べにーのDoc Hack

読んだら博めたり(読博)何かに毒を吐いたり(毒吐)する独白

『神の時空 京の天命』高田崇史

 

神の時空 ―京の天命― (講談社ノベルス)

神の時空 ―京の天命― (講談社ノベルス)

  • 作者:高田 崇史
  • 発売日: 2017/04/06
  • メディア: 新書
 

 気づいたら文庫になっていた。

高田先生の本は大体、何においても先に読むようにしているので、こちらももちろんさっさと読みましたけれども三年前。

全然、本を読んでいないなぁ。

辻曲家の次女を救うべく「十種神宝」集めも佳境に……と思いきや、実にまだ六日しか経っていないという、

 

『滅日』かよ

 

というツッコミを入れたくなる年代。

 

 

滅日 (下) (ぶんか社コミックス)

滅日 (下) (ぶんか社コミックス)

 
滅日 (上) (ぶんか社コミックス)

滅日 (上) (ぶんか社コミックス)

 

 

いい漫画です……好き……。

今回、クライマックスということで、辻曲家の過去、ヌリカベさんとの因縁などなど、いろいろと突き進んでいきます。

まあ、何度も申し上げておりますが、あんまり殺人事件は関係なくなっている……いや、いけないわけではないのですけれどもね。

しかも、日本三景壊滅……むーん、是非に実写でお願いしたいですねこのシリーズ……というか高田先生のシリーズは……。

あまり書きすぎると興を削ぐと思いますので……いつもの感じで、日本神話、神々に関する仮説がほとばしっております。

それも書きすぎるといけません……書くことないな。

個人的に、高田さんは、伝奇的なものを書くには文体が合っていない、という印象があります。

『神の時空』シリーズは特に、なのかもしれませんが、かなりシンプルで、情報量と比べると熱量に過剰さが足りないかなと……まあ、それも好きなんでいいのですが。

シリーズ終わっちゃったから、ノンシリーズを追いかけないとな……と思っていたら、しれっと『QED』の新作とか出てますしね、まだまだ楽しめそうで何よりです。

高田崇史先生も著作が多くなってきましたが、個人的には、『QED 六歌仙の暗号』をお勧めしています。

これで「をを!」と唸ったかたは、次は『東照宮の怨』を。

あとはもう、どれでもオッケーです。

そこから先は、あなたが妄想する番ですから。

ビブラ・古代史!