べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

BABYMETALの音盤いくつか

さて、BABYMETALさんはCDによっていろいろと特典なぞがついておりまして。

 

 

BABYMETAL-LTD.EDITION

BABYMETAL-LTD.EDITION

 

 とりあえず、輸入盤の『BABYMETAL』。

ボーナストラックとして、「Road of Resistance」と、02 Academy Brixtonのlive ver.の「ギミチョコ!!」が収録されています。

そして、付属DVDに「ド・キ・ド・キ☆モーニング」、「いいね!」、「ヘドバンギャー!!」、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」、「メギツネ」のビデオクリップが収録されています。

いやぁ……「ド・キ・ド・キ☆モーニング」のクリップを見ると、YUIMETALさんMOAMETALさんは本当に、小学生で……こんな華奢な女の子たちに何やらせてるんだ……とか……。

「いいね!」はライブ再現っぽいクリップなのですが、「現実逃避行〜」のところでYUIMETALさんもMOAMETALさんも全然ジャンプしてないとか……。

「ヘドバンギャー!!」は物語風になっていますが、トゥイステッド・シスターとかクワイエット・ライオットとかの、「親上等」「先公上等」「メタル最高」な雰囲気があって、何か懐かしい、とか……。

「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、外人のおっさん出てきてちょっとびびったり、YUIMETALさんMOAMETALさんのギタープレイが見られたり(またギターがでかく見えるのが……)、海外で作られそうなPVだね、とか……。

「メギツネ」は、みなさん可愛らしいです……「なめたらいかんぜよ」のところは、ドスを抜いているのですね、SU-METALさん……とか。

それから、「ギミチョコ!!」のPVとして入っているのは、「LEGEND “1997”」の映像です。

まあ、PVはオフィシャルサイトとかで見られるんですけど……。

なお、ドイツで作られているらしく、日本語版の歌詞カードと、全部ローマ字表記の歌詞カードが入っております(良心的〜)。

ひょっとして、海外でも限定盤なのかしら。

本当は初回限定盤が欲しいんですけど、プレミア価格でねぇ……。

 

 

BABYMETAL -来日記念限定盤-

BABYMETAL -来日記念限定盤-

 

 『BABYMETAL』の来日記念盤は、前にも紹介しましたが、2015年のライブダイジェストが収録されたDVD付。

 

 

Metal Resistance (EU盤)

Metal Resistance (EU盤)

 

 続いて、『METAL RESISTANCE』の輸入盤。

通常盤に入っている「シンコペーション」が省かれ、「From Dusk Till Dawn」という曲が収録されています。

シンフォニックかつ荘厳なメタルインストに、SU-METALさんのウィスパーとハイトーンが乗っかる、という……なんでしょう、イメージとしては、それこそエヴァネッセンスとかナイトウィッシュなんですかね……日本人オタクとしては、ええと……あれですな、第二のYKこと梶浦由記女史のエッセンスをメタルで包んだ感じ……伝わりますかね……『Noir』、『.hack』あたりが私の現役だった頃なんですが、ああいったサントラに入っていてもおかしくないような、美しい曲です(あえて菅野よう子とは言わない)。日本のガチメタラーには「?」かもしれませんね(そんな方はとりあえず『.hack』のサントラを聴いてください……あ、メタル要素はほぼないですけど、良いですよ)。

そして、「THE ONE」はウェンブリーでも披露されたEnglish ver.で収録されています。私は最初にウェンブリーを見ているので、むしろこっちのがしっくりきます。

あと、ロゴシールが入っていた……あ、こっちは通常の輸入盤のようなので、もちろん歌詞カードは無いです(当然)。

 

 

METAL RESISTANCE -来日記念限定盤-

METAL RESISTANCE -来日記念限定盤-

 

 『METAL RESISTANCE』の来日記念盤は、前回紹介した「メトロポリタン・ロック・フェス2015」のライブ映像たっぷり収録お買い得。

こちらは初回限定盤と同じ内容なので、まだ間に合います。

 

 

BABYMETAL×キバオブアキバ

BABYMETAL×キバオブアキバ

 

 

キバオブアキバさん(ヲタイリッシュ・デス・ポップ・バンドらしいです……すいません何かもうジャンルがよくわからなすぎて……)とのコンピレーションマキシシングルに、「いいね!」と「君とアニメが見たい〜Answer fo Animation With You」が収録されています。

「いいね!」は、アルバム収録版とmixが違っているんでしょうか……おっさんの素人耳には何ともわかりません……聴き比べればいいのか(今度やっとこう)。

「君とアニメが見たい〜」は、武道館のゴリゴリメタルバージョンが耳に残っているので、最初聴いたときは不思議な感じがしましたね。多分、キバオブアキバさんの演奏に歌を乗っけているのだと思いますけども。あ、その音自体はメタル全開でない、というだけで、かなりテクニカルで面白いですよ。どの辺がポップなのか……メロコアちゃうの……わからん……ですけども。

キバオブアキバさんの曲は、「PARTY @The BBS」というのが収録されてます。ああ、これがデス・ポップなんですか……いやわからん……いや、でもプログレっぽいテクニカルな展開が結構いいですよ。ライトニングボルトとか好きな人は、他の曲も聴きたくなっちゃうかも(嘘かも)。私はそう思ったです。

それから「ド・キ・ド・キ☆モーニング」のカバーをされています。スピードが1.5倍速くらいになってますな……なんか、男子が無理している感じから始まって、Bメロはキラキラなハイトーンで、サビはダンディっていう……「変っ身」ってタメとか……面白い……。

あ、ブックレットに2012年当時のお三人の写真があります(YUIMETALさんMOAMETALさん、本当にちっちゃい……)。

ところで、「君とアニメが見たい」の原曲はどんなんなんでしょうね……。

 

 

 

 

 

 

 

さくら学院2011年度~FRIENDS~

さくら学院2011年度~FRIENDS~

 

 あと、噂によると、さくら学院のアルバムにも重音部の活動として収録されている曲があるとか……そこまで行くのか、俺。

 

 

 

 

それより、「Over The Future」が耳に残って離れないんです最近……だいた〜ん……そろそろ死ぬのかな俺……。

 

『METAL RESISTANCE』BABYMETAL

 

METAL RESISTANCE(通常盤)

METAL RESISTANCE(通常盤)

 

 

さて。

 

○こちら===>>>

BABYMETAL

 

東京ドーム公演のブルーレイ発売を記念してのFILM FES TOUR、『LIVE AT TOKYO DOME』WORLD PREMIEREの開催が発表されたBABYMETAL。

追いつけるのか、俺……そんな弱気ではいかん、ということでセカンドアルバム『METAL RESISTANCE』を購入〜(遅くね?)。

 

