べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

『FRESH!マンデー』#33とか

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仕事でばたばた、体調もばたばた、学院祭のDVDもみなきゃだし、BABYMETALさんのキツネ祭りも堪能したいし、大村バンドのライブだし……とやっているうちにアーカイブをなかなか観られず。
というわけで、今週の『FRESH!マンデー』は、顔笑れ!委員長の岡崎さん、八木さん、森さん、新谷さんが登校(あと森センセ)。

 

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『ミハスの落日』貫井徳郎

 

ミハスの落日 (創元推理文庫)

ミハスの落日 (創元推理文庫)

 

 なかなか貫井徳郎さんは手が出せない……ちょっと好みとずれているところがあるからだと思います。

短編好き〜として購入した、ような気がします。

「ミハスの落日」は、スペイン一の製薬会社の創業者から呼び出された青年の話。

彼の母が、創業者と幼馴染で、しかも幼い頃に共通の知人を、密室での死亡事件で亡くしている。

創業者は、まだ若い頃に彼の母と再会し、その事件を思い出したのだが、彼の母を殺人者だと糾弾してしまったことを悔いて、彼に遺産の一部を託そうとしていた。

限りない偶然の末に起こった密室での死亡事件の真相とは……。

 

「私の言葉に、アリーザはなかなか応じようとしなかった。私たちは路上で立ち止まり、長い間互いに見つめ合っていた。それは他人の目には、愛し合う恋人同士のように映っただろう。だが私たちの間に横たわる緊張感は、とてもそんな甘いものではなかった。私はそのうち、息苦しささえ覚え始めた。」(p47)

 

「「神意? つまりパコの死は、神が与えた罰だとおっしゃるんですか」

「そうだ。なぜならあの密室は、神が作った密室だったからだよ」」(p52)

 

 

ストックホルムの埋み火」は、ストーカーと思われる殺人事件に関わる刑事の話。

ヴィデオレンタルショップの店員からストーキングを受けていたと思しき女性が殺害された。

だが、店員はどうやら遺体を発見はしたものの、殺してまではいない様子。

事件を追う若い刑事は、優秀すぎる自分の父親(名刑事)との葛藤と戦いながらも犯人を追い詰めるが……。

刑事を完全無欠なもの、善良なもの、として描かない辺りはややノワールっぽい、というか、最近の西洋系の警察ミステリでよくある「悩みを抱える刑事」ものなのですが、その悩みが結構根深く、そしてミステリに通暁している人には驚きの展開が待ち受けています(すぐ気付く人もいるでしょうけれども)。

 

「サンフランシスコの深い闇」は、保険会社の調査員の話。

三人の夫を亡くした、娘を持つ未亡人。

その三人目の死因について、事故なのか殺人なのか、調査を開始した調査員だが、サンフランシスコの悪徳刑事は絡んでくるわ、上司は適当だわ、で苦労しながらも、揉み手しぃしぃ持ち前のサラリーマン根性でくぐり抜けていく、という話です(何かちょっと違う)。

 

ジャカルタの黎明」は、連続して起こる娼婦殺しの話。

「夜明けの殺人鬼」とも呼ばれているその娼婦殺しに怯える娼婦たち。

その中の一人は、元夫が殺されたことを知り、その犯人を突き止めようとする中で意外な真実を知ることになります。

 

「トシはひとりでビルを読み、ぼんやりと前方に視線を投げていた。物思いに耽っているようなその横顔は、ずいぶん知的に見える。頭がいいお金持ちの日本人。あたしはこの前会ったときに感じた、何か通じ合うものがあるかのような錯覚を思い出した。そして、錯覚はあくまで錯覚に過ぎないのだと、自分に言い聞かせる。あたしが持っていないあらゆるものを持っている外国の人と、いったい何が通じ合うというのか。金さえもらえれば、心はいらない。他に欲しいのは、その場だけの優しさ。」(p219)

 

「カイロの残照」は、アメリカからやってきた、失踪した夫を探す女性と現地ガイドの話。

ガイドは、女性の捜索に付き合いますが、その過程で命を狙われるようになり、自分の過去と否応無く対峙することになります。

 

著者によるあとがきと、村上貴史氏による解説を読んでいただければ、本短編集の趣向についてはよくわかります。

海外を舞台にしたミステリ、しかもどんでん返しが含まれており、かつ恋愛模様も描かれる、という。

実際に現地で取材をされているだけあって、淡々とした中に潜むリアルな描写は、揶揄されがちなトラベルミステリとしても秀逸でしょうし、なにより構成が美しい。

私は『慟哭』も読んでいない、どちらかというとだめな読者だと思いますが、それでも巧みな構成にはしてやられた、という感銘を受けます(ただ、巧みすぎて、つまりはきちんと読み手に意図が伝わりすぎて、先の展開がぼんやり読めてしまう、というところが、難点といえば難点でしょうか……ものすごくハイレベルなことをしているのにわかりやすい、ということが難点だというのであれば)。

あまり重めのものが好きではない私のようなライトな読者でも、このくらいの長さなら耐えられる、というところもオススメです。

さて、覚悟を決めて『慟哭』を……まだ当分は読めないな……。

『和楽器バンド Premium Symphonic night』

さくら学院さんの「Sakura de Sacas」で疲弊した体を引きずり起こして、2/18、大阪城ホールへ。

和楽器バンドさんの「プレミアム・シンフォニック・ナイト」のチケットを(八重流門下生の友人が)当てたもので便乗便乗。

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今年度2度目の大阪城ホール

どんなことになるんだろう……

 

