べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

『FRESH!マンデー』#82とか

(※遅れておりますが、顔笑って更新しております※)

 

さて、『FRESH!マンデー』は#82。

1月も最後の放送か……去年は大雪でしたね、確か。

 

○こちら===>>>

freshlive.tv

 

日直は白鳥さん、森さん、有友さん、はみだせ!委員長の日高さんが登校(あと森センセ)。

 

(※以下「続きを読む」を設定します※)

 

 

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(※ネタバレかつうろ覚え)さくら学院The Road to Graduation2018 Happy Valentine 昼公演感想

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さて、本日はさくら学院さんの「The Road to Graduation2018〜Happy Valentine〜」(at マイナビBLITZ赤坂)の昼公演に参列してまいりました。

割と早めに起きて(このために、ではなく起こされただけですが)、家族の用事を済ませ、出発。

グッズ販売時間開始前には到着したものの、昨年同様にXLのTシャツは買えず……うーん、今年は「放課後アンソロジー」に行けないので(泣)、なんとか欲しかった……昨年もでしたが、RtGのTシャツって、どのタイミングで着るといいんだろう……バレンタインライブと放課後アンソロジーを逃したらなぁ……今年度のデザインもよろしいので、ほしかったのですが、タオルとステッカー(5枚買ったのは、キリのいい代金にしたかっただけ)で我慢我慢。

 

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で、ちょっとふらついてから、思いの外いい整理番号だったので、中に入り、コインロッカーに荷物を詰めたら壊れていて、隣に移すという謎のタイムロスをして、それでもまあ、前のブロックの隅っこの方(上手側)に陣取ることができました(無用にでかいので、隅っこがいいのです……でかいやつは後ろに行けとか言われない位置だったかと……ほんと、申し訳ない、でかくて……)

 

客入れのBGMをぼんやり聴きながら、体調があまりよくないのでヨガの呼吸法実践していると、エアロスミスの「ラブ・イン・アン・エレベーター」がかかった辺りからちょっとざわつく……次がMr.Big「ダディブラ」で、その次がデヴィッド・リー・ロスの「ジャスト・ライク・パラダイス」で、さらにタラス(!)の「シャイ・ボーイ」で……あれ、何か別のライブの客入れですか?……ヴァン・ヘイレンじゃなくてダイアモンド・デイヴってところが、ビリー・シーンのファンがいるとしか考えられない(それか、Spotifyとかで関連音楽流してるのか)選曲……90年代のMTVかと思いましたよ(直撃世代です)……メンバーに誰かビリー・シーン好きがいるのかなぁ……新谷さん?


(※以下、ついさっきのことなのにもう思い出せず、老化に立たされているおっさんの戯言です……一応「続きを読む」を設定します※)

 

 

 

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(※うろ覚え且つ語彙力)ULTIMATES名古屋公演感想

さて。

2月8日、栄のMUJICAというライブハウスにて、ULTIMATESのライブに行ってまいりました〜。

 

……あ、写真がない。

 

 

↑自分のツイートで。

 

key:こまつさん、dr:前田遊野さん、gr:ISAOさん、vln:星野沙織さん、ba:森田悠介さん、による、ゲーム音楽(主にFF、スクエニのスク寄り)人力再現+αバンド……ええ、もちろんギターを練習し直して3年目の私ですので、ISAOさん目当てだったんですが、同時に前田さん目当てに決まってるじゃないですか……当たり前じゃないですか……当たり前だのローキックじゃないですか……(by TOKIさん)。

いえ、前々から興味はあったんですが、東京ですからね……老後の蓄えをがしがし削って上京しているもので、なかなか頻繁には……しかし、今回はツアーを回っていただける、ということなので、体感体感。

客入れのSEがスクエニ系で、唐突に「EYES ON ME」とかかかるとやっぱ、何かしらぐっとくるものがありますよね……元々、サントラ好きなんですけれども(アニメの/ただし、アニメのどの場面でかかっていたのか、というのがあまり結びつかない残念な脳味噌の人です)、ゲームとなると……『ケルティック・ムーン』はアレンジですしね……ちゃんと持っているアルバムとかないのですが……大丈夫かしら、私。

 

(※)

 

あっという間に終わってしまいましたけれども……超絶に楽しかった〜。

 

 

セットリストは公開されているので、それを参考にしていただくとして、私のゲーム歴はPSで止まっているので、『FF9』まで、なんですね……なので、面白いと評判だった『Nier』とか、坂本真綾(様)のライトニングでおなじみ『FF13』とか、プレイしていない(『サガフロンティア』すらやってないですから)……のですが、純粋にライブとして楽しめました。

そして、知っている曲、たとえば『ロマサガ』の戦闘BGMとか、聴くとやっぱりよみがえるんですよねぇ……「地摺り残月」とか……アイスソードほしさにガラハドぶっ○したからもうなんともならないとか……「ビッグブリッジの死闘」、あったなぁ……やっぱり『FF』は6までのイメージが強いですよね、自分も若かったし、やりこむだけの時間があったし(金はなかった)、最初はシャドウ待たなかった派だったなぁとか、魚、魚だよ魚、とか(?)、いや、何だろう、ゼロムスエクスデスケフカもがんばって倒したよなぁそういえば……なんであんなにがんばったんだろうなぁ……と、ライブの感想。