#1「Road of Resistance」

イントロから、これで燃えなきゃメタラーじゃない、な感じのリードギター炸裂、クワイアも混じった荘厳さの中に、高らかにラッパが鳴り響き、カウントからスクリーム(あ、合いの手じゃないほうです)……ああ、いい。由緒正しいスピードメタル、系譜的にはバイキングメタルでしょうか、ただイメージは馬で荒野を疾走する、という感じなので、カウボーイメタル?(そんなジャンルは多分ない)でしょうか……とにかくベードラなりっぱなしの疾走感、高揚感……これぞメタル。ちょっとディストーションのかかり方が気になりますが……(あ、あまり好みでないってだけで)……Bメロからサビでマイナーからメジャーに転調、気持ちいい……

 

「鋼鉄魂」と書いて「アツいハート」と読む。

 

……正しい。間奏のクワイアも熱い、もうギターソロは何しているんだかよくわからない……展開もメリハリが効いていて、冗長さもない。「shout!」の声も可愛いらしくBABYMETALらしい……もう、何といいますか、これでぐっと来ない人は、メタルのハートはないものと思われた方がよろしいかと。生まれて初めてハロウィンの「Eagle Fly Free」を聴いたときのような、あるいはヘヴンズゲートの「Rising Sun」を聴いたときのような、「これだよ」感……SU-METALさんのハイトーンも、YUIMETALさんMOAMETALさんのスクリームも、見事にマッチしての完成度……日本で、メジャーな音で、ここまでやられると……満点。脱帽。☆100個。唯一、本当に些細なことですが、ディストーションのかかり方が好みじゃない……好みの問題ですけどもね。

 

#2「KATRATE」

グルーヴィなリフのバッキングのイントロから始まるミドルチューン。Aメロは、YUIMETALさんMOAMETALさんの「セイヤ」「ソイヤ」の可愛らしい声が、複雑なリフに乗っかるとすごく面白い……そこからBメロ、伸びやかなSU-METALさんのボーカルがうねるバックに絡みついて、サビでは溜めに溜めるヘッドバンギングがしっくりくるようなブルータルなグルーヴ……白黒映像でストロボ炊きながら体を揺らすアンセルモさんが見えてきそうです……でもメロディはしっかり美しいんですよね……ハードコアというか、メロディックデスでしょうかね……デス声ないのでデスではないのか……ああそうなると、実は伝統的なヘヴィメタルってことですね。雄々しいはずの「オオ〜オオ〜オオ〜」という雄叫びが可愛らしいというギャップもまたいいですねぇ。

 

#3「あわだまフィーバー」

デジタルビートからギターのギュンギュンなリフが乗っかって、不思議な歌詞世界が展開される、という……何故に泡なのか……あれですか、多元宇宙の複数の泡理論ってやつですか……よくわかりませんが、とにかくアイドルっぽい歌詞とアイドルソングっぽいメロディが、えらくメタリックなバックに乗せられて、しかもダンサブルという、脳内処理が難しいくらい楽しい曲です(?)。デジタルハードコアっぽくもあるのかな……アタリ(ティーンエイジライオット)辺りの……ドラムの手数が多いな……ファーストにもあったユーロビート×メタル、という感じではなく、かなりメタル成分が強く、エフェクトも少なく、ああ音数もそんなに多くないな……歌声とメロディを楽しむため、って感じですかね……それにしても、歌詞が歌詞なのに、やたらキラキラクロムハーツ的に)しています。ああ、そういうメタリックさというのは、インダストリアルっぽいのか……。

 

#4「ヤバッ!」

こちらは「あわだまフィーバー」よりはもっとダンサブル、ユーロビートに寄せつつ、裏打ち四つ打ちのギターバッキングは昔ながらのアイドルソングっぽくもありますし、J-POPでいうなら、ノスタルジーを感じさせる昭和的な匂いとか、レトロな、ああ、JITTERIN’JINNとかですかね、あんな雰囲気をメタルでコーティングしました、というノリノリな曲です。間奏なんかはゴリゴリのスラッシュですが。「ヤバッ!」、「でもね」っていうYUIMETALさんMOAMETALさんのスクリームが可愛いです……歌詞の内容が非常に無い、というのもまたいいですね。こういった歌を歌うには、SU-METALさんの声はクリーンすぎるのかもしれません……ほら、クセがすごい(by千鳥)声のほうが合う曲ってあるじゃないですか。うーん、でも「って知らん〜」とか、超可愛いですけどね(いいんかい)。

 

#5「Amoreー蒼星ー」

これはまた……SU-METALさんのソロ曲なんですが、そうですね「紅月」の続編というか、兄弟チューンというか……J-POPの王道っぽい始まり方……かと思ったらそこからツインリードが突っ込んできて、一瞬でメタルに……もうなんかリフなのそれっていうギター速弾きが……こちらも由緒正しいメロディックスピードメタルです。「X JAPAN」なんかへのオマージュもかなり入っているような気がしますし、かと思えば間奏の部分はジャーマン系スピードメタルの展開が透けて見えます。シンセストリングの入れ方なんてのはラプソディとかソナタ・アークティカとかのスピードチューンを思わせますし、日本でこれをメジャーな流通に乗せてもいいのかなぁと心配になるような、ぴっかぴかのメロディックスピードメタルですわ……で、最初聴いていると全く気づかないのですが、ラストで膝を打って、

 

「もう今年の2◯○Vの主題歌はこれでいいじゃないか○テ○さんよ」

 

とメールを送りつけたくなります……いやほんと、ウェンブリーの映像を見ていても全く気づきませんでしたよ……メロディの美しさ、展開、どこに出しても恥ずかしくない超級スピードメタルです。あ、DEATH!(←今さら?)

 

#6「META!メタ太郎」

サブカルとメタルの相性は非常にいい、と思っている私にとって、こういう曲は大歓迎です。ミドルテンポの、ああ、これこそヴァイキングメタルなのか……ランニングワイルドとか……そこに、『鉄◯◯トム』というか、童謡というか、そんな歌詞が乗っかり、途中で「ブットバセ!メタタロー!」の野太いコーラス……昭和か……応援歌か……お三人の可愛らしい声とのギャップが素敵です。こういう単純なマーチっぽい曲って、だんだんと世の中から失われていきましたよね……まあ昭和っぽいからなんでしょうけれども……間奏終盤のシンフォニックな辺り、「METATAMETATA〜」の繰り返しが脳みそに刷り込まれますね……これでもうちょっとデジタル要素が強いと、ライバッハっぽく聴こえるのかも知れないな……メタルじゃないけど……。『ゴジラ』の曲の中ではやっぱり「フリゲート・マーチ」だよなぁ、という人にもお勧めかも知れません(ほんとか?)。

 

