べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

(※ネタバレというか感想)『DARKNIGHTCARNIVAL』

さて。

なけなしの貯金……が底をつきそう……ではありますが、今年最後のBABYMETAL祭り、ということで、さいたまスーパーアリーナにて行われた「Dark Night Carnival」に参戦してまいりました。

今回は、シート。

是非とも全体を見渡してみたい、と思いましたので。

 

(※一回しかない公演なので、ネタバレもくそもないのですが、一応「続きを読む」を設定します……あ、レビューではなくて感想文です※)

 

 

 

 

たまアリに着いてみると、さすがにグッズ販売の列は長く、途中でTシャツが一種類、ほぼ全サイズで売り切れ、というお知らせが。

今回のトートバッグ、案外使いやすそうだなぁ……と思いつつ、そこまでお金は使いません、ということでTシャツと、フェイスマスク、スカルチャームを購入。

 

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一応、仮装しないと入れてもらえないかもしれないので、マスクを買ってはみたのですが、サイズがね……パンパンで破れそうに……。

 

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一旦離脱して、宿にて休憩、開場時間が結構早いので、すぐに再びさいたま新都心へ。

席について、客入れのSEで「エンター・サンドマン」がかかっていたかなぁ……と思っている間に16時30分になっていたようです……今回のステージは、幕張とあまり変わりなく、銀河帝国さんのセットの後ろに、三角形のステージが立っていますね、ビジョンは中央と左右で三枚、私は上手側の中段くらいのところにいたのですが、PAと照明がちょっとお邪魔でセンターのビジョンがちょっと見づらいくらいで、全体を見渡すにはいい感じでした。

ピットを見下ろしてみると、3ブロックに分かれていましたね。

 

というわけで、Galactic Empireの登場です。

今回は、ビジョンがきっちり見えるので、その演出も楽しみつつ、でした。

演奏曲は……えっと、メインテーマ、ダース・ヴェイダーのテーマ、エンディング、くらいは覚えているのですが……途中でデススター投入、フォースの暗黒面へようこそ、のシーンもありまして、合計すると30分くらいだったのかな……幕張が結構がっつりだったので、その反省からなのか、終演時間との調整なのかまではわかりませんが、個人的には丁度よい長さだったのではないかな、と思います。

相変わらず白いトルーパーっぽいベースの人はノリノリでしたし、ラストでドラムのボバっぽい人はスティック投げていましたし、十分盛り上がってました。

ありがとう、銀河帝国

また会えると面白いね!

 

まあ、オープニングアクトですので、客席にはまだちらちら空席が。

そこから30分くらいは待機なわけです。

で、続いて登場するのは、SABATON。

予習したんですが、なぜかプレイリストがiPhoneに入っておらず、行きの新幹線で最後の予習ができなんだ……けれども、まぁそんなの関係ないですわ。

ビジョンに戦争の映像が流れ、ドラムスが登場すると、私の周囲の人はみんな立ち上がりましたね(あ、もちろん私もです)。

そして、「Ghost Division」で開幕、早々に超絶な盛り上がり。

いや、なんでしょう……こんな大きな開場で、海外のメタルバンドをちゃんと見るのは初めてかも(ラウドパークとかオズフェスとか行ったことないもので)。

1曲目から叫びましたわ……いや、いい曲……DVDで見たとおりのアクションもばっちり見られましたよ(ジャンプキックとかな)……SABATONファンも結構いたのかな……Twitterを見ると、戦車の人とかいらっしゃったので(そういえば、ドラムセットに戦車はなかったような気がします)、私の周囲はそんなにSABATON知らなかったっぽいですが、激熱な音塊とちょっと面白い感じのアクションにBABYMETALとの共通性を感じ取られたのか、すぐに叫んでいてよかったよかった……こう、BABYMETALが海外のメタルバンドを従えて、っていうのが何か感動……海外ではもちろんオープニングアクトありでやっておられますが、日本でもそれをやっていただけて、そこに参加していて、なんだろう……この時代にいてよかったです。

続いては「Winged Hussars」でしたかな、『The Last Stand』を買っておいてよかった……でもライブ版とライブDVDばっか流していたので、アルバムほとんど聴いてないという……。