 

ISAOさんのギターは、どうやってミュートしてるんだろう、と(チッタのときも)思っていて、今日もじっくり見ていたのですが、全然わからず……いや自分なんかには全然わからない領域のギターなもので、表現できません……結構早い上下フレーズでも、スウィープでなくてオルタネイトで弾いておられたような気がしまして、「え、人間にそれできるんだ」って感じでしたわ……もっと勉強して聴かないとなぁ……。

私はリズム感はいいほうなのですが(多分)、それを表現する筋力がないもので、太鼓とか無理なんですが、前田さんのドラムはかっこいいですよね……いやもちろんメタルなドラムも大好きです(というか、今回も半分くらいはメタルチックでしたな)、でもなんでしょうね、粘りと隙間、というのか……(言語化できないのはドラムのことをよく知らない(よく聴いてない)だけなので気にしないでいただきたい)……それで非人間的なフレーズをばしばし叩いておられて、ううむ……チッタのDVDをもっと見ようと思いました……でもいいのです、淡路島に続いて前田さんのドラムを近くで見られたので(淡路島はそんなに近くもなかった……)。

こまつさんは、かなり昔からテレビなどで存じ上げていた、と思います……たぶん、番組を忘れましたが、そのときもトランペット吹きながらキーボード弾く、という凄腕を見せておられたかと……幹てつやさんとは違うんだなと……いや幹てつやさん好きでしたけど……たぶん、一番いろいろなことをやっていて、一番それが伝わってないんだろうなぁ……キーボードとかシンセとか、いろんな音を出しているんだけど、何しろ私にはそれがわからない……という残念な耳と音楽センスなもので、すみません、大活躍されていたのに、こんな感想になってしまい……。

森田さんのベースはすごかった……うねうねと縦横無尽なフレーズもすごかったのですが、パーカッシブなときが、すごいゲーム音楽再現とマッチしていた気がします、なんだろう、バッキバキ、という感じではないんです、マシンガン的な感じ、それがドラムと重なったときの音圧ったら……ゲーム音楽って、元々容量的に限られた音数の中で作っているので、ベース音(というか、一番低い音)はわかりやすく入っていないと、曲自体がぼんやりしてしまうのかな、と思うんですよね、だからどうしてもパーカッシブになるのかな、と……で、それを人力でやるとこうもすさまじいことになるのか、と……ベース、かっこいいなぁ……。

バイオリンのことはわかりません、でも西洋風ファンタジーには欠かせない音だなと思います、なぜか思います、たぶん『ケルティック・ムーン』の刷り込みのせいだと思いますが……そんなにバイオリン鳴ってなかったような……星野さんの印象は「細い……え、フィギュアなの?」ってくらい細くていらっしゃる……ユウナ風衣装もよく似合っておられまして……演奏?だからバイオリンのことはわからないんです……でもISAOさんのギターとユニゾンになったときの音はしびれます……フィドルっぽいところとか、ピチカートで速弾きとかあった気がする……。

途中から、「ああ、なんだろう、これはゴリゴリのプログレメタルなのかもしれないな」と思い始め、マハビシュヌ(オーケストラ)がメタルやってるとこんな感じなのかと思い始め、そりゃ超ぜいたくじゃないかと思い始め、気づいたら終わってました……ラストは見事な構成……そりゃアンコールないよね、って思わせる感動のエンディングでした……見えたんですよ、チョコボと世界を駆けめぐる冒険者の姿が……。

 

終演後のグッズ販売にはみなさんが登場され(一番しっかりされていたのは星野さんだったのではないかと……しきっておられた……)、握手していただき(もうコミュ障気味なもので、お話なんかできません……感想が出てこないんです、準備しておかないと……はぁ……みなさんすごいなぁお話できて、と思います……いいおっさんなんですけどね……だから書いているんですけれどもね……)、前田さんにはなぜか持っていた「The Hill of Wisteria」Tシャツにサインをいただき、はぁ……楽しかった(ただ、着席ライブだったのですが体がしんどかった……)、また来てほしいなぁ……どんどん好きな音楽、好きなミュージシャンが増えていくなぁ……金と時間が……。

 

というわけで、以下MCの部分を何となくまたーりと覚えている限りで。

 

・東京での公演では、演奏前のひとネタ、みたいなコーナーがあるらしく、前田さんがシャドウの真似をしてしゃべったり(……FF6ってしゃべりましたっけ……「……だ」、みたいな感じではありましたが)、前田さんがそこらへんで買ってきた針金とポンポンでモーグリ的なものになって「……クポ」しか言わせてもらえなかったり(ISAOさんに何かあるかと訊かれて「そこらへんで買ってきた針金と……」と天丼をかます前田さん)、森田さんがユウナのコスプレをして(「今日の沙織さんより露出度高い」ヘソ出し)「Real Emotion」を熱唱、サビで全員演奏を止めてアカペラに……とか(地獄だけど楽しそうだ……)。

