『ワールドトリガー』が想像以上に面白かったので買うことにしました。
いや、ちゃんと読んでいなかったんですが。
こういう、戦略的なバトルものって苦手なんですよね〜、『DB』的インフレバトルが好きなもので。
でも、よく練られていて、しかも練られ過ぎていないところがいいと思います。
最近の論理ゲーム的なサバイバルものがまた苦手でねぇ……。
それとは違っているのもいいです。
話自体は「異世界あるよ」もので、内容はそうですねぇ、あ、『エンダーのゲーム』だ、と思いました。
そういう意味では、ファンタジーというよりSFの範囲に踏みとどまっている感じ。
仲間同士の戦いに意味をもたせることで、『ジャンプ』王道バトルトーナメントを描いても不自然ではない(というより、それを描き続けられるネタを持っていることが強い)。
異世界の住人が、こっちの世界に味方するという王道もいいですね、いろいろ描けそうですし。
行き過ぎない超能力もいいです。
大人ががんがん絡んできて、しかも生臭いのもまたいい。
頭いいんだろうな、この作者さんも。
作中では、ばっさりばっさり少年少女が斬られるのですが、これもアバターみたいなもので、そのあたりの冷徹な描き方もいいと思いました。
何より、線が少なくて絵が上手。
そして、髪型ショート系の女の子がかわいい。
『僕のヒーローアカデミア』もなかなか捨てがたいですが、個人的な好みではこっちですね。
そっかー、俺は案外線が少ない絵が好きなのかー……ゆうきまさみなんて、超絶に上手いよね、だから好きなのか……ああ『鉄腕バーディー』をまた買い直したくなった……。