『【緊迫・安保法案】野党の「セクハラ」作戦に反撃 参院議長が女性衛視投入 民主・小宮山泰子氏「女を利用するな!」』
(産経ニュース 2015/9/16)
以下引用。
「参院平和安全法制特別委員会は16日、断続的に理事会を開催。理事会室前から動かない野党の女性議員の集団を排除するため、山崎正昭参院議長が女性の衛視を出動させたが、野党側は「こんな時に女を使うな」などと激しく抵抗。鴻池祥肇委員長は室内で事実上監禁状態に置かれ、安全保障関連法案の締めくくり総括質疑が始められない状態が続いている。
理事会室前にいた民主党の小宮山泰子衆院議員は「女を利用するな!こんな時だけ女性を前に出して。女をこうやって使うんだな。今の政権は!」などと絶叫。ただ野党の女性議員は、排除しようとした与党の男性議員に「触るな!セクハラだ!」などと抵抗し、鴻池氏の退室を拒んでいる。」
産経新聞だけじゃ不公平なので、朝日新聞と毎日新聞も検索してみましたが、記事になっていないようでした(ネットで検索しただけなので、実際の新聞には載っていたのかも)。
それぞれ偏った内容を報道しているわけなので、まぁいいか。
「野党の女性議員は、排除しようとした与党の男性議員に「触るな!セクハラだ!」などと抵抗し」てまで委員長の退室を妨害したので、「女性の衛視を出動させた」ところ、「女を利用するな!こんな時だけ女性を前に出して。女をこうやって使うんだな。今の政権は!」などと絶叫した、と。
話によれば、「セクハラとは言っていない」と女性議員は言っているようですが。
事実であれば、私が最近出会った中でも随一のダブルスタンダードですね。
対抗する勢力が同様の攻撃方法を準備するのは当たり前じゃないですか。
自分たちが使った武器は使ってはいけない、なんてルールの中で争っているんでしょうかね?
どんな手段を使ってもいい、と自分たちが証明してしまったんだから、「人を呪わば穴二つ」ですよ。
著名人も政治的な発言を口にするようになった、というニュースもあったような気がします。
そのこと自体は別にどうでもいいんですけど、未だに「戦後70年間の平和が……」と言っている人もいらっしゃって、めまいがしそうです。
あんまりいないんですよねぇ、「戦争ができる」ことと「戦争をする」ことは、別の次元の話だという人は。
結局、「武力を持つ」=「戦争をする」なんですね。
民主主義の崩壊だとかこれじゃ独裁だ、という発言も見られますが、民主主義は合法的に独裁者を作り出せるシステムじゃないですか。
ナチスのことはよく知っているんでしょう?
別に民主主義は崩壊なんかしてませんよ、その一側面を見せているだけです。
それに独裁でもないでしょう。
与党が多数を握っていて、法案を通すことができる状況を独裁だというなら、民主主義なんて独裁しかありえないことになりますよ。
次の選挙で落とせばいいじゃないですか、自民党も公明党も全員。
ただねぇ、民主党のトラウマがありますからねぇ……民主党最大の功績は、結果的に自民党以外の選択肢がない、ということを満天下に知らしめたことですね。
で、自民党は改憲を考えているわけですから、それを当選させたということはどういうことなのか。
民主主義だろうと、自民党だろうと、不完全さや負の側面を備えているんですから、それを含めての選択ですよ。
尻拭いをするのは、当然ながら我々国民です。
専制政治なら王様のせいにできますが、それができないようにしたのが民主主義ですから。
権利を握るって、そういうことでしょう?
憲法違反、というのに対抗できないのは、ちょっとまずいとは思います。
ただそれだって、今まで解釈変更だけで自衛隊すら容認してきているんだから、今更何を言ってんだって話です。
憲法変えればいいじゃないですか。
あるいは、後生大事な9条を、他の国に輸出でもすればいいじゃないですか、それで平和でいられると信じているなら。
なんでそうしないんですか?
どの国も「ほしい」とは言いますけれど、受け取りはしませんよ。
どうして日本にだけ9条が必要なんでしょう?
そのおかげで、今の日本の国際的地位があるんですか?
9条があるから、ですか?
戦争をしなかったから、ですか?
前にも書きましたが、「戦争ができる状態になったら、必ずこの国は戦争をする」と考えているのなら、そんな国はとっとと滅びたほうが人類のためです。
(元記事)