・その森田さん、ユウナ風の衣装の星野さんを見て、「俺よりユウナだ」とおっしゃったとか(自信持っておられたのか……星野さんは「一応、性別が一番近いので」と……)。

・MCに入ると調弦をする星野さんを見て、「なんかほんとに巫女みたい」とこまつさん(確かに神々しい……)、邪魔しちゃまずいと思われたのかみなさんMCをためらう中でも、キコキコと調弦は続く……どうやらしゃべってもいいみたいです。

・ゲームへの愛があふれ出すISAOさん、『Nier』のネタバレ(伏せます)を思いを込めて話され(『ICO』とか『ワンダと巨像』も名作なんですねぇ……私がゲームから離れた頃ですな……)、前作で使われていたBGMが、次作でも使われていたときの喜びを表現されるのに、「これ鉄板なんですけど」と『聖闘士星矢』冥王ハーデス編(ちなOVA)のテーマ曲が終わると、そのまま水平線から青銅聖闘士が走ってくる初代TVシリーズのOPが流れる、その感じ(ISAOさん、こまつさんによる再現あり……激とか市とかすっと出てくるのがまた……)を熱弁……(水曜7時かぁ、名古屋では土曜7時だった気がしますな『聖闘士星矢』……)、あるいは『キャプテン翼ワールドユース編ドイツ戦で、若き皇帝カール・ハインツ・シュナイダーのネオファイヤーショット……(割愛)……で、窮地に追い込まれた日本代表、そこではたとロベルト本郷の言葉「サッカーは自由だ」を思い出した翼くん、突然ゴールとは反対に走り出す、「なぜなら、サッカーは自由だから」(ISAOさん)、そのときに、「燃えてヒーロー」がアネゴ(早苗ちゃん)の声で流れる、あの熱さ……って、どんだけディープなんだ……私より若いのになぁ……あ、そうか、私はどちらかというとマンガメインだったから、あんまり歌と結びついていないのかな……。

・ゲームへの愛があふれ出すISAOさん、『FF』シリーズの、あの戦闘BGM(ちょっと再現あり)が、7で薄くなり、8では完全になくなってしまって、9で復活したことを喜んでおられました(あれは確かに私も思いました)……で、その9で、真のラスボス(「永遠の闇」)の戦闘BGMを演奏されたのですが、「あれいらんよね」と「永遠の闇」全否定……うーん、そこの記憶がないんだよな……戦ったのは覚えているのです(「くらやみのくも」っぽいなぁって思った)が、なんか、9で覚えてるのって「ビビ」とシッポと「ダガーってたいがいな名前だなおい」くらいで……ちゃんとクリアしたのになぁ……。

・何の曲のあとだったか、こまつさんが、「リハのとき、前田くんに、ラストもっと激しくしてって言ったらやってくれた」と。前田さん「なんで今言うのそれ?!」、ISAOさん「マイク通して言うことじゃないよな」。

・ゲームへの愛があふれ出すこまつさん、『サガフロ2』の愛があふれてしまい、編曲をするにあたって「仕事より時間かかった」……私はプレイしていないのですが、『サガフロ2』はゲーム内で語られない設定が詰め詰めに詰め込まれているという話、ギュスターブの冒頭での「泣いてるの?」エピソードで泣いてしまう話(あ、動画見ましたよ、ちょっとプレイしたくなりました)をされていました〜。

ISAOさん、「ビッグブリッジ〜」の前にギターを変形させる時間が必要なので他の方にMCを(「2時間くらい」)、ということで、最初にやったゲームという話になり、星野さんは『スーパーマリオ』……ああ、若い方もそこなんだな、と思っていたら、「ヨッシーが出てくる奴」ってSFCスーパーマリオワールド』か……アクションゲーム苦手な私も、がんばってステージいっぱい出したなぁ……スターロードも行った気がする……おもしろかった(でも下手だった)……で、ちょっとISAOさんが『スーパーマリオ』のSEを弾かれる、あとのかたは……あれ、なんだったか……とやっているうちにギターのトランスフォームが完了、フレットラップを取り付けただけなのですが、本当は「なんか邪道」だから着けたくないけれども「ビッグブリッジの死闘」はしかたないらしく……演奏見て意味がわかりました、高速移動タッピングの嵐……。

・照明がちょっと暗くなったときに、ISAOさんが「もっと光を〜」とおっしゃった(ので「ジャコウだ!」と思わず叫んでしまったのは私です……ゲーテって言わなくてよかった……)。

・グッズがいろいろとギリギリな件について、「怒られるまでやってやろうかなと」(ISAOさん)……怒られないように、がんばってください。

 

ゲーム音楽かぁ……『ミネルバトンサーガ』のOPとか、『ロマンシア』のOPとか、頭に残っているのですけれども、再現するほどじゃないからな……『ロマンシア』はハードロック(PC8801なんで音源的にはあれなんですが)風ギターインスト(メロディはわりと簡単)なので弾いてみたい……。

また名古屋にも来てくださいね〜。

「犬フェス」LV

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そうなんです。

遅くなりましたが、2/2、フライングドッグ10周年記念ライブ「犬フェス」のライブビューイングに行ってまいりました。

チケットが、当たらない当たらない……使える先行は全部使っても当たらない……ライブビューイングがあってよかったですわ、本当に。

というわけで、名古屋のベイシティという映画館に、相変わらずギリギリに到着という緩さ(物欲とか薄れるとね……)で入場。

割といい感じの、割と端っこめの席でした(いや、全然満足ですよ)。

詳しいレビューは、あちらこちらにあると思うので、徒然に。

まず、菅野よう子女史がインフルで欠席……マヂかい、と思った諸氏、マヂでしたねえ……そんなに映りたくないんか、と昔なら思ったものですが、最近は『マクロスF』にしろ坂本真綾(様)にしろ、映像に残ってるからなあ……まあ、お大事に。