#7「シンコペーション

おっとこちらは……ハイスピードな変てこメロディラインとリフ、音作り、曲の構造が一気に現代風ですね。疾走するツーバスを除けば、いわゆる日本風ハードロックですね。最初、SHO-TA……じゃないか田村直美姐さんの某曲が頭をよぎりました……ちょっとメタルかと言われるとおじさんしっくりこない……けど非常に気持ちのいい曲です。あ、ひょっとすると、私が知らないだけで、ヴィジュアル系のみなさんは、こんな感じなんでしょうか、今……アースシェイカーマーシーが個人名義で出したアルバムも、なんかこんな感じのモダンさがありましたね……こちらも基本SU-METALさんのソロ曲ですが、ああ、こういうハイスパートなロックチューンに乗っかると、SU-METALさんの歌声はいいですね……浜田麻里姐さんや黒猫さんの奥行きには欠けますが、その硬さや青さが魅力なのだと思います……あ、今不意に、LUNA SEAって名前が浮かんできたぞ……やっぱヴィジュアル系の系譜に乗っかっているのかなぁ……すみませんそっちは本当に知らないもので……うん、日本向け、という感じの曲です(超褒めてます)。時にはこういうJ-POP寄りのキャッチーさも必要です。なんで「シンコペーション」なんだろうな……サビの入り方かな……。

 

#8「GJ!」

を、きましたBLACK BABYMETAL。なるほど、これが噂のラップ×メタルですね……パブリックエネミーっぽいってことかな……入りが三三七拍子なのは、応援歌ってことなんでしょうか……跳ねる感じのリフはやっぱりパンテラなんかを思い出しますよね、つまり気持ちいいと……うーんそうか、BLACK BABYMETALはダンスも見せ所だから、グルーヴィーなほうに振れるのかな……ダンスする上でもラップは合ってますよね、その辺り計算されていると思います。しかし、歌詞の内容が最初さっぱりわからなかったのですが、そうか、通勤電車とショッピングモールのカオスなラッシュの歌を女子らしく、でしたか……「DEATH!」とか「Take it easy」とかちいとも聞こえなんだ……あ〜、「もっともっとホラ」のところが可愛いですね、こりゃまた頭から離れません……そこからサビのバックはハードコアですな(いやそれにしてはベードラ鳴りすぎか……)……ちゃんと歌ってるところからするとメロコアか……でやっぱり女子の応援歌なのね。カウベルのアクセントが聴いてます。間奏明けの「もっともっとホラ」で暴走していく辺り、「おねだり大作戦」を彷彿とさせて、またよろしいかと。

 

#9「Sis. Anger」

「シスター・アンガー」ですな。「ROR」以外で、このアルバムで一番衝撃を受けた曲かもしれないです。何でしょう、クリプトプシーみたいなバカテクバッキングに乗っかって、BLACK BABYMETALに罵倒されるというご褒美タイム……これでデスボイスだったらデスDEATHよ……それがYUIMETALさんMOAMETALさんの声ですから……何かのインタビューで(記憶力大丈夫か俺)、「ブラックメタルに挑戦してるんです」っておっしゃってたような気がするのですが……うん、何だろう、ちょっと違う……ブラックメタルではないです、が、これこそ本当にセパルトゥラとかパンテラとかに通じるスラッシュメタルデスメタルの系譜に乗っかってます。このメロディラインがあるのかないのか、のスラッシュ的ヴォーカルから、サビの吐き捨てるような掛け声……そうか、アンセルモさんがYUIMETALさんMOAMETALさんだったら、『Cowboys from Hell』の曲なんかもこんな風に聴こえるのか……(いや聴こえない気がする……)。これが聴けたメタル初心者のみなさんは、クリプトプシーとかカンニバル・コープスとか聞いてみてください……最初はチルドレン・オブ・ボトムあたりがいいのかな……。☆100個!

 

#10「NO RAIN, NO RAINBOW」

びっくりした……急にバラードだったもので……ピアノからシンフォニックに始まる、王道のバラード。これは、あれですね、『LIVE LEGEND “1999”』でも聴けたやつですね。ちょうど今日、車で『LIVE LEGEND “1999”』を流していて気がついたんですが……「Endless rain」のオマージュか、って(遅いなおい)……歌詞とか、ツインリードの入り具合とか、もうそのままじゃないですか……でも名曲を乗り越える、という気概を感じる曲でもありますね……積み重ねの上に最先端があるのだ、ということをまざまざと感じさせてくれます……SU-METALさんの伸びやかな声がとてもマッチしていて、ズルイ……。

 

#11「Tales of The Destinies」

てっきりタイトルだけみたら、某ゲームシリーズと何か引っ掛けてあるのかな〜、なんて思いましたが、のっけからのプログレ展開、もう言葉で説明できんわ……な感じの、フリーダムかつカオティックな……ドリームシアターの正統派プログレハード、というよりは、もっと混ぜ込んだ、マーズ・ヴォルタとか、アイレッスルドアベアワンス……そう、これだな、ところどころに覗くメロディラインや変拍子、サビの美しさはドリームシアターを彷彿とさせつつ(いやサビはパワーメタルですけど)、ギターの速弾きフレーズの放り込み方とか、間奏の組み立て方、打ち込まれるピアノ、そしてスラッシャーなリフ、デスボ、この辺りはアイレッスルドアベアワンスがしっくりくる……いや、説明するのに使ってるだけで、あっちはもっとカオティックで、それに比べれば構成美がしっかり感じられる作りです。こんなのライブでどうやるんだろうね……と思いますが、それを言ったらドリームシアターとかもねぇ実際にはライブバンドだということをしっかり証明していますから、杞憂に終わるでしょう。

 

#12「THE ONE」

で、「Tales〜」を受けて、途切れることなくピアノでつないでの「THE ONE」。ああ、「Tales〜」にも、「THE ONE」の主題は覗いているんですね、いや本当に上質なメタルアルバムの作りですわ……こちらは、より正統派なプログレハード、ピアノの高音がリリシズムを誘い、SU-METALさんのヴォーカルにYUIMETALさんMOAMETALさんのコーラスが重なって、一層美しく……動きまくるギターがまた印象的なフレーズで、縦横無尽……ギターソロからの劇的な展開とか、ああもう本当に、日本でこんなプログレメタルが堂々と披露されているなんて……おっさん感動しかないです……ラストのサビの前のコーラスの入れ方とか抜群ですよね……。

 

で、この余韻を受けて、リピートで「Road of Resistance」に回帰する……ああ、完璧。
いや、ラストの「THE ONE」で終わり、でもいいんですが、ここはやっぱり1曲目に戻っていただきたい。
「THE ONE」のフェイドアウトから、「Road of Resistance」のフェイドイン……魂震えます(これで震えない人は、きっとメタルの魂が以下略)。

 

というわけで、よりメタルエッセンスの増しているセカンドアルバム『METAL RESISTANCE』ですが、まだ間に合うと思うので、是非来日記念盤をお買い求めください。
同梱のDVD「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2015」の映像がまた素晴らしい。
以下、簡単にレビュー。

 

