横浜久しぶり、ということで、「転入生オリエンテーション」2時間目を参観してきました。
初参加……去年の今頃はまだ父兄とは呼べませんでしたからな……。
しかし、昨日の某所で飲んだ酒がまずかったらしく、おなか下し気味……途中退席は避けたいものの、こればっかりは……まぁ、何とか耐えました(よかったよかった)。
(※というわけで、残念父兄の思い出です、記憶違いはご容赦ください※)
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新訳が出たら、できるだけ読んでますカー。
恐ろしいのは、読んだときは非常に面白かったのに、時間を置いたら話をさっぱり覚えていないこと(私の読む方の問題)。
ちらっと読み返しても、ほとんど思い出せない……。
小さな町の雑貨屋(煙草屋兼菓子店)で発売された(チョコレート)ボンボンに毒が混入されており、それを食べた子供が死亡するという事件が起こりました。
そのボンボンは、地元の実業家の姪マージョリーが、近所の子供に駄賃を与えて、ミセス・テリーの店に買いに行かせたもの、ではありませんでした。
マージョリーは、普段から可愛がっているフランキーにボンボンを買ってくるよう頼んだのですが、フランキーが持ってきたものは、中のクリームの色が違っていました。
そこで、もう一度フランキーを店にやり、交換してもらったのです。
その、交換したほう(店に残ったほう)を購入して食べたものの中で、不幸にもフランキーが命を落としました。
犯人が逮捕されたわけではありませんでしたが、状況からマージョリーが町中から疑われることとなりました(すり替えが行われたのではないか)。
そこで、実業家マーカス・チェズニーは、真犯人を指摘しうる仮説を思いつき、それを再現する寸劇を、親戚や知り合いを集めて行うことになりました。
しかも、その場面を映画撮影機で撮影する、というなかなかな趣向。
寸劇には、レインコートにマフラー、サングラスに帽子、という風体の、謎の男が登場し、自ら被害者役となったマーカスに緑色のカプセルを飲ませます。
もちろん、それは演出だったのですが、しかし、本来謎の男に扮するはずだった協力者は何者かに襲われ気を失っており、そしてマーカスに投与されたのが毒、青酸化合物で、結果マーカスも死んでしまいました。
なんかもう、この状況だけで頭こんがらがってきます(捜査を行うのはスコットランドヤードCIDのエリオット警部なのですが、彼はフランキーが死亡した事件(マーカス死亡の事件の4ヶ月ほど前)の捜査にやってきて、たまたまマーカス事件に遭遇したのでした)。
フランキー事件を解決するためにやってきて、別の毒殺事件に遭遇し、それは衆人環視(関係者だけですが)のもと、さらに記録映像まで撮影された中で発生したばかりのホットなもので、しかもそれを解決できればどうやらフランキー事件の手がかりも手にすることができるらしい……カーすげぇ、思いついてもこんなことやろうとしないと思います。
ある事件を解決するために行うことが、別の事件を誘発する、というのはまぁよくあるパターンかもしれません。
それが記録されていたってなると……何かもう、現代的なテクノロジーでこれに対抗しようと思うと、かなりチープなSFチックになって駄作認定、で終わりそうです。
で、フェル博士登場、と相成るわけです。
毒殺者講義も入りつつ、そして(当然のことではありますが)動機という点を省いて、犯罪の仕組み(トリックとも)についてのみ着目するフェル博士の推理は、謎の寸劇を改めて解体していくのですが、このプロットが面白いなぁ、と。
奇妙な事件を奇妙な事件で包み込み、その奇妙さを冒頭にどんと据えて、そこから詳細に掘っていって解体していく、というのは、本格のお手本にもなり得そうです(ちょっとばかり、謎の男(透明人間のような風体)が、カーのオカルト趣味からずれてしまっているような感じはしますが……)。
思惑のベクトルが幾重にもなっているところも面白いです。
頭こんがらがりますけども、映像の使い方などのシンプルさは、読み込めていなかったなぁと……さすがカー。
やっぱ面白いなぁ……。
「辞書は”ほのめかし”をどう定義しているかエリオットは考えた。ほかにどう書いてあるとしても、静かな水面をかき乱すという意味はあるはずだ。」(p106)
「実に象徴的じゃないか。自分が見ているのは推理小説作家の悪夢だーー絶対にいじれない時計。」(p120)
「「……みっともないところを見せてすまんな。これまでも地獄の化身に出くわしたことはあるが、これほど論理的で骨身を惜しまず行動する輩は初めてだ。……」」(p190)
「「……まさか、人殺しが警察によって顕微鏡でしっかり調べられるであろう、犯行中の自分の映像をほしがったなどとは言わんだろうね。……」」(p222)
ちょっと、カーの新訳おっかけは、現在時間で止まっていますが……また手を出したいと思いますわ。
……坂本真綾(様)ファン歴がデビュー以来、という人間として、おそらく初めてのことなのですが、発売日に買えませんでした……切腹もんですな。
タワレコでゲットして、二週間ほどヘビロテしておりました。