オープニングのプレゼンターは、田中公平御大。

ビクター時代からのお付き合いのお話、1日に70曲以上書けと言われて「書いたけどね」(書いたんかい!)という自慢話、『サクラ大戦』の発端みたいな話、『キングゲイナー』の話、『ガオガイガー』の話(歌詞もらって驚いたよ、「ガ」ばっかり)。

アニメ界、アニメ劇伴音楽の歴史の、20パーセントくらいは背負ってこられた御大の話は面白かったです。

そして、一曲くらいは、ということでピアノの前に移動。

あれ、何だろう……いろいろ思い浮かべますが、なんとまさかの遠藤正明さん登場で、「勇者王誕生!」、しかも2番は田中御大歌われる……美声……。

超絶なインパクトを残しての開幕。

一人目は、May'nさん。

マクロスF』以降、それほど追いかけていないので、「射手座☆〜」で「もってっけー」と生で(ライブビューイングだけど)叫べたのは楽しかったあ。

そして、「私を見つけてくださってありがとう」、とフライングドッグ、菅野よう子女史への感謝を込め、特別だという「ダイヤモンド・クレバス」を……感極まった様子でうっすら涙……沁みる……。

二人目は、ナノさん……?でしたっけ、私の知らない人……いや、ファンの方申し訳ないですが、知らないものでね……音としては、スタジアムクラスで見劣りしないロック、という感じでした……いや、もうね、追いかけようにも金と時間が……今度聴いてみたいとは思います。

三人目は、誰だっけなあ……あ、梶浦由記女史か、アニメ劇伴音楽界が誇るKYの双璧、一人はお休みの人、もう一人が梶浦由記……うん、普通に聴いてた、曲が思い出せないけども、オペラ歌手みたいなボーカルのかたとコーラスお二人の圧倒的な歌声に、生バイオリンを加えた編成での、バロック音楽×ロック×エレクトロニカ、生で聴くと(ライブビューイングだけど)すごいパワーですな、オルスタならトランスで踊りますなこりゃ……で、続いてはFiction Junction YUUKAにて、「暁の車」だ……懐かしい……そこから「nowhere」、いやはや……語る梶浦由記女史を見たのも始めてだったけど、いいこと言ってた……忘れとるけども……あ、「犬フェスですね、ニャンニャン猫の日ですけども」ってあった気がする……私にとっての梶浦由記女史は、『.hack//sign』と『NOIR』なんだけど、やぱ『.hack』すね……残念、聴けなんだわ。

続いては、誰だっけ……この辺りで、セカンドプレゼンターだったかな、河森正治氏。

マクロス』は、当時流行りの80年代アイドル、あれをアニメで誰もやらないからやってやれ、と思ってやったら死にそうに大変で、「誰もやらないわけです」、と……当時はセル描きで、口パク合わせるだけで大変、そして戦闘シーンでも歌わせちゃったら、次は『マクロス7』で戦わない、歌う主人公出しちゃったと……『マクロスプラス』ではAIに歌わせて客が盛り上がるシーンを描いたら「そんな時代が来ちゃいました」、菅野よう子女史の欠席については「人間だと証明されました」で笑いを取られる、確かに宇宙人だったもんなあ若い頃のあのひと(インタビューとか読むとわかります)、『エスカフローネ』での坂本真綾(様)にも触れられ、「当時は制服着てレコーディングにくるような……」……懐かしい、そんな河森正治御大の紹介で、新居昭乃姐さん登場……神々しい……しかも、ピアノの弾き語りで「voices」ですよあなた……サントラ、何回聴いたかわかりませんよ……これ、聴けるんだなあ……リアタイ当時はライブに行くという発想(と金)がない時代だったから、もうなんかね……一瞬で新居昭乃ワールドですよ、横揺れですよ、そしてお話になる昭乃姐さんがふわふわしてて、ゆるキャラみたいでしたよ……ラジオ聴いてたなあ……あれ、家には『RGB』もないのか俺……続いては「キミニムカウヒカリ」、『ゼーガペイン』なんですね(観てない)、いや、アップテンポでまっすぐな昭乃姐さんの歌声は、妙に感情を途絶させたような冷たさがあり、でもウィスパーに混じる妖精感、うむむ、やられるわ……「覚醒都市」は……残念。

次はアリプロ……すまん、正直よく知らない、いや初期は知ってる、「コッペリアの柩」とか「絶叫グランギニョール」とか……でも、アリプロアリプロでした、犬フェスでも……劇場版『コードギアス』でも主題歌歌われるそうだが、今回はなし、打ち込みドラムのバンド形式にダンサー引き連れての舞台創造、アリプロだなあ……ちゃんと聴いてみようか……。