超、人入ってます……そうか、フェスってこうやって見ると人だらけなんだな……もちろんBABYMETAL目当ての人ばかりではないと思いますが。
「メギツネ」イントロが流れる中、神バンドもキツネサインを掲げて客を煽ります(あ、最近ようやく、神バンドの世を偲ぶ仮の姿の人たちがわかるようになってきました……まだまだですが……)。
お三人は、ロゴタオルを肩にかけて、下手からいつものごとく、ゆっくり登場。
ナチュラルメイクでいらっしゃる……そして最初のジャンプが可愛い……「コンコンコンココンコンココン」のときのSU-METALさんのキメ顔がまた凛々しくていらっしゃる……ああ、MOAMETALさんはどうしても口角上がっちゃうんですねぇ……そうか、「涙は見せない」を表現したフリだったんですね、あそこ……何かのインタビューで(そればっか)、「歌詞の世界をダンスでも表現する」とおっしゃっていた意味がようやくわかった気がします。「ソイヤソイヤ」の踊りが弾けてます、素晴らしい。

続いて「いいね!」。明るいところで見るとMOAMETALさんの表情はずるいですね……さすが微笑みの天使。YUIMETALさんも笑顔がこぼれております。コールアンドレスポンスは「メトロック!」(そりゃそうか)これだけのお客さんがキツネで首を振ってると、何かすごい……SU-METALさんの声も絶好調で、踊りも元気一杯弾んでおられて……フェスなので、一気に力を出し切る感じなのでしょうか……あ、ラストはこんなポーズだったんだ……いや、「いいね!」って大抵イントロ部分明転から始まって、アウトロでは暗転で終わるので、今まであんまりみられなかったですよ……。

お三人一旦退場から、神バンドソロパート。ギターの小神様のフレーズは、なんでしょう、柔らかいですよね、メタルっぽくないというか、なんか、エロい……片や大神様のほうはアタックの強いメタルらしいソロで、「春の〜うららの〜」のフレーズが飛び込む辺りお茶目です……ベースのBOH神様は……ナンジャコリャとしか言えませんわ……ドラムの青神様は、ラストでスティック投げたー(かっこいー!!)……プレイの感想はほとんどないですな。

で、「Catch me if you can」、がんがんの煽りから「ま〜だだよ〜」、YUIMETALさんも笑顔ですね。ああ、走りながら後ろに移動するムーンウォークみたいな部分も可愛いですねぇ……MOAMETALさんの笑顔はホント……反則……一方、SU-METALさんのキメ顔はやはり、怖いくらいに凛々しいのでした。

そこから「ヘドバンギャー!!」、もう客の盛り上がりがすごいですね……お、ジャンプの部分はお立ち台で煽りですね、わかります(?)……ああ、明るいからサビのダンスがよく見えます、いいですね……土下座ヘドバンは客にも伝播……間奏明けのジャンプは、今日も高い……YUIMETALさんも一段と……で、「ヘドバンギャー」でツインテ持ち上げながらのMOAMETALさんスマイル……画力あるし、ずるいし……客の間に砂煙が上がってますけど……サークルモッシュのせい?

一旦お三人はステージ脇に、そしてロゴフラッグを持って、ラッパとともに入場。「Road of Resistance」です。客席のWall of deathがすごいことになってます……で、MOAMETALさんはステージ袖をみて、誰に向かって笑ってるんでしょう……あ〜、イントロ明けの指差しポーズからもう可愛い、そして気持ちテンポが速い(転び気味?)けどそれがまたいい……クワイアというか雄叫びかな、これだけ客が入っていると、私の知っているレベルの感じじゃないですね、地鳴りというか……すごいわ……MOAMETALさんイヤモニ外して聞いてますねぇ、素晴らしい……にしてもダンスもキレてるしSU-METALさんのヴォーカルも伸びてるし、今まで聞いた中で一番くらいの「Road of Resistance」ではないでしょうか(そんなに聴いてないけど)。「Come on メトロック!」でシャウト!、いい……ラストは「Put your KITSUNE up〜!」で終了。ここで「See you!」かと思ったら……MOAMETALさんワンショットで抜かれて、「ギブ・ミー・チョコレート」……可っ愛い〜……。

「ギミチョコ!!」です。SU-METALさんも一瞬ニヤッとしましたねぇ、楽しそう。おお、小神様もガンガン首を振っておられる……あ、最初の「ヤダヤダ〜」のところのSU-METALさんの表情と動きが可愛い、気づかなんだ……コールアンドレスポンスでは「全っ然聴こえないよ〜!」「もっともっと〜!」、SU-METALさんもイヤモニ外して、いや楽しそうだ〜。

ラストは「イジメ、ダメ、ゼッタイ」。ナレーションなし、ロゴフラッグをバックに構えるSU-METALさん、その前を突っ走るYUIMETALさんMOAMETALさん……MOAMETALさんは、走ってるときも絶対笑ってるよねこれ……お二人のバトルシーン(?)も、一段と躍動感があって素晴らしい……ラストのカウントダウンから、お立ち台から飛び降りて……あ、そこからもっかいジャンプしてポーズなのですね、メリハリが効いていていいですな……MOAMETALさん、YUIMETALさんも充実した表情。

ラストのBABYMETALコールから「See you!」で退場、間際のSU-METALさんはキツネサインをふりふり笑顔……。

いや、これいいです。

BABYMETAL入門編としてはばっちり、屋外の天気のいいフェスだし、客の盛り上がりも伝わるし、セトリが短いのでお三人とも全開だし、神バンドのソロもあるし……布教したい人は、是非これを見せてあげましょう。私は、MOAMETALさんの微笑みが気になって気になって……そういう編集してるのかな……とにかく、BABYMETALに入信……じゃない、引き込むには抜群の教典……じゃない映像ですよ〜。

 

ふう……というわけで本日、アスマートで何とかTシャツを購入できて、ちょっとほっとしているメタルおっさんでした……これでレベル7くらいになったかなぁ……。

『寂しい丘で狩りをする』辻原登

 

寂しい丘で狩りをする (講談社文庫)

寂しい丘で狩りをする (講談社文庫)

 

 BABYMETALの記事ばかりですが(そういえば、ニュースに突っ込む記事はずいぶん書いてないな……)、一応他の記事もありますよ、と。

辻原登先生は、学生時代に講義を受けたことがあるので、本当の意味で「先生」とお呼びできる唯一の作家さんです(まあ、大きな教室での講義ですので、あちらに認識なんておありではないでしょうが)。