カップリングの「月の話」もまた、アンニュイ&ダークでよろしいかと(「月曜の朝」みたいな……あら、「月」つながり)。
「世界遺産劇場」で歌われた「Million Clouds」のライブバージョンも収録されておりまして、まあお得、しかし本当にソフト化しないつもりか「世界遺産劇場」……あれは、映像とともに楽しむものだと思います……本当に、昨年の……あれ、昨年の今頃?……もう1年前なのか……「世界遺産劇場」は、天候にも恵まれ、非日常感半端ない感じで……ずっと癒されますよあれ……ソフト化……。
次のシングルは『Fate』関連楽曲おまとめシングル、これはこれで楽しみですし、なんかよくわかりませんが『Fate』のフェスにも出演されるそうなので(la la larksと一緒らしいです)……すみませんいけません、矢野フェスだけでなんとかご勘弁を……。
今年の宝の持ち腐れ第一弾、藤岡幹大さんのシグネチャーエフェクター「CAESAR X」(シーザーエックス)。
これがきっとMy little god鉛筆くらいにはなるんじゃなかろうか……いや、ならなくても買ってたと思うんですけど。
うちにはヤマハのミニアンプ(BassもTeibleもつまみ無し)しかないのですが、それでもつないだら上品な歪みが味わえました……でも曲が弾けない……なんて宝の持ち腐れなんだ……。
と思っていたらいらっしゃい、今年の宝の持ち腐れ第二弾。
大村孝佳さんシグネチャーのエフェクター「IRENE(アイリーン)66」。
初回版の猫さんが可愛いのでどうしても欲しくなってしまい……。
うちにはヤマハのミニアンプ(同)しかありませんが、それでもつないだらきらっきらの歪みが得られて感動……それで弾くのはクロマチックって、何してんでしょうかね私は……。
……「超神師弟コンビ」……(泣)。
全部スイッチ入ってますが、これだと歪みがえらいことになるので気をつけましょう。
この2つで、自分のテレキャスさんを買ってもおつりがくることに気づいてしまった……。
我らがBABYMETALさんは、ドイツでのフェスを終え、ラストのダウンロードフェスへ。
ホームみたいなものですかね(?)。
海外メイトさんの反応をちらちら見てみると、YUIMETAL様がおられないことがアナウンスされない、方向性が変わってしまった、といったところへの批判的なコメントがある一方で、超絶盛り上がっている感も伝わってきたりで、まあよろしいのではないかと(賛否あったほうが健全)。
うーん、何しろオフィシャルHPから、SU-METAL様、YUIMETAL様、MOAMETAL様のクレジットが消えてますから、そういう意味では、アナウンスされている「闇の七人はどこに出現するかわからない」というのをやっているだけでなんですよね。
で、曲が「in the name of」から始まっているんですよね(ニュルブルクのフェスのセトリを見たんだっけな……新曲がいくつかありましたね、唐突に)、ということは「洗礼の儀」の延長線上にあるわけで、YUIMETAL様いないから苦肉の策で「闇の七人」という感じではないと思うのです(人数はともかく、世界観は多分、YUIMETAL様がおられてもああだっただろうな、と……神バンドの衣装もそうですしね)。
個人的には、「何年か続くツアー生活の果てに疲れ切ったメタルバンドが、唐突にスタイルを変化させたアルバムを作って、ファンからも結構なボコりにあう」、という黒歴史を自ら作りにいってないかKOBAMETALさん……とずっと思っています。
後の世に「黒歴史」と評価されるとしても、実際にはチャレンジしているわけで、リスクをとらなければイノベーションはない、という当たり前のことを実践しておられるところは素晴らしい……そのまま突っ走ってほしいDEATHね(衣装も、突然の濃いメイクも、なんかエジプトっぽいのが、なんだろう、中二病な感じのする方向性で、むしろ好ましい……願わくば、スカートはひらひらがよかったですけれども)。
それにSU-METAL様、MOAMETAL様が美しいの……YUIMETAL様も、あの衣装を着られたらさぞお美しいことでしょう……。
大神様、Leda神様、ISA神様、BOH神様、青神様と、神バンドの布陣は盤石最強ですし。
日本公演、やっぱり幕張に応募すべきか……あるいはあえて神戸に行ってみるか……幕張は映像化しそうだから神戸かな……LVもあるだろうしな……今回の件でチケットの倍率が下がったらむしろありがたい……。
何度か書いてますが、私はメタル原理主義者でもなければ、BABYMETAL原理主義者でもないので、かくあるべしという美しさは求めたいものの、それがBABYMETALであるというだけで応援しています……半端なメタル者にとっても、BABYMETALの存在は福音ですからな……。
日本公演はさ、「闇の七人」にさ学のみなさんを登場させましょうよ……特に岡田さんを……まあ、無理だろうけれどもな……『おはスタ』以外でめぐ様拝見できないもんなぁ……いやいや、きっと勉強を頑張っておられるのです、応援応援。
(※以下、和楽器バンド「音の回廊」名古屋公演のネタバレを含みます※)
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