べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

『女の子ものがたり』大阪公演

3/5。

まだ今月じゃないか……(Twitterから転記)。

『女の子ものがたり』 を観覧するため、大阪へ。上京に比べると近いので油断してたらギリギリだった。写真撮り忘れた……提灯……。ホールクラスの舞台は最近  Straydogさんしか観ていない気がする……。私はテキスト派なので、どうしても脚本に関する感想になってしまうので申し訳ない。

 

山崎真実さんは、良い役者さんになったなぁ……風のシズカのイメージしかなかったので……申し訳ない……水野美紀さんみたいな、アクションもできる感じの女優さんになっていってほしいなぁ……もうなってるか。 

 

パンフレットを読んでわかったというか、どのセリフもほとんど、明るく発せられていたのが印象的でした(叫ぶ芝居以外は)。原作の西原先生に対する演出側の気持ちなのか、と解釈しました。内容的に、重いセリフも多く、発し方によってかなり重めの舞台になりそうですが、明るさの種類が、無垢な感じだったので、ちょっと不思議な感じ。『飛龍伝』(つか劇団じゃない、知り合いの舞台)を昔観た時、何だこのあっけらかんとした明るさは、と思ったのですが、なるほどフェリーニの『道」かぁ……と。あれに通じるものがありました(と勝手に思った)。 

 

そんな中で、山崎さん演じる菜都美は、その無垢な感じから実は外れていて(それこそおっちゃんとかと立場は同じ)、それでも明るくあるお芝居が、さすがというか、ちょっと怖かったですな……演じているのを演じている……だから、叫ぶ芝居がまた刺さったですわ……。 

 


んで、私、  八木美樹さんと、 平井沙弥さん目当てで観に行ったので、他の人は全く存じ上げず……平井さんは、前回は『幸せになるために』だった、今回は難しい役でしたな……いや、主役の3人はみなさん難しかったと思う。個人的に、仕事柄もあり、平井さんの役のような人の話を聞くことがあるのですが、何というのか、幸せってのはなんだろう……と。きぃちゃんのセリフじゃないですが。その、何とも表現できない感じを、なっちゃんときぃちゃんの間で表現できていたように思います。感情をぶちまけるシーンがなかった平井さんが、一番難しかったんじゃないかなぁ……と愚考しました。普段は思ったことを言っちゃう役なのに、実は……みたいなところが垣間見えて、良かったと思います、はい。 

 

八木美樹さんはですねぇ……いや、最前の席だったわけですが、もう、本当に、目の前で八木ちゃんが手を振っているだけで満足でした……(お前に振ってないよ)。アンサンブルでのダンスも、平井さんのパワフルさとまた違った、キレと躍動感……好き。いや本当にですね、 八木美樹さんのダンスはさくら学院仕込みで、全く色褪せていないのです……それを、最前で拝見できただけでもう、良かった……生きててよかった……なのです。いや本当に。芝居の方も、意外な役柄というか、ずっと猫耳だよ八木ちゃん……天国かと思った……が重要な役どころで、モノローグでは重くなりすぎる部分を担って、またその明るさがお芝居にも生きていて、生きててよかった……なのです。いや本当に。陰影のある役ももちろんできるし、観てみたいですが、天真爛漫さで掻き乱すとか、小悪魔で掻き乱すとか、とにかく八木ちゃんには掻き乱すような役をしばらくやってほしい……とりあえず、猫とネズミが最強に可愛かったことは書き添えておきます。好き。 

 

芝居、というのはセリフに節(メロディ)がついていて当たり前だと思い始めていて、ただそうするとミュージカルになってしまうので、急に歌うのかな劇場のお芝居は。割とつか作品ばっか観てきたので、そういうのあんまり違和感ないのですが、その、映画やテレビにはあまりない世界観が好きなのかもしれないです。あ、一箇所、酔っ払ってバトルになるところ、の神志那さんの酔っ払っているお芝居が、もうちょっと酔っ払っていてもよかったかも、と思いました(?)。

 


しかし、本当に、名古屋は芝居やってくれないなぁ……箱か、箱がないのか(ないな、確かに……)。 

 

 

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