- アーティスト: ライトニング・ボルト
- 出版社/メーカー: Pヴァインレコード
- 発売日: 2005/11/18
- メディア: CD
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けっこう前に出ているんですね……買ったのは多分、3年くらい前です。
どんなジャンルなのか、とバンドの紹介を見てみると、「ドラム&ベース」と書いてあります。
うん、いわゆる「db(ドラムンベース)」とは違って、プレイしているやつがドラムとベースだけ、ということなんだそうです。
ブライアン・チッペンデイル(dr、vo)とブライアン・ギブソン(b)。
ウィキペディアが英語版しかないので詳細はわかりませんが、ハードコア/ノイズに分類されるようです。
どうやら本当に二人でプレイしているらしいので(インスト中心、ドラムのチッペンデイル氏が、へんてこなマスクに内蔵したマイクにがなり立てている歌ものもあります)、ちょっとミニマルっぽさもあったりするのですが、これはあんまり理屈でどうこうな音楽ではないです。
なにせ、本来リズム隊のドラムとベースしか鳴っていないので、腹の奥底というか魂の中心にがんがん迫ってくる、根源的なパワーを感じます。
それでいてどこかポップで、脳みそがしっかりシェイクされるような心地よさ。
プレイしている側はどうだかわかりませんが、受け手としては、「考えてみたけど、こりゃ感じるものだわ」(byブルース・リー師匠?)という結論にいたるだろうものです。
言葉で表現する時点で、すでに思考しているので、なかなかこの「感じる」を伝えられないのがもどかしいです。
ハードコア、ノイズですが、モダンヘヴィネスやスラッシュメタルに通じる部分もあり、形にとらわれていない「遊んでます」感がまた、真面目なメタラーからしたら怒りポイントなのかもしれません。
で、本当にデュオなのね、というのに再度驚き。
重い、速い、ライブ感、が好きな方にはたまらないのではないか、と思います。