『衆院予算委 首相が「言論圧迫」批判に猛反論 「日刊ゲンダイ読んで。これが萎縮している姿か?」』
(産経Web 2016/2/4)
以下引用。
「「今日、帰りにでも日刊ゲンダイを読んでみてくださいよ。これが萎縮している姿ですか」
安倍晋三首相は4日の衆院予算委員会で、民主党の階猛氏が自民党の憲法改正草案について「表現の自由を制限し、言論機関を萎縮させる」と指摘したのに対し、笑顔でこう反論した。
「日刊ゲンダイ」は「夕刊フジ」「東京スポーツ」に並ぶ三大夕刊紙の一つだが、突出した自民党・公明党の連立政権批判で知られている。
階氏は「言論機関が権力者の意向を忖度(そんたく)し、権力者への批判を控えるようになるのではないか」と懸念を示し、「現に今も安倍政権に批判的なテレビキャスターやコメンテーターが次々と番組を降板している。民主主義の健全な発展にもマイナスだ」と追及した。
これに対し、首相は「現在、まるで言論機関が萎縮しているかのような表現があったが、全くしていない」と反論。「日刊ゲンダイ」の報道姿勢を紹介しながら、「全く萎縮していない。むしろ言論機関に対して失礼だ」とも述べ、階氏の指摘をたしなめた。」
「安倍晋三首相は4日の衆院予算委員会で、民主党の階猛氏が自民党の憲法改正草案について「表現の自由を制限し、言論機関を萎縮させる」と指摘したのに対し、笑顔でこう反論した。」
「笑顔で」
産経新聞ですから、民主党を下げる方向性での記事は致し方ないかと思いますが。
首相の答弁で「日刊ゲンダイ」が持ち出されるのもどうかと思いますが。
こんなこと書かれちゃう質問をしている民主党にも問題ありますよね。
「階氏は「言論機関が権力者の意向を忖度(そんたく)し、権力者への批判を控えるようになるのではないか」と懸念を示し、「現に今も安倍政権に批判的なテレビキャスターやコメンテーターが次々と番組を降板している。民主主義の健全な発展にもマイナスだ」と追及した。」
↑ジャーナリズムが好きな反骨精神というのは、しょせん資本主義のスポンサー様に負けるのだよ、と言いたいとしか思えないんですけれど。
それだと結局、大本営発表で国内にうそっぱちをばらまいた戦前と変わっていない、ということでは?
そうならないために、「公平性」とやらが求められてきたのでは?
政権に批判的、というだけでは「公平性」は担保できないと思いますけどね。
あと、電波媒体と紙媒体は別で考えたほうがいいと思います。
(元記事)