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natalie.mu

 

↑まあ、詳しくはナタリーさんにお願いしまして。

BABYMETALさんのときと違って、横長のステージ。

まずはいつも通り、の和楽器バンドさんのステージ。

髪を切られた町屋さんが、黄色い歓声を浴びるところもいつも通り(まっちー、髪を切ったら「小室っぽくね?」と友人がのたまっていました……そうかな……)。

バンドパートは8曲と、短いセットリストながら、新しい曲、盛り上がれる曲を中心に披露され、やっぱり「シンクロニシティ」が和楽器バンドっぽくなくっていいなぁと思いました(既成概念からはみ出す勇気を感じます)。

ロック色が薄れていくことが危惧されているのかもしれませんが……いやいいもんはいいでしょう、好きでしょう。

「花になれ!」なんて、老若男女楽しめて、最高ではないですか。

ホールのせいなのか、ステージの使い方のせいなのか、今日は和太鼓が特にずんずん響いてきていました(黒流!)。

 

第二部に入るまでに休憩があり、そういえば鈴華さんはオーケストラが出てきたらどうするんだろう、と思っていたらグランドピアノがステージ中央に。

そうだった、ピアノの弾き語りを華風月でやっていらっしゃるじゃないですか……失礼しました……前もどっかで書きましたが、ピアノとオーケストラが対峙すると、一人で立ち向かっている感じのピアノの健気さが素敵だと思うんですよね私……(どういう種類の変態なのかは秘密)。

フルオケをバックにしての豪華な「鳥のように」が終わると、いつも通りの和楽器バンド×オーケストラ。

そもそもシンフォニックな「反撃の刃」を、ガチシンフォニックで再現……音の厚みから何から違う、その中でより低音を支える和太鼓とエレキベース……素敵でした。

転調が多い曲なので、助かったとみなさんおっしゃっておられました。

「雨のち感情論」もよかったし、「オキノタユウ」は震える感じ、「流星」も……とにかく音の密度が違っていて、確かにプレミアム……しつこいようですが、その中での和楽器、特に和太鼓の響きがロック×クラシック、という想定される音を飛び越して、唯一無二なものに昇華していたと思います〜。

ちょっと面白いな、と思ったのは、マエストロがイヤモニ(らしきもの)を装着されたこと(そりゃ、指揮の通りにバンドは演奏できませんから、バンドに寄せないといけないですよね……)。

 

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友人も述べておりましたが、曲数が少ないと感じたのは、オケ用の編曲の時間とか、いろいろ難しい部分もあったからなのでしょうねきっと(いやわかりませんけど)。

個人的には、最近聴いていないので、この機会に「華火」を……とか思ったりしました(「天楽」でもよかったなぁ……)。

ニューアルバムの発売も発表され、これを引っさげてのツアーとなると、「perfect blue」とかますます聴けないのかな、とちょっと残念な気持ちになりつつも、また楽しいステージを見せていただけるのだと思いますので、楽しみです!(そして、チケットをとるのは私ではありません!)。

 

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レビューでもレポートでもない感想文でした(いや、もう、ただただ楽しんだってことですよ……)。

(※ネタバレ)「The Road to Graduation 2017〜Sakura de Sacas」昼公演

さて。

2/17、天気はいいが、地元は寒い。

オルスタなので、あまり厚手の上着を着ていってもなぁ……と思いながらも、寒くて風邪引いては元も子もない……というわけで、下に余分に着込んで、上着は某アウトドア用品の上着で。

外に出るとやはり寒い……が我慢我慢。

新幹線での移動中に、藤岡さんのメモリアルライブのチケット申し込み時間に。

トンネルで通信が途切れることを恐れながら、何とかゲット。

 

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あとは休みが取れるかだ……(後の情報で、即日完売となったそうです……ありがたや)。

赤坂に到着したのは、グッズ販売の開始時間をやや過ぎたくらい。

学院祭のときで思い知ってはいるのですが、XLのTシャツがたぶん買えないだろうなぁ……と思っていたらやっぱりだったので、しかたなくLサイズを購入(あとタオル)。

 

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赤坂ブリッツはいつの間に、マイナビブリッツ赤坂になったんでしょうか……かれこれ……あ、8年くらい前か、来たのって……あれ、でも赤坂には何かで来たような……あ、そうだった、前も「赤坂氷川神社」にお参りに来たんだ……というわけで参拝……日枝神社はちょっと時間が足らず、諦める……。

しばらく時間をつぶそうとうろうろしてみても、喫煙スペースが全く見あたらず……僕ぁもう東京には住めないですよきっと……。

 

(※というわけで、これからレビューにもならない感想を書き殴ります。すでにMCの内容が一部すっぽり記憶から抜けてしまっておりまして、はぁ〜な感じです。さくら学院さん、及び関係者のみなさまとはいっさい関係ないおっさんが書いていることをご承知おきいただいて、一応ネタバレ含んでいるので「続きを読む」を設定します※)

 

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『FRESH!マンデー』#32とか

さて。

 

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今週の『FRESH!マンデー』は、田中さん、トーク委員長の岡田さん、八木さん、吉田さんの登校(あと森センセ)。

うむ、特に可愛い生き物が一同に見られるなんて……いい回だ(アーカイブだったからコメント書けないけど)。

日直は、元気いっぱい田中さん、何か弾けてます!

 

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