続いては中島愛、いきなり「星間飛行」で「銀河のはちぇまれー!」、サビでは「キラッ」、いやいいわ……大人になったよねまめぐも……『マクロスF』から十年か……私は超時空プリンセス派だったのですが、以降はあまり追いかけてないなあ……あ、『F』で好きなのは「アナタノオト」です、はい……甦る「超時空七夕ソニック」のエンディング……自分の水がどれだかわからないまめぐ氏、続いて「サタデーナイトクエスチョン」を歌われて、おいおい短い……と思っていると、例のイントロから、壇上にMay'n&まめぐ、で「ライオン」ですよ……いやあお二人のツイッターとか見ていただければわかると思いますが、二人顔を見合わせて歌われているのを生で(ライブビューイングだけど)観られるなんてね、なんか超贅沢……。

ここで、DJタイムという名のトイレタイム、KZさん登場で、飛犬の名曲の数々を……いや知らん曲も多かったけれども……「ロケットビート」は気づいたよ……あ、コンピ買わないとね……。

で、休憩明けはスペシャルゲスト、おや、と思ってたら、確かに今日一番の驚き、まさかのチエカジウラと福山芳樹登場!、歌バサラと歌ミレーヌやで……おいおい……「Planet Dance」かよちくしょう、福山氏ギターうまいなあ、さすが見た目も声も一人ペイジ/プラント、よく見たらギターはバサラモデルだし……で、ヒゲ、どうした?(最近JAMプロも見てないからなあ……)、20数年越しですか、まさか生で(ライブビューイングだけど)見られるなんて……なんかこれだけでもお金払った甲斐がある……福山氏はチエカジウラ氏に「アニソン界のモジャモジャ」って紹介されてましたな……で福山氏は「楽屋は遠藤と一緒でした!」って、いろいろ持ってくなあ……で、一曲かよ!もう一曲くらい歌っていけや、「突撃ラブハート」とか「Try Again」とかさあ……。

ふう……と盛り上がりが一息ついて、次はAKINO with bress 4……まず歌われたのは、私の知らない曲……しかし超アグレッシブな曲で、AKINO氏のハイトーンは相変わらずすごい、なんだろう、筋肉で歌ってる感じがバリバリするのがすごい……他のご兄妹のステージングもすごいけど(兄さん達がホントに筋肉が……)……自己紹介から、AKINO氏があれを歌われたのが14歳だったと……すげえなそれ、坂本真綾(様)より若いじゃないかデビュー……で、まあもちろん、「創聖のアクエリオン」ですわ……音源より若干テンポ遅め、ですがその分じっくり噛みしめる感じですねえ……そして、今日最大の声をオーディエンスから引き出したであろう「愛してるー」……名曲、というかアニソンの歴史を語る上で外せない曲ですわ……これを生で(ライブビューイングだけど)体感できてよかったよかった……。

で、来ましたよ石川智晶女史、私のよく知らない「不完全燃焼」という曲は昭和歌謡な匂いを漂わせつつ、震えるほどの歌の上手さよ……AKINO氏のパワフルハイトーンにも圧倒されましたが、こちらは円熟味と表現力ですわ……で、ステージの階段降りてくるのが大変、という女史、最近はあまり生で歌われていないそうですが、歌うってやっぱりいいね、と……まあ実際副交感神経優位になりますからな、いいんですわ体には……当時「歌ってみた」でバリバリ歌われた、というあれ、「アンインストール」がもちろん披露されましたよ、あのイントロのあれを生で(ライブビューイングだけど)聴けるとは……いやあ名曲、暗いけど名曲、やはり本家は違うなあ……ほんと、震えるわ……当時ありましたよね、「アンインストール」って歌ってる回数がなんとか、とか……私はアニメ見ていないので、何で知ったのかなあ、何故か知ってましたよ、そのくらい名曲ですわ。

石川智晶女史も二曲かあ……なんて思っていると、ざわつく場内、そりゃそうだよな、梶浦由記女史と石川智晶が一つの会場にいてやらないはずないよSee-Saw、もちろん「あんなに一緒だったのに」……何だろうなあ、あるある、と思っていてもやっぱりあると感動する……豪華すぎる……そして一曲だけかい、もったいないわい……。

続いてのプレゼンターは、山寺宏一御大、直前に種の歌が歌われて、例の件もあるので自虐的に「いろいろ大変なんだよ!」とか「家のローンが残ってるんです!」とか、さすがですわ、ビクターやフライングドッグへの貢献度から自分ではないのでは?と聞くと、出演リストが持ち出されたとか、まずは『メガゾーン23』からっておいおいベテランやなあ……『ワタル』では「林原めぐみさんの出世作」と持ち上げて、ここから出演作品を述べていくも、「名前を叫ぶスタイルです」と役名を大声で言うだけで済ませていったり、ほんとお上手だわ……そして『ビバップ』の辺りで「ジェット、ありがとう!」と昨年亡くなった石塚運昇さんへの賛辞……ちょっと泣きそうになったよ……で、欠席した菅野よう子女史の代わりに「たぶん、『TANK!』をやるはずだったと思うのですが、私が代わりにやります!犬で!」、フライングドッグだけに犬の鳴き真似で「TANK!」を歌い大爆笑でしたわ、素晴らしい……そんな山ちゃんの紹介で、活動休止したユニットを、で登場されたのはTrident……すまん知らなんだ……『蒼き鋼のアルペジオ』……あれ中原麻衣女史の出てたやつですか?……存じ上げませんが、一夜限りの再結成で、かなりの盛り上がりでございました。

