいんだな、って思って」
「新曲の「Million Cloud」は、ライブでは初披露で、海が舞台のアニメの主題歌で、あっちは伊豆なんですけど」
「神様にお礼を言うつもりで」(「シンガーソングライター」前)
「あ、やっぱ喋りすぎたね、結構ギリギリな時間です(笑)。大丈夫、船の時間までには終わるからね」
「私の名前、マーヤっていうんですけど、スリランカ(?ネパール?)のほうでは多い名前で、父がそっちにいるときに「いいな」と思ったからついたんですけど、それが実は「宇宙」という意味で、「宇宙」というかもっと大きい、全てとか、そういう神秘的な意味合いがあると知って、私、普段はスピリチュアルなことはあまり思わないんですが、ちょっとそんなことを思って、最後にこれを聴いていただいて、みなさんを送り出そうと思います」

そして、同好の士を大量に乗せた普通電車で広島駅にたどり着き、ホテルについたら23時近く……そこからセットリストを思い出すんですが、どうしても一曲思い出せないんですよね……抜けていたらすみません。

 

こちら===>>>

坂本真綾の嚴島神社ライブ、WOWOWにてオンエア決定 - 音楽ナタリー

 

 

ナタリーさんではまだ記事は出ていませんが、2日目の様子がWOWOWで放送されるようなので、視聴環境が整っている方は是非とも。
うーん、ソフト化してほしいなぁこれ……もったいないですよ……。
ライブの間は、体調絶好調、その後最悪、次にも最悪、ちなみに今日も最悪……俺もうオルスタのライブは無理っぽい……。
耳福眼福至福、でございましたよ。』

 

 

 

途中、BABYMETALとかさくら学院にうつつを抜かし始めていた私が冷や汗をかいたことは内緒です(お・み・と・お・し、ごめんなさい)。