ここでMCが入ったと思います……ヨアキム、なんて言ってたかなぁ、「東京」「アメイジング」、とか……すいません覚えてません……ここでギターのトッペさんに「何をプレイしたい?」みたいな感じで訊いたのかな、そして奏でられた例のイントロに会場沸騰、即座に大合唱、で「Swish Pagans!」ですわ……もうやっちゃうの?……こりゃすごいですな、体感してみてわかりました……なんだろう、テンポがたぶん絶妙……首を振るというより、全身を揺らして歌うのに絶妙なんだと思います……メタルの魂はこういうのに弱いですよねぇ……。

ここで再びビジョンに映像が流れ(……なんだったかな、WW2っぽかったけど覚えてない……)、その流れから「The Last Stand」だったかな……あ、Twitterでセトリを拾われた方が写真をあげておられたので、それでご確認を……ジャンプした気がするな……いやぁよい……で、「Carolus Rex」だぁ……手拍子と雄叫びが止まりませんわ……なかなか変則的な曲なんですよね、でも合間にクラップと雄叫びがあるので、間延びもしないし、サビがいいっすわ……で、あれ、MCあったかな……畳みかけるように「Night Witches」、ここでスピードメタル、たまらんすな……。

続いて「Primo Victoria」、ああ、ビジョンにサビの歌詞が表示されていましたね、なんて親切設計……こいつを叫べば気持ちよくなってくるんだぜってことですね……そして、日本のためにということでしょう、「Shiroyama」!……あ、私歌詞カード読んでない(体に曲が浸透するまで読まないのです……)のでよくわからんのですが、この「Shiroyama」は、西南戦争のあれですかね?……ビジョンに映し出される映像が、何というか、微笑ましい日本観……に加えて、「Samurai」「Bushido」、直球勝負、素晴らしい……曲もそう思って聴くと日本のアニメソングっぽささえ漂う……あれですね、フィンランドのWhisperedがカバーした『銀牙〜流れ星・銀』のOPを彷彿とさせる……させるのかな……なんか、通じるものを感じましたよ……Whisperedも見たいなぁ生で……陰陽座人間椅子辺りと対バンしてほしいわ……。

ここで「俺たちは最後の曲だけど、次に控えているのは超スゲーバンド、BABYMETALだぜ!」的な煽りMCがあったと思います……そして、再び跳んでくれ、って言われたような……跳んでいいんだ……さっきも跳んだ……で、聞こえてくるのは荒涼とした中に口笛の音色……おお、ラストは「To Hell And Back」でしたよ……この曲もDVDで見てね、是非やってほしいと思っていたので、もう最高っすわ……「Metal Crue」も聴きたかったけども……。

やっべぇ、SABATON楽しい……演奏はもちろん、パフォーマンスも、DVDで見たまんま……ああ、フロアで見たかった、ちょっと後悔だわ……神戸……神戸ぇ……いや、こりゃ単独来日がもしあったら行くよ多分……大村さんがおっしゃっていたけれど、曲調や歌詞、ではなくそのときプレイしているときの感情が出るのが自然で、楽しいと思ってくれていたんじゃないかなって思えるステージングでした。

 

体、暖まった、というか、喉がほぼ枯れた……ちょっと不安だったのでトイレに行ったのですが、男子トイレですらできるかどうか、という行列だったので、自分の膀胱を信じて、一服だけして席に戻りました。

三角ステージがもう降りていて、何だろう、幕張を体験しているのに、ドキドキが……始まりますよ、始まりますよ……。

 

ビジョンに「METAL RESISTANCE VII」のストーリーが展開されますと、絶叫具合がすさまじい、四方八方からの雄叫びでした……たまアリ、ほぼ満員だからなぁ……。

セットの配置自体は幕張と変わらないですが、神バンドの面々が、幕張ほどは引っ込んでいない感じでした……ええと、公式のTwitterでご確認いただければいいのですが、大神様、BOH神様、ドラムの神は私存じ上げない……そしてIKA神……やISA神様、という布陣でした……イカの神のBABYMETAL降臨は初体験、相変わらず9弦ギターが異次元の武器のようにしか見えませんな……で、もちろん「IN THE NAME OF」からのスタート。

遠いな……ビジョンで見えるからいいっちゃいいけども……やっぱこれはフロアで体感するものだなぁ……上段のステージに並んだ、一糸乱れぬ闇の七人の中から、一人SU-METAL様が降りてこられるといやはや……これが「BABYMETAL DEATH」の代わりのOPになったんだとすると、膝とか腰への負担を考えて、ってところかな……いや、「BABYMETAL DEATH」は最後にやってもらってもいいんですけどもね(再録してやるのかどうか……)。