いよいよクライマックスに向かって、ワルキューレ登場!「いけないボーダーライン」、「一度だけの恋なら」をばしっと決められ、バンドはもちろん北川さん達ですな、自己紹介では、ソロ活動している人(JUNNAさん、鈴木さん、東山さん、安野さん)としてない人(西田さん)の間に深い溝が……と思ったら、その西田さんもソロデビュー決定でハッピーな空気に、そこから、何か、安野さんが噛んだりしたような気がしましたが、「ワルキューレがとまらない」に突入、なんでしょう、ワルキューレでのライブを見ると、一応キャラが残っているのですが、今回はみなさんそれぞれ素で出ておられるので、緊張感の中にもリラックスしておられたように見えましたな、Choo Choo Train的なことをピンクと緑の人がやっていて、楽しそう……個人的には「絶対零度θ〜」が好きなので聴きたかったのですが……いや、「涙目爆発音」は諦めていましたよ……。

そして、なんと、大トリですよ坂本真綾(様)……すっかりフライングドッグの看板になられた……一発目は「逆光」、いや良き……佐野康夫さんドラムスで逆光、最高ですよあなた……ホント、またいい曲を手にされましたよねえ、そろそろメタル歌ってみないかなあ……みないだろうなあ……まあほぼハードロックだからいいんだけど……しかし坂本真綾(様)のライブで光り物ってのはなかなか新鮮ですな、普段はいないからなあ……いや、別に普段のライブでも居てもいいと思うんですけども、いないなあ……って思っていると次は「Be mine!」、むむ、そりゃもう二百曲に迫りそうだからな持ち歌、何を選ぶのか大変だろうけれども、いやいいです、佐野康夫さんの手数がヤバイ、マヂでヤバイわ、これ映像化するよね……え、しないの?……で、MC前に水を飲みに行き「人の飲んじゃった」、まめぐと変わらんな……でまあ一通りビクターとの思い出を語るも、やっぱり「菅野よう子、どう思う?」って話になり、「ふざけんなよ」で大爆笑、いやいやそれが言えるのは貴女くらいですよもう、「お空の菅野さんに文句を言っておきましたから」、殺してる殺してる、どっかにいますから、で、菅野よう子女史が観客に歌わせるのが大好き、と言う話から、最後の曲もそういうアレンジしてたのにいないのかい、とまた爆笑、そしてラストは、ああそうか、これがありましたね「プラチナ」……どこを歌うのかと思ったら、「見つけたいなー叶えたいなー」を観客に交互に歌わせて、ああ、これはなかなか壮観だなあ……「ポケットを空にして」とか「シンガーソングライター」では観客が歌うってのありますけど、「プラチナ」でも、これは今後定番化するのかな、などと考えていると、「菅野よう子ー」「ふざけるなよー」と煽りまた爆笑、素晴らしい、この機転、ベテランだなあ……もちろん「お大事にねー」とも歌い、大団円。

終演後には、フライングドッグ制作の新作アニメとか、『レイドバッガーズ』にキズナアイ(?)が参加とか、よくわかりませんが、今年の秋に「犬フェス2」が行われることが発表されました!今のところの出演者は、誰だっけな、ワルキューレのみなさんがそれぞれソロで、ということを考えると、今回はフライングドッグの今までを、次回はフライングドッグのこれからを見せるものになるのかな……。

いや、良かった。

現場に行けなかったのが非常に残念ではありましたが、良かった。

ノスタルジーですねえ……ほぼノスタルジー、やっぱビクターっ子なんだなあ自分、って思ったり、とにかく良かった、しか出てきません(すみません)。 

会場はなんなら横アリたまアリクラスでもよかったんちゃうかなあ……10000人クラスだったようなのでね……まあ無理は言いますまいて……。

是非映像化を希望。

 

『古代日本の超技術 改訂新版』志村央夫

 

古代日本の超技術 改訂新版 (ブルーバックス)

古代日本の超技術 改訂新版 (ブルーバックス)

 

 

『古代世界の〜』をだいぶ前に読んでいたので、日本のほうも購入しました。

目次を見ますと、

 

1 五重塔の心柱

2 日本古来の木造加工技術

3 ”呼吸する”古代瓦

4 古代鉄と日本刀の秘密

5 奈良の大仏建立の謎

6 縄文時代の最新技術

 

となっております。

どれも、当たり前なのですが、歴史と直結、そして現代まで残っている可能性があるということで歴史的建造物・遺物と直結しているところがワクワク。

1章では、東京スカイツリーにも流用された”心柱”について書かれています。

免震、制震、というのは地震大国・日本において永遠の課題だと思われます。

個人的に、1996年、という非常に新しい時期に、青森県青森市青龍寺に、高さ39.1メートルの五重塔(もちろん木造)が完成していた、というお話に感動。

まだできるんだ……という気持ちと、もうできないのかもな……という気持ち。

 

「ところで、数百におよぶ木塔が破壊された歴史がある中で、「地震によって倒壊した例」がほとんど皆無であるのはじつにふしぎなことである。」(p18)

