気づいたら文庫になっていた。
高田先生の本は大体、何においても先に読むようにしているので、こちらももちろんさっさと読みましたけれども三年前。
全然、本を読んでいないなぁ。
辻曲家の次女を救うべく「十種神宝」集めも佳境に……と思いきや、実にまだ六日しか経っていないという、
『滅日』かよ
というツッコミを入れたくなる年代。
いい漫画です……好き……。
今回、クライマックスということで、辻曲家の過去、ヌリカベさんとの因縁などなど、いろいろと突き進んでいきます。
まあ、何度も申し上げておりますが、あんまり殺人事件は関係なくなっている……いや、いけないわけではないのですけれどもね。
しかも、日本三景壊滅……むーん、是非に実写でお願いしたいですねこのシリーズ……というか高田先生のシリーズは……。
あまり書きすぎると興を削ぐと思いますので……いつもの感じで、日本神話、神々に関する仮説がほとばしっております。
それも書きすぎるといけません……書くことないな。
個人的に、高田さんは、伝奇的なものを書くには文体が合っていない、という印象があります。
『神の時空』シリーズは特に、なのかもしれませんが、かなりシンプルで、情報量と比べると熱量に過剰さが足りないかなと……まあ、それも好きなんでいいのですが。
シリーズ終わっちゃったから、ノンシリーズを追いかけないとな……と思っていたら、しれっと『QED』の新作とか出てますしね、まだまだ楽しめそうで何よりです。
高田崇史先生も著作が多くなってきましたが、個人的には、『QED 六歌仙の暗号』をお勧めしています。
これで「をを!」と唸ったかたは、次は『東照宮の怨』を。
あとはもう、どれでもオッケーです。
そこから先は、あなたが妄想する番ですから。
ビブラ・古代史!