強姦被害にあった女性(映画のフィルムエディター)は、犯人を告訴したのですが、数年の刑務所生活から解放された犯人からの逆恨みに怯えていました。

そこで、女性探偵を雇って、犯人を尾行してもらえるように、と依頼します。

この女性探偵は、別れた恋人からひどい暴力を受けており、元の住まいを逃げ出したのですが、場所を突き止められて、再び暴力を受ける、という羽目に陥っています。

そんな中で、フィルムエディターの女性の依頼を遂行すべく、犯人の尾行を行います。

一方、フィルムエディターの女性も、自分の仕事(失われていく映画フィルムを集め、再生する)に取り組んでいます。

それぞれの日常が淡々と描かれる中、それぞれに忍び寄る恐怖の影が、徐々に日常を侵食していく様子が、瑞々しくもどこか突き放したような文体で描かれます。

それぞれの女性につきまとうのは男だけでなく、芸術だったり、色恋だったり、様々で、これもまたリアリティに富んでいます。

普段、言ってみればサスペンスフルな状況に自ら身を置いているようなスーパーキャラクターの出てくる小説ばかり読んでいるので、日常を描きながら(それも、かなりニッチな世界)、そこに没頭できなくなる人間心理のサスペンスというのが、一歩間違えるとホラーでさえあります……ああ、辻原先生は芥川賞を受賞されているのでした……私にとって純文学は、ただのホラーよりもっと怖いものです。

とはいえ、文芸小説の薫りも高く、人生の様々な合縁奇縁を便利な伏線として使うこともなく、意思と偶然を味方につけて逃げ、そして立ち向かう女性たちの姿が痛ましくも勇ましいです。

確か、辻原先生は映画もお好きだったはずで(古い『ピクニック』という映画を、講義で上映された記憶が……なんとなくあります……)、そういった横溢な知識も遺憾無く詰め込まれ、法廷文書なども赤裸々に入れ込み、物語に十分な重みを与えています。

 

なんか、偉そうなことばかり書いているな……。

 

辻原作品では、『闇の奥』や『円朝芝居噺 夫婦幽霊』のようなものが好きです……わかりやすいな俺……あまり純文学寄りじゃない作品、ってことですね(所詮、通俗小説読みですから)。

年に1冊くらい、辻原作品を読むと、気持ちが引き締まります、はい。

ああ、『夫婦幽霊』、読み直したくなってきた……。

 

 

「青空を背景にしたものは何もかもが美しい。たとえそれが、押本のような犯罪者を収容している建物だとしても。」(p151)

 

『LIVE IN LONDON -BABYMETAL WORLD TOUR 2014-』BABYMETAL(その2)

 

 

さて、『LIVE IN LONDON』2枚目は、02 ACADEMY BRIXTONでのライブです。

2014年8月8日。


映像は赤い地球からユニオンジャックのBABYEMETALロゴ、と前回のTHE FORUMと同じですね。
ライブハウスの外観が映し出されて、海外でよく見る、何ていうんですか? 文字を入れ替えて今日の演者を表示するやつ、あれで

 

「BABYMETAL」

 

……何か感動します(にわかファンが何を言っているのか)。

YUIMETALさんMOAMETALさんのコスプレをするイギリス女子のクォリティがかなり高いな……カメラは観客とともに会場に入り、すごいね二階席まで満タンですよ、でも一階はオールスタンディングできちんとライブハウス。

THE FORUMより少し大きい感じかな。

お客さんを超撮してますね……客電が落ちて、映像には三つの棺が降ってくるところ、前回のTHE FORUMと同じ(だと思います)。

 

「BABYMETAL DEATH」のイントロスタート。

今回は紗幕はなし。

ステージもTHE FORUMより広いですね、1.5倍くらいかな、ステージ後方に一段高いステージが架設されており、そこにリフトでお三人登場〜。

花火、いただきました。

ああ、ステージの天井もかなり高いですね……足元から客席に向かっての照明がかなり強くて、パイロが焚かれているように見えます。

赤い、というよりオレンジ。

2コーラス目で、下のステージに降りてこられます。

……何だろう、やっぱり何となく、下手側が暗く見えます……気のせいなのかなぁ。

間奏のバタバタも、ステージが広いとより楽しげではありますねぇ、ラストの煽りからも走り回って煽っておられます。

ああ、ストロボライトが目に辛い……よくわかりませんが、ソフトフォーカスっぽい(フィルタ?)演出が多いけど、正直いらん。

 

続いて「いいね!」。

セットリストもTHE FORUMと同じかしら……全然構いませんけどね。

やっぱ下手側が暗い(というか、影ができる)……YUIMETALさんとMOAMETALさんの顔がしっかり見えないではないですか。

あ、でも、赤い照明で、神バンドも真っ赤なのが、ちょっと面白い……うーんでも、照明にメタル成分が多い、画面にハイライトが入りすぎる……これもフィルタなのか……。

THE FORUMよりは客の声が入っている気がします。

コールアンドレスポンスは、当然「ロ〜ンドン!」でした。

カメラのアングルが今ひとつかなぁ……あ、でも、正面からばちっと捉えたときはいい感じですよ。

おや、SU-METALさん、ちょっと声がヨレたかな……いや、会場の反響具合かな。

YUIMETALさんは、下手側の上からのカメラにもバッチリウィンク(可愛いですねぇ)。

 

「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」は、最初のダンスがちゃんと正面から見られてよろしいのではないかと。

客の合いの手はやっぱり小さめかな……。

最後のダンスもはっきり見えます、よかったよかった。

 

「悪夢の輪舞曲」は、神バンドソロから……いやーイカれてますねぇ……ベースの神は本当に楽しそうです……あら、そういえば、ギターの神がお一人(下手側)THE FORUMと違うかしら……こんなゴリゴリピッキングだったかな……武道館のときにいらっしゃった方でしょうか……おっと、ドラムの神も違う方のようです……ということは、ギターの神3人、ドラムの神2人いらっしゃるんでしょうか(今の所、ベースの神はお一人だけ……いやよほどでない限り見間違わないですから……6弦ベースですからね)……ベードラとかタムの音がちょっと違うかなぁ……フレーズの入り方も。

お客の手拍子が入っていて、盛り上がってます。

うーん、ストロボライトがやっぱりきつい……。

ちょっとSU-METALさんの声が、バックに負け気味でしょうか……うん、でもやっぱり会場のせいかな、全体のバランス的にはいいのかも(THE FORUMは、かなりボーカル寄りでしたからね)。

ダンスがキレッキレです……ああ、カメラがちょっと距離があるので、全体の動きは見やすいですが、アップが少ない……そして照明が赤い、赤すぎる……テレビ画面通して目が焼けそうな赤さです、気を付けましょう。

神バンドが照明の具合で、ときどき紫色になるのが怖い……。

 

続いて「4の歌」〜……客の反応が早いです(素晴らしい)。

ステージ上の高い仮設から登場ですよ可愛い〜。

お二人の声は、THE FORUMよりはっきりくっきりな感じですが、会場の反響具合かなぁ。

サビのダンスなんか、正面から結構はっきり見えます……ちょこちょことマイクを直されているのをみると、ダンスでずれるんですねぇ……声の大きさにムラがあるのもそのせいか……大変だ。

お二人近いので、下手の暗さもあまり気になりませんが、ライティングって大事なんだなぁ……。

 