 

バベルの塔の崩壊は、高く築き過ぎたから、だそうです。

神罰なのか、あるいは何千年に一度クラスの地震が起こったのか。

日本では、関東大震災東日本大震災、でも仏閣の多重塔が倒れた、ということはなかったようで(細かい破損はもちろんあるでしょう)。

熊本大地震では、阿蘇神社の社殿が倒壊、熊本城もあの通り、ですので、皆無ということはないと思うのですが、こと「塔」にあってはあり得たのではないか、と。

「心柱」、すごいです。

 

2章は、木材加工。

 

「もちろん、”古墳時代”に古墳の内部構造を巨大な石材で組み立てたり、近世には壮大な城郭の石垣を築いていることなどからもわかるように、日本が”石の技術”をもっていなかったわけではない。しかし、それら”石の技術”は土木工事に用いられたのみであって、「日本の建築」に石が用いられることはなかった(”土木”と”建築”、およびそれらを峻別する思想については、前掲の川添登氏の著書の中で興味深い考察がなされている)。」(p48)

 

「石の西洋」「木の東洋」なんて言い方をするかどうかはわかりませんが、実際のところ、技術としての差異はあまりないのではないか、と思います(ニッチになっていくと、何事も極端なのでね……)。

石に通暁していないと、石垣は組めないですし、なんなら五重塔の礎石すらちゃんと加工できないでしょう。

一方で、石積み建築の足場は、高層になれば木材で組むことになるでしょう。

基本的な技術は、結局のところ力学なわけで、あとは地域性(歴史含む)により、建築を石で行うのか、木で行うのか、ということになったのかな、と。

なかなか面白いのは、須佐之男命の八岐大蛇退治と、ペルセウスのゴルゴン退治を比較しているところでしょうか。

そして、須佐之男命の役割も、改めてそんな風に記紀神話を読むと面白いなぁと。

式年遷宮についても触れられていますな……個人的に、伊勢の式年遷宮は、強烈な神威によって隔壁がボロボロになってしまうのを、定期的に作り直す(そのくらい、天照大神とされる神の祟りがすごい)、と思っていますがそれはどうでもいいです……。

 

「船は水に浮かべるものであるから、まず第一に問題になるのは比重である。どんな木でも水に浮く、と思いがちだが、じつはそうではない。」(p57)

 

そう、鉄が水に浮くんですよ……あれは比重の問題ではないですが、沈む木もあるわけですね、ちょっと忘れがち。

いや、今読み返していたら、木材孝佳先生にも読んでほしい……ちょっと方向性が違う……。

とにかく、須佐之男命が定めた(とされている)木材の使用方法について、細かく検討されているのが面白いです(古代の蓄積された経験を甘く見るな、といいますか)。

 

「もう一つ忘れてならないのは、古代の大工道具のことである。

大木から大きな板材や角材を得るには大型の縦挽き鋸(大鋸/おが)が必要だが、法隆寺薬師寺が建立された飛鳥時代奈良時代の日本には、この大鋸は存在しなかった。」(p65)

 

これは、「宮は檜」、神社仏閣が檜材で多く作られているのはなぜか、という話の中で出てきます。

そう、道具……その時代にあり得る道具を考察することも重要なんですよねぇ……。

 

「それは、道具というものが、大切に保管され、あるいは鑑賞される美術・工芸品とは異なり、”使われるもの”であり、使われた結果、必然的に亡びていく運命にあるものだからである。また、社会には、道具は誰もが使うありふれたものという観念も古くからあり、美術・工芸品のように、「保存するもの」「後世に遺すもの」とは見なされておらず、また、そのような場も機会も存在しなかったのである。

村松貞次郎氏(※『大工道具の歴史』という本の著者)は前掲書の中で「日本刀ブームの中で、つまらぬ刀にまで何十万円とかいう根がつくのを見ると、大工道具が、その鍛治があわれであり、いとしくてならない」「国宝・重要文化財などと、建築は華々しく脚光を浴びているが、その蔭にあった工人と道具が日の目をみないのは、どうしたことだろうか」と述べているが、私もまったく同じ思いである。」(p78)

 

耳が痛い……刀剣ブームも落ち着いたら、道具ブームがきてもいいんじゃないのか……ノコギリの擬人化、包丁の擬人化、カンナの擬人化、パターンが多くてガチャがはかどるんじゃないでしょうか……。

 

「つまり、打ち割り法は、本来の木の性質を考えるならば、理想的な製材法なのである。結局、室町時代以前の日本では、縦挽き鋸が不要であった、といわざるを得ない。

だが、その日本においても、さすがに室町時代になると檜や杉の良材が不足してきたようである。木目が真っすぐに通った檜や杉の代わりに、木目の乱れた欅や松を使わざるを得なくなった。そして同時に、製材用の縦挽き鋸が必要になった次第である。」(p83)

 

歴史時代以前から、この国で蓄えられてきた檜や杉の良材を、歴史時代の1000年くらいで使い果たした、というのがなんとも人間の業……それを乗り越えるべく技術が生み出されるというのも、人間の業、ですな。