そして、「OH〜OHOH〜」の断続的なコーラスの合間にあがる絶叫、「Distortion」……あ、すいません、ダンスとか俯瞰だから結構ちゃんと確認できると思っていたのですが、やっぱ叫んだりするのに集中してしまったので……ステージ見て、ビジョン見て、忙しい……あ、たまアリでは、神バンドのアップが結構多かった気がします(よかったよ……)……SU-METAL様「Hey, SAITAMA!」って煽りがあったはず……。

続いて「ギミチョコ!!」、幕張同様に、MOAMETAL様が一人SU-METAL様の前に出て、YUIMETAL様のパートも一人でこなされていましたな……やっぱり、YUIMETAL様ありきの構成(とはいえ、出演未定だったのでどちらでもいけるように、ではあったのでしょう)……いやはや、MOAMETAL様のダンスの切れがもう……チョコ食べるところとか、アップになっていたはずなんですが、記憶が……大神様はいつも通り全開、あんまりBOH神様は映らないなぁ……ISA神様はどっしり構えてのフレージング、指の動きすっごい……今回も「おっきなサークル」を要求されるSU-METAL様、間奏明けてグルングルンしておりましたよ。

セットリストは幕張と同じかな……続いて「エレベーターガール」……あ、これは斜め上から見られてよかったですな、闇の七人のうち5人が三角形のステージで踊っていらっしゃった……シンクロ具合が素晴らしかったっす……サビの振りは可愛いなぁ……歌詞が今一つわかっていないのであれなんですが……あ、たまアリサイズなら耳栓はずしても大丈夫だろうと思ってはずしていたんですが、音の質は微妙……会場が大きいから、というのであれば、銀河帝国やSABATONもそうなはずですので、別のところに理由があるんじゃないかと……低音かなやっぱり……ベースとバスドラがあんまりヌケがよくない、ドラムセットの載っている台のせいなのかなぁ……あれ、ドラムセットって青神様のじゃないですよね……うん、ドラムの神、青神様や前神様とも違ったパワープレイでしたね、その分なのか、リズムがちょっともたつくところもありましたが……音響っぽくも感じたんですよね、どっちだろう……。

続いて、「紅月」です……ああ、SU-METAL様のマント姿が、今までの衣装よりもずっと似合っておられるぞ……気づかなかった……イントロはやっぱり今回からのアレンジっぽいですね、ちょっと「Tatoo」のメロディが入っているように幕張では思ったのですが、今日はそうでもなかったっす……パイロどーん、お声は今日もばっちり、間奏では闇の七人の2人での戦闘シーンで、その間SU-METAL様ははけておられましたな、で、幕張と違っていたのは、ここでもギターソロで大神様とIKA神様がアップだったと……大神様はバーガンディだったような(涙)……シアトリカルなステージだから仕方ないのですが、もっと神バンドを……幕張よりはぜんぜんよかったですけれども……SU-METAL様、ラストでちょっとにやっとされましたな……。

ステージ上から放たれたレーザー光線が、たまアリ後方の壁にオシロスコープっぽい軌跡を描くと、ちょっと期待しちゃうんですが、もちろん「Starlight」……今回の衣装は、この曲に一番マッチしていますな、ちょっと暗い中にピンスポ落ちて煌めく様子、闇の七人の群舞、荘厳な風景ですらあります……多分、今後この曲を聴いたり拝見したりするたびに、一つの時代の区切りを思い起こすんでしょう……感傷に浸りたいわけではないのですが、寂しくないわけもなく……とはいえ、ついていってみよう、と決めたんですから……ううむ、実は結構堪えるなぁ……。