「Catch me if you can」は神バンドソロから。

やっぱりドラムの神がTHE FORUMと違う方なんですね、フレーズの入り方とか、タムの音とか……でもベードラはこちらの方の方が踏みっぱなしで凄まじいです……音の余白の使い方は素敵ですね。

追いかけっこダンスが可愛いですよね……SU-METALさんの表情も、改めてみるとしっかり演技していて、完成度高い曲。

 

「紅月ーアカツキー」だ〜……ライトきっつい(映像だからかな……現地だったらもう目が焼け付いている気がする……)。

仮設ステージにSU-METALさん登場……階段を降りてくるところで、その手すりがメッキされているのか、照明を超反射していて、なんかもうどうなっているんだか……目が痛い……。

あ、SU-METALさんの声は絶好調で素敵ですよ。

ギターソロも……あ、SU-METALさん、弾いている神の方を指差していらっしゃるんですね。

……なんか、ダイブしてる客の脚がずっと映ってるけど……。

 

そして「おねだり大作戦」。

THE FORUMと比べると、お二人の声はこちらの方がいいですね。

例の「パパのお嫁さんに〜」のところでは、日本みたいな歓声は上がらないんですねぇ……(そりゃそうか)。

ところでやっぱり下手が暗い……。

おっと、今回はYUIMETALさんがフードかぶれず……と思ったら途中でリカバリー、さすが……まあツインテですから、フードさっとかぶるのも難しいですよね。

 

おや暗転?

ちょっと間がありますが……「メギツネ」のイントロが流れ出します。

……ああ、なんか見惚れますね……「キツネじゃな〜い」の部分、MOAMETALさんのほうが首をガンガン振っている感じなんですね……大丈夫でしょうか首……。

客の持っていた狐面の目が光っていたのが何故か印象に残る、という……(何を見ているんだ)。

 

続いて「ド・キ・ド・キ☆モーニング」は、客の叫ぶ「morning!」の発音がいい(当たり前)のが、なんか面白かった。

SU-METALさんの、最初のスクリームがちょっと薄めでしょうか。

ううむ……アップでの抜きが少ない(いや、ロングショットもいいんですけれどね……)。

ラスト辺りでギターの超絶フレーズがぶち込まれた気がしますが……気のせいか。

 

「ギミチョコ!!」も盛り上がってますね……コールアンドレスポンスは「カモン!ロンドン!」「メイクサムノイズ!」……あ、「say!」じゃなくて「singin’!」になっている、やっぱりこちらのほうが、語尾のキレがよくて、客も乗りやすいんじゃないでしょうか。

……今気づいた、上手側のハイアングルは二階席辺りからで、下手のようなステージに近いところのハイアングルがない……不満。

 

「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のOP映像はやっぱり英語ですが、途中で「アンスラックス」の面々とか……ム、ムステイン大佐……なんか怖い。

お、パイロがめっちゃ上がってます、いいですねぇ……でも下手側がやっぱり暗い……。

かなりダイブが起きているようで、結構な数の客が引きずりおろされていますな……まあメタルだから……いや、お三方の表情には晴れ晴れとした、やりきった感じが漂っています。

「See you!」

 

アンコールを求めるBABYMETALコールが、やっぱり日本と違う感じ……そこから「We want more!」ですね。

良い。

 

登場か、と思ったら映像でした……どうやらメタルレジスタンス2の終焉らしく……またドラが出てきましたよ……ゴッドマザーは「the god mother」なのね……「The one who sounds the gong is you」だそうですよ。

そして、神バンドがぬらぬらと再登場しての「ヘドバンギャー!!」。

「ひらり宙に〜」のところを真正面からみるのもあまりなかった気がします……そして今日もYUIMETALさんMOAMETALさんのジャンプは高いです、元気詰まってますな感じ。

ラストのドラが仮設ステージの上に登場し、お三人で階段を……のぼらず、SU-METALさんお一人でしたね。

 

暗転から、再び映像が。

 

メタルレジスタンス・エピソード3だそうです。

……なんか壮大な話になってきたな……どうやら「THE ONE」が人間に進化し、技術を生み出し、バーチャルな世界も生み出した、と……バックの音楽も壮大でそっちに注意を持っていかれそう……バーチャルのせいで人間は大事なものを失った……骨がスマホに夢中ですよ……キツネ様がおっしゃる、「これは夢か現実か」と……そう、「答えはここにある」、ここからメタルレジスタンス3が始まる、「We will become THE ONE」……そしてニューソングが。

 

「Road of Resistance」は、ここで初披露でしょうか……お三人、旗とともに登場、お立ち台へ〜……イントロがいつ聴いても燃えますよね……あ、旗はお立ち台の近くに置くのね……そこから「ワン、ツー、スリー、フォー!」……ドラムがすごいわ、すごすぎてYUIMETALさんMOAMETALさんの声が小さい……なんかライブっぽい(?)。

イントロからAメロに入るときの振り付けとか、間奏に入る前の起き上がるときの動きとかが、いいですよね……SU-METALさんの声はピークですねぇ……お、クワイアを歌わせますか、バンドも演奏止まったよ、叫ぶよ〜……神々もキツネサインだよ……YUIMETALさんMOAMETALさんは、旗を振って観客を煽ります……そこからのギターソロがなんかもう速すぎて音が結構飛んでた……はぁ〜しかし、スピードメタル好きにはたまらない曲です。

ラストは「Put your KITSUNE up〜!」。

 

おや、ラストにMCあり、で……ロンドンに戻ってくるかどうかは……「Only the FOX GOD knows!」で「See you!」。

 

締めが「Road of Resistance」っていうのは、今のところのセットリストでは最高じゃないでしょうか。

よかったなぁ……。

どうも、SU-METALさんの歌についての言及が少ないですが、会場の反響が気になった以外では、文句なし、だったもので……堪能。

それよりは、照明がきつくて、そっちのほうが気になっちゃった。

 

1 BABYMETAL DEATH
2 Iine!
3 Uki Uki ★ Midnight
4 Rondo of Nightmare
5 Song 4
6 Catch me if you can
7 Akatsuki
8 Onedari Daisakusen
9 Megitsune
10 Doki Doki ☆ Morning
11 Gimme Chocolate!!
12 Ijime, Dame, Zettai
13 Headbangeeeeerrrrr!!!!!
14 Road of Resistance

 

ここまで見てきて、武道館2デイズの初日の衣装が一番好きです(何か、鎧っている感じが)。

 

……あ、ただの変態の発言ですが……そう、何かのインタビュー動画を見たのですが、なんだったかな、SU-METALさんが、「日本のファンは、スクリーム(合いの手)を叫んでくれるけれど、海外の方はメロディを一緒に歌ってくれる」とおっしゃっていまして。

かつて、インターネットなどというものがない時代、ちょっとマイナーなHR/HMバンドが来日する、となっても、予習するようなライブ音源や映像がない時代(映像なんて、それこそブートレグしかないような)、特にヨーロッパからやってくるバンドなんて、下手すると英語もそんなに通じない可能性がある、と(いや、こちらの勝手な思い込みですけども)。

