『平浩二 酷似問題に「大変驚愕いたしました」ミスチルに謝罪も』
(スポニチアネックス 2015/12/14)
以下引用。
「楽曲「ぬくもり」の歌詞が、Mr.Childrenの「抱きしめたい」(92年)の盗作ではないかとインターネットで騒動になったことを受け、演歌歌手の平浩二(66)が14日、発売元である徳間ジャパンコミュニケーションズのサイトで「私としては全く寝耳に水のことであり、本当にそのようなことがあるのか信じられませんでしたが、歌詞の内容は確かに酷似しており、大変驚愕いたしました」と驚きを示すとともにMr.Childrenへの謝罪もつづった。
5月発売に発売したシングル「愛・佐世保」のカップリング曲で、沢久美氏が作詞した「ぬくもり」が、今月に入ってMr.Childrenのヒット曲「抱きしめたい」と酷似しているとネット上などで話題に。「出会った日と同じように」「目を閉じれば浮かんでくる あの日のままの二人」など同じ歌詞が数多く使われている。
11日に徳間ジャパンコミュニケーションズが沢氏と協議。同社は13日に公式ホームページで「著作権侵害に相当するものと判断」との認識を示し、収録したCDの店頭からの回収を決定したことを発表した。協議した際、沢氏は「知らなかった」と話したという。
「お騒がせしております『ぬくもり』の件につきまして」と題して平が発表したコメントは以下の通り。
日頃よりご支援いただきまして、ありがとうございます。
先日よりインターネット上において、お騒がせしております件につきましてご説明させていただきます。
12月10日夜、インターネット上において、私が今年5月に出させていただきました新曲「愛・佐世保」が入っておりますCDのカップリング曲「ぬくもり」の歌詞がMr.Children様の楽曲の歌詞に酷似しているとの内容がアップされているとの情報が入りました。
私としては全く寝耳に水のことであり、本当にそのようなことがあるのか信じられませんでしたが、歌詞の内容は確かに酷似しており、大変驚愕いたしました。
今回のような事態になってしまいましたことにつきまして、一歌い手として大変申し訳なく思いますと共に、Mr.Children樣、ファンの皆様、及びその関係者の皆様に対して、ご心配、ご迷惑をおかけしたこと、お詫び申し上げます。
今後とも何卒変わらぬ応援をいただけますよう、心よりお願い申し上げます。」
申し訳ないですが、この歌手のかたは存じ上げません。
作詞家の「沢久美氏」のことも存じ上げませんでした。
ネット各所で比較サイトなぞが立ち上がっていますので、検索していただければと思うのですが、「沢氏は「知らなかった」と話した」という言い逃れが通用するレベルの類似性ではないように思います(全て似ているかどうかは検証していないのでわかりませんが)。
意図的にパクったとしても、ここまで似せることは考えられません、もうちょっと手を加えるでしょう(もちろん、超マイナーな曲であればまるパクリもあり得るでしょうが、腐っても相手はミスター・チルドレン、しかも曲は私ですら知っている「抱きしめたい」です)。
意図的でなかったのであれば、それはもう、なんといいますか、
お気の毒なことで……
としか言いようがありません。
自分の読んだものが、記憶として定着し、いつか自分の作ったものにすり替わったとしても不思議ではありません。
結果似てしまったのですから、回収するのも致し方ないかと。
残念なのは、平浩二さんが、「抱きしめたい」を知らなかったことでしょうか。
知っていたら、レコーディング中に気づいたかもしれないのに(さすがに気づいたら指摘するでしょう、どんな結果になるのかは火を見るより明らかですから)。
(元記事)