ここで、何かちょっと暢気な感じのBGMで、ビジョンに映し出されたのは三機の宇宙船、それぞれBABYMETAL、銀河帝国、SABATONのマークが入っている三角形のやつです……それが宇宙を飛んでいるわけですが、あ、いつものナレーションの方による日本語でのナレーションで、なんか銀河帝国の仲間と、スウェーデンのゆかいな仲間と一緒に、「一つになるのだ」って感じで、その三角形の宇宙船がトライフォースになって、「ヒーローを呼び出せ!」的な……おお、ということは……「META!メタ太郎」じゃないですかいやーん……楽しくなってしまったので、ダンスがどんな具合かあまりちゃんと見れていなかった……あ、でも、「時は戦国〜」でのせり上がりのフォーメーションは、MOAMETAL様中心の変則的な感じだったと思います……くそう、おでこチラリはないのか……全開だからなぁ……そして、間奏で銀河帝国のダーク・ヴェイダー卿とSABATONのvoであるヨアキムが呼び込まれ、上段ステージから登場、卿はライトセーバー、ヨアキムはバズーカ持ってましたね(似合う……Tシャツは出ないんだろうけれど……)、ハロウィンじゃないDark Night Carnivalスペシャルコラボ……MOAMETAL様は卿の横でちょっとぴょんぴょん跳ねられて、SU-METAL様はヨアキムの隣で、笑顔だよかった……三角形ステージがちょっと上がって、みんなで腕を突き上げてオーディエンスのチャントを聴き、ラストは敬礼ダンスを4人で……コラボ演出はこれだけだったのですが、もっとねえ、実際には一曲まるっと、レッチリのときみたいにやってほしかったなぁ……あと、銀河帝国の白い兄ちゃんを出してほしかった……でもよかった……。

続いて「キツネー」の呼び声から、「メギツネ」……低音(ベース、バスドラ)が一番イマイチだったのはこの曲かなぁ……曲は最高でしたですよ、それに間奏の煽りMCでは、SU-METAL様の「Are you ready?」へのレスポンスに、MOAMETAL様が両手を耳に当てて笑顔で首を横に振る、っていうシーンもありましたし……あ、当然ではあるのですが、闇の七人の中で、MOAMETAL様のダンスのキレが一段とわかったのがこの曲だったと思います……もう、年季がね……ネットでは闇の七人の特定が進んでいるようで、多分MIKIKO-METAL様の教え子だったりはするのだと思うのですが、ということはただものではないわけですが、MOAMETAL様のダンスはその方たちを凌駕しておられました……。

そして「KARATE」……あれ、今回一番印象が薄い……いや、めいっぱい叫んではいたんですが……そうだ、間奏明けの闇の七人の様子を確認しよう、と思ったんですが、忘れておりました……その代わり、さっきSABATONで跳んだしいいよな、と間奏明けはジャンプしておりました……。

ラッパの音、イントロ大合唱、七本の旗……今回も「Road of Resistance」は最高でしたわ……あ、SU-METAL様の煽りは「SAITAMA〜!!」だった気がします……「We are BABYMETAL!」……。

そして「THE ONE」……あ、幕張の記事で、照明のことを書きましたので、今回も同じ演出でした……ので、「THE ONE」がYUIMETAL様に捧げられたというのは私の完全な妄想です……スモークの中、SU-METAL様のお声は一段と艶めいていらっしゃってですね、なかなかこれをKawaiiと表現することに抵抗を覚えますね……大人になられたのです……で、ですね、最後のオーディエンス大合唱のところで、闇の七人が三角形のステージに乗ってリフトアップされるのですが、手すり、ないんです……SU-METAL様MOAMETAL様がそのステージの端まで来ておられて、もう私は怖くて怖くて……いや、そんな長い時間ではないですし、高さもそこまでではないのでわかるんですが……ともかく無事にリフトは降りてきて、ほっとしました……そして、花火で終演。

 

はぁ……今年のBABYMETALが終わってしまった……と同時に、今までのBABYMETALも終わってしまったのでしょうね。

ギリシア神話的に言えば、「英雄の時代」が終わり、「黄金の時代」に入った、というところでしょうか(?)。

私も含めて、今までとは違う気持ちでBABYMETALを見るのでしょうね、きっと……奇跡はいつまでも続かない、そんなことはわかっていたはずなのに、受け入れられないですよね……そして、この新しいBABYMETALでさえ、おそらくそれほど遠くない時期に終焉を迎えるのです、悲しいことに……。

いつだって我々は、誰かに置いていかれるのです。

最後までついていくのか、それとも別の何かに熱狂するのか、それぞれの心の中にくすぶっているものに従って決めるしかない、です。

 

 

 

どんな姿になられてもかまわないです。

ただ、公式さんにお願いしたいことは、今日のSABATONが見せてくれたような、笑顔溢れるステージを作ってほしい、と。

それだけです。

 

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終演後、赤羽の某日高屋に入って飯を食ったのですが、多分有線から「Starlight」が流れてきました……ありがとうございます……。

 

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スカルチャームなんかいつ使うんだろう、と思いましたが、キツ根付を見ていて、一年越しに正解を思いついた気がします。