だから、MCで意思疎通なんてことは難しい、コールアンドレスポンスですら成立しないかもしれない。

でもわざわざ日本に来てくれている(マーケットがでかいからでもありますが)。

参加するファンのほうも、余裕があっていくつものバンドのライブに行ける人はともかく、大好きなバンドに絞っている人であればなおさら、その機会に楽しみたいですし、バンドにも日本のファンのことをアピールしたい、日本のファンがこんなに好きなんだということを知ってほしい。

そうなると、もう歌を覚えて、ボーカルと一緒に歌う、しか「バンドへの忠誠心」(他の表現があるのかもしれませんが、何か、昔からこんな風に言いますね)を示す方法がないんですよね(私、ライブってのはそういうものだと思っていて、他の方のライブでもやらかして、ちょっと周囲から浮いた記憶があります……いや、みんな歌わないんだなぁって不思議で……)。

思うに、BABYMETALの海外のファンも、そんな感じだったんじゃないでしょうか。


今はインターネットのおかげで予習ができますから、ひょっとして違うのかもしれませんが……そのうちに、海外でも「合いの手」のほうが大きくなるのかもしれません。

 

また『LEGEND “I” “D” “Z”』からじっくり観直したくなってきました……がそろそろ2ndアルバムを聴かないとね(まだだったのか……)。

『LIVE IN LONDON -BABYMETAL WORLD TOUR 2014-』BABYMETAL(その1)

 

 

さて、そろそろレベル5くらいには上がったかな、のメタルおっさん、『LIVE IN LONDON』のDVDをじっくり鑑賞。

1枚目は、THE FORUMというライブハウス。

2014年7月7日。

映像では、赤い地球の図から、ユニオンジャック柄のバンドロゴが映し出され、それからは客入れの様子が。

……偏見で申し訳ないが、オタクぽい人が多いような気がする……偏見ですよ……YUIMETALさん、MOAMETALさんのコスプレの女子はともかく、神バンドのコスプレというのは……日本人のような気がしました……実際は知りません。

内部の映像を見る限り、二階席まである、けっこうな広さのライブハウスですね。

 

OPの映像では、BABYMETALの紹介がされています(テキストがスクロールしていく、あれです『スターウォーズ』っぽい……イギリスなのに……)。

さすがに「巨大勢力アイドル」とかってのはないですが、おおよそ今までのストーリーライン(そんなもんあんのか……WWEみたいだな……)に沿った感じです。

「メタル・マスター」ってのは誰なんだ……というのはともかく、狐のサインを出すエディ(アイアン・メイデンのマスコット)とか、アンスラックス風ロゴとか、メガデスとか……既にワールドワイドな感じだ……「三人の少女が選ばれ、聖なる名前を与えられた」……どうやらBABYMETALは、世界的にも「ガーディアンズ・オブ・メタル」なのだそうです。

 

ステージ前にかけられた紗幕にメンバーの影が……ステージ後方からのカメラもあるようですが、いやステージが小さい、これぞライブハウスって感じ……クラブチッタより小さくないかな……クワトロくらいか……お客さんにはスマホ掲げている人も多いですね……日本でもファンカム許可してほしいですよね……。

 

「BABYEMETAL DEATH」。

うーん、ストロボライトが目にきつい……MOAMETALさんはつい微笑、YUIMETALさんはクールで激しいダンス、SU-METALさんはなんとなくですが、満足そうというか、「よしよし」的な表情に見えます。

間奏のバタバタが、ステージが狭いせいかより可愛らしいですね。

ぱっと見、女性客が多いように思います……最前列に陣取っているのは、なかなかツワモノが多そう……これは洋の東西を問わないのかな。

正直、今まで見たDVDの中で、カメラポジションは一番良いのではないかと思います。

あと、大会場のライティング演出とかセットとかがない分だけ、映像がクリア。

 

続いて「いいね!」。

おっと、客席というかフロアは、かなり縦長なように思います……そこにぎっしり。

客の声とか合いの手があまり入っていないなぁ……その分、ボーカルがかなりはっきり聴こえます……編集時のバランスなのか。

コールアンドレスポンスでは、「UK!」コール(そりゃそうだ)。

SU-METALさん、声が絶好調(ライブハウス規模だからそう聴こえるのか、編集時の調整なのか……よくわかりません)。

MOAMETALさんも、決めるときは顔が決まっていて可愛い。

ステージが狭い分だけ、お三方が同時に、はっきり見えるのでいいですね。

ラスト付近では、やっぱり珍しくSU-METALさんの笑顔がばっちり見えます……手応え、感じたのかな。

 

「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」。

やっぱりカメラのポジションとか角度がいいですね。

いろいろな角度、後方からも、踊りの様子が見えて楽しいです。

「キンキラリン!」のジャンプも、ここまではっきり見える映像ってあんまりなかった気がします。

歌も踊りも表情もカメラワークもいいです!

ただ、ちょっとだけ、下手側の照明が暗い……角度の問題かもしれないですが、YUIMETALさん、MOAMETALさんが下手に移ると、顔が影になってちょっと悲しい……。

 

「悪夢の輪舞曲」。

をを、客がダイブしてるのを見ると、さすがライブハウスって感じがしますね、盛り上がってる〜。

前奏のソロタイム、ギターの神の速弾きとかスイープとかなんなんでしょうね……ベースの神のタッピングもそうですけど……みなさん表情がいいし、煽りも上手だなぁ……ドラムもキレまくってます、うん、すごい。

ちらちらと天井が映るのですが、ドームになっているのかな?

赤くて綺麗なんです。

スモークが上がり、えっと、その勢いなのか、ギターの神の長髪がばんばん靡いています……風は出てないよな……。

SU-METALさん、カット割りで360度からお姿を拝見できますよ、しかも近い、素晴らしい。

ああ……これはメタルですわ……ヨーロッパではすごくウケそう(激しい、変拍子というのもともかく、ミドルテンポなところとか……思い込みですが)。

SU-METALさんの立ち振る舞いは堂々としていて、だんだんフレディー・マーキュリーに見えてきました(言い過ぎ?)……舞台にお一人だとあんまりライティングが気にならないというかむしろ良い……やっぱ下手側のライトが今ひとつなのか……。

客の歓声があまり聴こえないってことは、編集で落としてあるんですかね……うちのテレビのバランスの問題か……。

アイドル……というか、「メタル・アイコン」ですね、もう完璧に。

 

「おねだり大作戦」のOPでイギリス人大歓声って……この曲のことわかるのかしら……訳すのはそんな難しくないか……。

お二人の踊りがキレッキレに見えますが、なんでだろうな……歌も結構はっきり聴こえます(舞台前方のお立ち台から、ひらりと飛び降りたときの呼吸が入っているので、マイクから結構な割合で拾っていると思います)。

