べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

楽器に挫折し続けるおっさん三度の挫折

はい、ギター弾いてますか?

弾いてますよ〜、がんばって、1日に一時間。

基礎練習、ということで、エクササイズ的なフレーズを弾いているのですが、徐々に物足りなくなってきます。

いえ、そのエクササイズもろくに弾けないのですが、もうちょっと変わったことをしてみないと、ということで、ピッキングの練習を自分で考えてみました。

まず、アップピッキングの筋力がないので、ひたすらアップを繰り返す。

弦飛ばしでもやってみる。

もちろん、全然できないし、だんだんと右肩関節周辺がやばくなってくる。

そのあとは、アルペジオの練習。

オルタネイトでのアルペジオが全然弾けない、特に2弦、3弦を空振りすることが非常に多い。

多分、弦の距離とか高さとかが、体にインプットされていないから。

ので、アルペジオの練習。

できるだけ速く(やることにはあまり意味はないと思いますが)。

ふぃ〜……と若干疲労を感じたところで、さて、何を弾けば……と愕然。

そうなんですよね、弾ける曲がないのです……まるっと1曲覚えられるほどの記憶力はないもので。

そこで、凄い人の影響すぐ受けるマンの私は、

 

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大村先生の道場の門を叩いたのでした。

って、2009年……お若いすな、大村さんも。

え〜、こういった教則本的なものは、昔から何冊か買ったことがあるのですが、当然のことながら、最後までいった試しがない。

理由の考察は、楽器に挫折したことのあるみなさんなら、何となくわかっていただけるのではないでしょうか……。

私の場合は、そもそもモチベーションがそれほど高くないのに、上手くなるだろう、と思ってはじめて見て、なかなか上手くならないので終了、という感じです。

この「上手くなるだろう」っていう思い込み、自信過剰さが、若かったなぁ……と思います。

 

教則本買っても、上手くならんですよ。

 

そんなことはよくわかっている私が、何故にまた買ってしまったかといえば、大村孝佳さんの本だからってのもありますが、単純に、「フレーズが思いつかないから」です。

もう致命的に、エクササイズ、練習フレーズが思いつかない。

思いつく人は多分、ギターの上手い人(偏見)。

なので、フレーズ集として購入しました。

 

……ま、わりと早い段階でBPM155の練習曲とか出てきておっさん撃沈ですけどね。

 

それはともかく、私、暗譜がとても苦手なのです。

曲自体は、覚えられないということでもないのですが、楽譜が目の前にないと不安でしょうがない感じです(覚えてないじゃん)。

ピアノの練習をしていた頃も、楽譜を見ながらしか弾けないので、鍵盤なんてほとんど見てないわけです。

なので、弾き間違いの多いこと多いこと。

多分これは、脳機能の偏りのせいだな、と諦めています。

ただ、練習フレーズくらいの短いものは何とか覚えられんものだろうか……とない知恵を絞り、昔の経験から、「リズムを変えて弾いてみよう」、をやっています。

ピアノには、ハノンという練習曲集がありまして、いわゆるエクササイズ的なフレーズがたくさん載っているのですが、それをですね、いろいろなリズムで弾こう、という練習方法があります(というか、習ったんですが)。

ピアノの場合だと、別の調で弾こう、っていうのも大事だったりします(黒鍵ありますから)。

ギターなので、とりあえず、リズムを変える、というのだけやってみています。

ハノンは確か8分音符だったと思うのですが、大村さんの本はほとんど16分。

ま、気にせずに。

やってるのは、付点をつける、ってやつ。

4/4拍子で、8分音符が8つ並んでいる上昇・下降フレーズがあるとすると、そのうちの半分を付点8分音符にします。

1音目を付点にしたら、3音目、5音目、7音目も付点にして、2、4、6、8は16分、ですね。

あえて口で言うとすると、「タータタータタータタータ」。

この付点の位置を、2、4、6、8にずらしたフレーズもやります。

次に、8分と16分の組み合わせにします(3拍子になっちゃいますが)。

8分、16分、16分、8分、という感じが基本で、口で言うなら「タータタタータータタター」。

この組み合わせをいろいろ変えます。

で、最後に、「タータタター」の「タタ」(16分、16分)の速さで、全部を16分にして弾きます。

これを一通りやると、フレーズを何となく記憶できるので、大村先生の教則本のフレーズにも導入。

 

……うん、まあ、撃沈ですよ……でも、それでも工夫しないときよりは、いくらかフレーズを覚えられている気がしますので、めげずに続けます。

 

そして、ひょっとしたらちゃんと理論を勉強しなおしたほうがいいのではなかろうか、と思ったので、

 

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藤岡幹大先生のご本も購入。

ふーん、ギタリストなら誰でも持ってる脳内コード・ブック……あ、俺、ピアノ脳だから、持ってないや(撃沈)。

 

気を取り直して、読んでいます。

最初のほうは、本当に基本的な話なのですが、「そうそう、昔習ったなぁ、全全半全全全半、って」とか思い出しながら、いろいろと変換しながら読んでいます。

うろ覚えだった理論を、何とかしっかりした知識にしたい……ところが私、「理論がわかっても、実践に応用できない」人間なのですよね……オタクの一番悪いところ、「理屈屋」(屁理屈屋)が前面に出てくるのです。

だから、理論をある程度マスターしても、ギターの上達には寄与しないでしょう……グフッ。

 

とはいえ、知らないよりは知っていた方がましに決まっているので、勉強します……。

 

とこのように挫折ばかりのおっさん、何とか和楽器バンドさん(というか町屋さん)の「焔」を弾きたいもので、弾けない部分だけを繰り返し練習する、という非常に当たり前のことを始めた結果、弾けないことだけを思い知らされ、全体を通して弾けなくなる、という残念な状態に陥っております……。

 

はぁ……こんなことじゃ、さくら学院の「負けるな!青春ヒザコゾウ」のギターソロ耳コピなんて夢のまた夢だ……(BABYMETALの「シンコペーション」弾くんじゃなかったのか?)。

 

練習しよう……。