ここから、筆者の専門である半導体の話も混じってくるのですが、これもなかなかスリリング。

3章は、お目にかかっても、それを採用することも少なくなってきているでしょう、瓦が主役です。

瓦……物理的防御でありながら、なんと湿度調整も行なっていたといいます。

 

「一言でいえば、現代の技術が、現代社会が要求する「生産性」「経済性」「効率」にひたすら応えようとするからである。同時に、瓦に限らず、どんなものも(市町村ですら「合併」によって)、全国的に「規格化」され、各地固有の「方言」「個性」が、この日本から急速に消えていく。

取り返しがつかないことに、日本古来の智慧や技術を伝える職人が、明治以降、とりわけ「戦後」、急激な勢いで消えていっている。職人が消えつつあり、彼ら職人の仕事に敬意が払われなくなったのは、近代工業によって推進された、”質より量”、”経済効率最優先”の価値観と不可分であろう。」(p119)

 

うーん、まあその部分も大きいとは思うのですが……失われたもの、手にしたもの、それぞれあるわけです。

多分、全部持っていけないんです、人生も、人類も。

あと、ある程度みんなが金持つようになった、というのも大きいと思いますよ……ということは、「質の高いもの」をみんなが求めるようになり、「質の高いものを早く、たくさん作る」ようになり(市場の要求)、結果「それほど質は高くないものがたくさん溢れる」ことになり、職人の技の価値が相対的に低下していった、ということもあるんじゃないでしょうかね。

たぶん、江戸時代くらいからそうなんだろうなぁ……江戸の頃は、こと建築においては循環が早かったので(燃えますから)、職人の数自体が多かったんでしょうけれども、今では……技術が失われるのは惜しいですし、悲しいことでもありますが、現代の技術を全て捨てることはできません。

地域性に関しては、平準化が行き渡ると回帰することになると思うので、さほど心配はしていません(一旦失われた、地域に関する知識が、これからまた蓄積されていくのです……我々は、戦後という喪失の時代に生きているわけで、これからの創造の時代には立ち会えないだろうというのが残念です)。

 

焼成温度が高いために瓦が高密度になりすぎ、吸湿性が下がって、”呼吸しない瓦”になったことを嘆いているのである。じつは、文化財木造建築保存の観点からいうと、この”瓦の結露”は致命的な問題を生じるのである。」(p120)

 

 結露結露……もうね、コンクリ打ちっ放しなんてね……いや、それだけの理由で結露はしませんが……。

4章は、鉄のお話。

 

「西岡棟梁は、「釘は使うてますけど、今の建築のように釘の力で木をおさえているわけじゃありません。釘は木を組んでいく途中で仮の支えですな。建て物が組み上げられ、組み合わさってしまったら、各部材が有機的に結合され、機能的に構造を支え合っていますから、釘はそんなに重要なものではありません」と述べている。」(p134)

 

法隆寺には釘が使われていない、というお話から。

静止している建物は、構造で支えられるんですね、昔から。

西洋の石組みのアーチも、基本的には重力で支えているだけですからねぇ……。

動体はそうはいきません(ロボットとか……ロボット?)。

たたら製鉄、玉鋼の重要性が書かれています。

要するに、手間暇かかるんです、ちゃんとしたものを作ろうと思うと(メトロテカクロムのスパイドさえ、WMがハンマーで鍛えなければならなかったのですから……?)。

しかし、現代の効率性がそれを許さない。

時代の速度が変化した以上、何かを捨てなければついていけなかったのです。

 

溶鉱炉法で使われる石灰石は鉄鉱石の融点を下げ、さらに不純物を取り込む重要な役割を果たす融剤(フラックス)であるが、たたらの場合の主たる融剤は炉壁の粘土である。私は、さらに、砂鉄中の”異物”が融剤の一旦を担っていると思う。

砂鉄が純粋なぶんだけ融点が高くなり、そのぶん多くの不純物を取り込むことになる(不純物の濃度、取り込み速度は温度に比例する)からである。つまり、磁選精鉱法(※磁石を使って、鉄のみを効率よく集める方法)で採取した砂鉄を使っているかぎり、昔の、伝統的なたたら鉄に匹敵する鉄は得られないのではないか。」(p152)

 

技術の進展により、精錬前段階で純度の高い鉄を得られるようになる、そうすると高い温度で溶かさなくてはいけなくなる、そうすると不純物を取り込もうとする……というパラドキシカルなことが起こるそうなのです。

ここから、化学的なお話も入ってくるので、苦手な方(私とか)はちょっと注意が必要ですが、まあ面白い。

落語まで飛び出すのですが……「あおによし」の「あお」、これは「鉄」のことを表すのではないかと言われていますが、青黒く錆びた鉄は、磨けばまだまだ使えるそうで、一方の赤錆はもう酸化鉄の状態になっている(自然界的に安定している)ので磨いても使えない……うむ、面白い。

あとは、奈良の大仏と、縄文時代の技術について……ああもう、読んでください。

こういう本が好きです、異なるジャンルと思われているもの、例えば古代と最先端をつなぐようなものが検証され、実証され、もちろんときには期待した答えは出ないでしょうけれども、がんばっとるなぁ人間という感じで……。

読み直したら、めっちゃ面白かった……きっと売れたんだろう(予想)。