あ〜、下からのあおりでアップショットとかあんまりない絵で素晴らしいですね……今日はメイクもナチュラルで可愛らしい……というか大人の階段を着実に登っておられますね、美しくなられて……何でも買ってあげたくなりますな(そっちの意味のパパはまずい)。

 

「Catch me if you can」は、神バンドのソロから。

ギターの神の速弾きが鬼だ。

ライトハンドもスイープも鬼のようだ。

ベースの神にいたっては、何をしているのかもうよくわからない……(ドラムのことはもっとわからないので……でもすごいです)。

……客が上半身裸になってモッシュッシュ……フリーダムだなイギリス(フーリガンが生まれるだけはあるか?)。

音が超クリアです……SU-METALさんの歌声も、YUIMETALさん、MOAMETALさんのスクリームも……けっこう修正入っているとしても、全然気にならないくらい、音としての完成度が高い。

「ナクゴハイネガ〜」のところのフリも可愛いですねぇ……あ、パンチするフリとかあったんだ……今までの映像でも確認できてたのかな……うーん、ダンスの躍動感が違う気がするやっぱり……カメラワークですか?

バックの音といい、すんばらしいとしかもう……。

 

「紅月ーアカツキー」。

なんか映像にデキャンタとかコップとか映りましたけど……イントロで休憩している人もいるのかな……ドリンクカウンターがあるのかしら(ライブハウスだもんなぁ……)。

もう、SU-METALさんの歌声は仕上がってますな感じで文句なし。

さすがにパイロはなくて、炭酸ガスでしたが。

サビのツインリードもばっちり背中合わせで、ライブハウスっていいなぁ……こちらも、音質含めて出色の出来だと思います。

音源だけでもほしい(ありましたっけ、ライブアルバム)。

 

ここで暗転?

 

そして「4!4!444!」、「4の歌」。

これは……イギリス人(というか西洋人)にはどう捉えられているんでしょうね……メタルバンドでこんな感じの曲を歌っているところっていうのが全く思い浮かばないので(メタルじゃないけど、ジャッカルだったらやったかもしんないなぁ、とちょっと思ったりした……チェンソー振り回しながらさ……)。

箱の規模なのか、録音状態なのか、ちょっとMOAMETALさんの声の方が大きいですね。

うん、単純にマイクの位置かも(激しく踊られますからね)。

ん、何か違和感……と思ったら、黄色とか緑のライトが普通に降ってるからか……BABYMETALのライブでは珍しい色ですよね(レーザーとかではあるけれど)。

お決まりのコールアンドレスポンスはなし、ちょっと残念。

 

「メギツネ」では、ちゃんと客の声も聴こえてました。

それがないので、ノリが伝わらない感じはあります(ライブ音源としてはどうなんですかね)。

MOAMETALさん、イントロから笑顔全開(さすが微笑みの天使)。

さすがにステージの広さが広さですので、ダンスのスケール感みたいなものはないですが(だから逆に、躍動的に見えるのかな)。

 

ド・キ・ド・キ☆モーニング」……すごいな、イギリス人もOPの「ドキドキモーニング!」って叫んでるのか……。

うーん、引きで見るとやっぱり下手側が少し暗いですねぇ。

 

続いて「ギミチョコ!!」では……イントロに入る前からSU-METALさんの表情が何か忘我の域です……曲にはいればもちろんキメ、ですが。

こんなフリだったんだ、っていうところが結構ありますね、やっぱり。

YUIMETALさん、MOAMETALさんの動きもジャンプも躍動感たっぷりです。

お、コールアンドレスポンスありですね。

「あいきゃんとひあゆー」「らうだーらうだー」……うん、YUIMETALさんMOAMETALさんお二人の煽りは、なんか、ひらがなで書きたくなるな……。

あ〜、「say!」より「singing!」のほうがいいですね(ウェンブリーを見ているからか)。

それにしても、本当に表情がよく見えますよ、楽しそう。

 

ここで「See You!」。

 

そうか、MCを削っているのは、海外を視野に入れたパッケージだったのかな。

いや、MCあれば体力回復できるじゃないですか(喋ってなきゃいけないんでね、それはそれで、なんですが)。

うーん……結局、海外のメタルバンドのライブを日本で見たことしかないので、母国でどのくらいMCしたりするんでしょうね……『MTV』でライブ映像流れたりしたけど、あれも編集入ってるだろうし……メタルにはMCはあんまいらんのかな……。

「We want more!」と「BABYMETAL!」コール……特に「BABYMETAL!」コールはいいですねぇ、ハロウィンのチャントをちょっと思い出します(「happy happy Helloween〜」ってやつ……あれ、でも日本で聴かなかった気がする……ま文化的なものでしょうからね)。

 

アンコールで、神バンド再登場。

ライブハウスって、こういうのも見えるのが、何かいいですよね。

「ヘドバンギャー!!」は盛り上がりますねぇ……あれSU-METALさんも少しニヤけている気がしますよ珍しい。

お、うっすら客が歌っているのが聴こえますが……メロディ歌ってますね……あ、だから客の声はカット気味なのかな。

 

「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のイントロナレーションは、まあそりゃ当然英語ですわ……中学生でもわかる英語なので問題なし……「長髪のお兄さん」のところでメタル・マスター出てきましたけど……あれ、イギリスだからメタル・マスターったらスティーブ・ハリスかと思ったら、ひょっとしてラーズ・ウルリッヒですかね……最近のラーズの顔なんかよくわからん……客席のwall of deathが結構えらいことになってます。

お三方ともさすがダンスもしていらっしゃるからか、脚が高いところまで上がるんですねぇ(と変なところで感心する)。

あ、間奏の最後って、YUIMETALさんMOAMETALさん、あんなにくるくる回ってたんですね。

最後の「We are BABYMETAL!」では、SU-METALさん笑顔でイヤモニも外して、YUIMETALさんMOAMETALさんは、ユニオンジャック柄のロゴフラッグを掲げて、ラストは盛大にクラッカー……いやぁ、やりきった感があります。

神バンドも、退場のときにはフレンドリー。

 

いいですねぇ、ライブハウス……このくらいの規模で観てみたいです(いや、大きな会場ももちろんいいんですけれどね)。

ちょっとばかりライティングに不満はありましたが、音質としても、映像としても抜群だと思います。

テーマカラーのこともありますし、基本暗めの映像が多いなか、ぱっとステージ全体が明るくなることがあるのがいいです。

☆100個くらい!

 

1 BABYMETAL DEATH

2 Iine!

3 Uki Uki ★Midnight

4 Rondo of Nightmare

5 Onedari Daisakusen

6 Catch me if you can

7 Akatsuki

8 Song 4

9 Megitsune

10 Doki Doki ☆ Morning

11 Gimme Chocolate!!

12 Headbangeeeeerrrrr!!!!!

13 Ijime, Dame, Zettai